通勤通学用のスポーツバイクと言っても距離や道によって必要なスペックや選び方が異なります。毎日乗るものだからしっかりしたものを、そして高い買い物だからこそ後悔がないように、自分が走る道の状況、距離、荷物の積載を踏まえ、自分に必要なスペックを持った通いの相棒を見つけ出しましょう。
変速数
変速とは
変速数とは前のギアと後ろのギアの枚数の掛け算で表します。前のギアは1枚から2枚、後ろは最大11枚あります。前が2枚で後ろが10枚なら変速数は2×10で20速、前3枚で後ろが9枚なら変速数は27になります。
変速のあるメリット
変速のあるメリットは停車時に軽いギアにしておくことで、こぎ出しが軽くなります。スピードが上がるのに合わせて徐々にギアを重くしていきます。足に負担を掛けずに走ることができます。また登りではギアを前後共に軽くすることで、ペダルの回転が軽くなり、軽い力で進むようになります。ただ、一こぎで進む距離は短くなります。
またスピードによってギアを変えることでペダルの回転数を一定にすることができます。回転数を一定にすることで体と足への負担を減らすことができます。
またスピードによってギアを変えることでペダルの回転数を一定にすることができます。回転数を一定にすることで体と足への負担を減らすことができます。
フロントギア
クロスバイクはフロントが3枚が多く、ロードバイクは2枚が多いです。女性を含め、通うコースに山や登りがなければフロント2枚で問題ないでしょう。フロント3枚のメリットは登りの場合、フロント2枚よりもギアを軽くできるので、坂道を軽い力で登っていくことができます。フロント2枚よりもオールラウンドに走れます。
逆に脚力に自信があり、高速走行重視の方はフロント2枚の方がいいでしょう。2枚の場合コンパクトクランクにするのか、ノーマルクランクにするのかという選択も発生します。下記記事も参考にしてみてください。
逆に脚力に自信があり、高速走行重視の方はフロント2枚の方がいいでしょう。2枚の場合コンパクトクランクにするのか、ノーマルクランクにするのかという選択も発生します。下記記事も参考にしてみてください。
リアギア(スプロケット)
リアギアのことをスプロケットと言います。最近では7枚から11枚が主流です。ギアの数が多いほど高額になる傾向があります。通う距離が5km以下であればあまりリアのギアの枚数を気にする必要はないと思います。
逆に5km以上ある場合ギアの枚数を考えた方がいいでしょう。前記の通りギアの枚数が多い方がスピード変化に対応でき、ペダルの回転数を一定にすることができます。これにより体と足への負担を減らすことができます。長距離を走るには大切なポイントです。
逆に5km以上ある場合ギアの枚数を考えた方がいいでしょう。前記の通りギアの枚数が多い方がスピード変化に対応でき、ペダルの回転数を一定にすることができます。これにより体と足への負担を減らすことができます。長距離を走るには大切なポイントです。
シーンと変速数
通う距離と起伏の有無から目安の変速数を見ると上記の表のようになります。
【シングルスピード】
シングルスピードはシンプルな構造でトラブルが少ないメリットはあります。ただこぎ出しが非常に重く、街乗りの場合、信号によるストップアンドゴーが多いため、足に疲労が溜まりやすくなります。
【フロントシングル】
前のギアが1枚で、後ろが8枚以上の自転車でも、平坦が多い6km以内の距離であればフロントの変速はあまり使うことがありません。最近では、前がシングルで後ろが8速というクロスバイクが増えています。タウンユースであれば快適に走ることができ、前がシングルでシンプルな構造なので、チェーン落ちなどのトラブルも起きにくいメリットがあります。
タイヤの太さ
一般的にロードバイクやクロスバイクの様なスポーツバイクのタイヤのサイズはは700×23cという様に表記します。700がタイヤの大きさを表します。23cがタイヤの太さを表し、数字が大きくなるほど太くなります。ロードは23cから25cが主流です。クロスバイクは25c〜32cのモデルが多いです。
太いタイヤのメリット
太いタイヤの方が路面のデコボコを吸収しそして、路面からの突き上げを和らげてくれるので乗り心地に優れています。グリップ力も増すので、雨の日でも細いタイヤよりブレーキの効きもいいです。
また、車道と歩道の堺にある段差を乗り越えるような場合、細いタイヤ程角度をつけて段差へ進入するようにしないと段差を乗り越えることができません。太いタイヤであればこういった段差を細いタイヤより乗り越えやすくなります。タイヤの厚さも上がるため耐パンク性能も上がり、細いタイヤに比べパンクがしにくくなります。
また、車道と歩道の堺にある段差を乗り越えるような場合、細いタイヤ程角度をつけて段差へ進入するようにしないと段差を乗り越えることができません。太いタイヤであればこういった段差を細いタイヤより乗り越えやすくなります。タイヤの厚さも上がるため耐パンク性能も上がり、細いタイヤに比べパンクがしにくくなります。
太いタイヤのデメリット
太さが1サイズ上がることでの乗り心地はよくなりますが、スピード感にはあまり大きな変化は感じないかもしれません。28C以上の太いタイヤになってくると、地面とタイヤの接地面が多くなるため摩擦が大きくなり、細いタイヤに比べスピードが出にくくなります。長距離の場合は28c以下のタイヤをお勧めします。スポーツバイクの走行感を楽しむのであれば細いタイヤがおすすめです。
※装着できるタイヤの太さは、自転車のフレームとホイールのサイズとの兼ね合いがあります。購入後に大きなタイヤの太さの変更はできない場合があります。
※装着できるタイヤの太さは、自転車のフレームとホイールのサイズとの兼ね合いがあります。購入後に大きなタイヤの太さの変更はできない場合があります。
車体重量
車体が重いと、こぎ出しが重いや加速性が悪いといため軽いものがいい、またはクロモリより軽いアルミフレームがいいという意見もあります。ただ自転車を担ぐシチュエーションや峠越えがないのであれば、加速性等に驚くほど差があるわけではないので特に気にしなくてもいいと思います。こぎ出しの軽さにより疲労度が変わるということも10km以内の通勤・通学であればさほど差はないと思います。
ブランド車の4万以上の価格帯のクロスバイクやロードバイクであれば重くても12kg前後に収まっています。もし室内に保管するのであれば、10kg以内の方が収納しやすいです。
ブランド車の4万以上の価格帯のクロスバイクやロードバイクであれば重くても12kg前後に収まっています。もし室内に保管するのであれば、10kg以内の方が収納しやすいです。
フレーム形状
スポーツバイクはトップチューブが高い位置にあり、いわゆるママチャリと比べて乗り降りがやりにくい点があります。
スポーツバイクにも乗り降りしやすいようにトップチューブが傾斜したモデルもあります。スタッガードフレームやミキストフレームと呼ばれるものです。このタイプのフレームであればスカートをはいた方でも乗り降りしやすいため特に女性の方にお勧めです。
荷物の積載
通勤・通学車にスポーツバイクを選ぶ際の重要な注意点の一つに荷物の積載があります。スポーツバイクはいわゆるママチャリのように前かごが付いておらず、基本的には荷物を積むことはあまり考えられていません。
荷物はリュックで背負って、自転車には積まない。またはママチャリと同じように前かごに荷物を入れるかにより、選べる自転車も変わってきます。
荷物はリュックで背負って、自転車には積まない。またはママチャリと同じように前かごに荷物を入れるかにより、選べる自転車も変わってきます。
前かごを取り付けて荷物を積む
【フロントキャリア付きのバイク】
上記の様にフロントキャリアが付いていれば前かごを取り付けることができます。ただ耐荷重は3〜5kg前後とあまり重いものは乗せることはできません。
【フロントキャリア取り付け可能なバイク】
キャリアが付いていないモデルでも下記の別売りのフロントキャリアを取り付ければ前かごを取り付けできます。取り付けできるかどうかは適合をチェックする必要があります。
リアキャリアとパニアバッグで荷物を積む
リアキャリアつき、またはリアキャリアを取り付ければパニアバッグで荷物を積むことができます。
パニアバッグもあまり重いもの、多い荷物は載せることはできませんが、スポーツバイクの外観を損なうことがないのでおすすめです。また簡単に取り外せるパニアバッグを選べば、サイクリングの時は外して乗るなど使い勝手に優れているメリットもあります。
またパニアバッグの中にはショルダーやバックバックとしても使える2WAYタイプのものもあります。
まとめ【クロスバイクかロードバイクか】
快適性や荷物を積むなどを考慮したうえで街乗りに適したモデルはクロスバイクになると思います。通勤距離が長い、または時速30km以上で走りたいとなるとロードバイクがおすすめです。
忙しい現代のビジネスパーソンは運動の時間を確保する事も大変。
でも、健康維持やスマートな体型を維持するには毎日継続した運動が大切です。
楽しくなければ途中で飽きてしまうし、面倒で続かないなら始める意味が無い。そんなときにオススメなのが自転車通勤。有酸素運動を手軽に毎日。
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- 細めのタイヤは舗装路で軽快な走り!
- 坂道も楽々のギアチェンジ
- 一文字ハンドルで親しみやすさバツグン!
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- ハイスピード走行に適した極細のタイヤ!
- ハイスピード走行に適したギヤ比
- 長距離ライドにも対応するドロップハンドル
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- 小さなタイヤは小回りもOK
- 変速付きで普通の自転車みたいに快適
- 折畳めるので保管場所に困らない
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- 太いタイヤで段差もへっちゃら
- 坂道も楽々のギアチェンジ
- サスペンション付きは乗り心地バツグン
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- ロードより太いタイヤで快適な乗り心地
- ロードより低速に適したギヤチェンジ
- 長距離ライドにも対応するドロップハンドル