GTを詳しく解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

BICYCLE

GT(ジーティー)の取扱いカテゴリ(自転車)

PARTS&ACCESSARY

GT(ジーティー)の取扱いカテゴリ(パーツ)

GT(ジーティー)について

溶接工として高い技術をもっていたゲイリー・ターナーが、息子のBMXを制作した事がきっかけに生まれたMTBやBMXをもっとも得意とするアメリカンブランドのGT(ジーティー)。
シートステイをトップチューブまで延長させる独自のトリプルトライアングル機構は、ハードライディングでも壊れにくい頑丈さと剛性を兼ね備え、高い人気を誇った。

GT(ジーティー)の歴史

1973年 カリフォルニア州サンタアナに工房を構える。
1979年 ゲーリーターナーの頭文字を取ったGT bicyclesというブランドを設立し世界に向けて販売を開始。
1980年 フレーム開発が勢いを増し、BMXの領域を次々に広げていく。FREESTYLEというジャンルを作り上げたPERFORMERも伝説的なバイクとして認知される。さらなる高性能なフレームを開発、生産する為に会社はカリフォルニア州ハンチントンビーチに溶接作業、倉庫、物流、本社機能を備えたビルを構える。この頃からBMXレースの上位を独占し、世界のGTへ。
1987年 80年代後半から開発に着手していたMTBを発表。それから5年も経たない間にGT bicyclesはトリプルトライアングルフレームを開発しBMX同様にMTBのレース界を席巻し世界を驚かせました。
1991年 アメリカで最初にアルミ素材を使用したMTBを製作。のちにチタンフレームなど様々な最先端素材をMTBの世界にもたらす。
1994年 リアサスペンションを装備したMTBの先駆けとなるRTSを発表。その性能が認められて、アメリカナショナルチームへ供給する事が決定。翌年には世界初の4バーリンケージ方式サスペンションシステムとしてLTSシリーズを発表。
1997年 カーボンファイバーの一種であるサーモプラスチックを使用したフルサスペンションMTBを開発。
1998年 STSテクノロジーを応用したダウンヒルレースに特化したLOBODHを完成。さらにGTは現行モデルの原型となる、全く新しいサスペンションプラットフォームi-DRIVEを完成させる。そのプラットフォームを使用した世界最速のダウンヒルモデルDH-iよって、世界チャンピオンの栄光がGTにもたらされる。
2012年 GTファクトリーレーシングチームに、MTBの歴史上、最も進化しているチームと言われるアサートンレーシングが加わる。
2013年 アサートンレーシングは新しくなったFURYとともにワールドカップ第一戦、第二戦と連続して兄妹でのアベック優勝という快挙を成し遂げる。レース最前線からのフィードバックを大切にし、最速バイクの開発を続けている。

トリプルトライアングルフレーム

「3つの三角形」を持つ、GT伝統のトリプルトライアングルフレームは、強度、乗り心地、パワー伝達に優れた最強のハードテイルフレーム。通常のフレームよりも溶接ポイントを多く設けることにより強度がアップし、地面に対して角度を寝かせたシートステーにより衝撃が緩和され乗り心地がアップします。また、通常のフレームよりもコンパクトなリア三角形によりねじれが抑えられペダリングパワーの伝達率がアップします。強く、高剛性で乗り心地が良いトリプルトライアングルフレームは、GTのアイデンティティーです。

サスペンションシステム

ハイピボットによる高い衝撃吸収性が特徴的です。独自のi-DRIVEやAOSはチェーンリングより高くピボット位置を設定するハイピボットシステムを採用しています。ピボット位置が高いので振り子の原理によりリアホイールは真上ではなく斜め後方へ動き衝撃を受け流す為、失速しにくく衝撃吸収が非常に高い構造です。