自転車用ヘルメットの特徴・選び方
令和5年4月1日より
ヘルメットの着用が努力義務化されました
令和5年4月1日から、年齢に関係なくすべての自転車利用者に対し、ヘルメットの着用が努力義務化されました。
自転車乗用中の死亡事故において、約6割の方が頭部に致命傷を負っています。
交通事故の被害軽減のために、自転車を運転するときはしっかりとヘルメットを被りましょう!
●警視庁Webサイト
「自転車安全利用五則〜5.ヘルメットを着用〜」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/five_rule/five_rule05.html
「頭部の保護が重要です〜自転車用ヘルメットと頭部保護帽〜」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html
自転車用ヘルメット
ヘルメットは、転倒や事故による衝撃から頭部を守る大切なパーツ・アクセサリです。大きく大人用と子ども用に分類されますが、大人用に関しては用途に応じて多様なヘルメットが展開されています。ロード用は軽量なものが並び、MTB用はバイザー付きのもの、TT・トライアスロン用は空気抵抗削減に特に力を入れたもの、ダウンヒルやフリーライド用のフルフェイスヘルメットなどがあります。普段のツーリングや通勤などで違和感なく使用できるカジュアルなタイプもあり、用途と好みに合わせて選ぶことができます。 |
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自転車用ヘルメットの主な種類
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大人用自転車に乗る時に大人がかぶる一般的なヘルメットはこちらです。ロードバイクやMTB、クロスバイクなどのスポーツバイクに乗っているときはスピードが出やすいのでヘルメットの装着は必要です。最近のヘルメットは軽量化が進み、通気性・デザインもとても良くなりました。夏場であればむしろ着用している方が涼しい、とも言われるほどです。各ブランドで、形やデザインは様々です。 |
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キッズ・ジュニア用キッズ・ジュニア用のヘルメットは、大きく分けると2ジャンルあります。まだチャイルドシートに乗るような幼児用と、一人で自転車に乗れるようになったジュニア用です。まだ可愛い子どもだから被れる派手なデザインのものが多く並んでいます。アニマルモチーフのものやキャラクターデザインのものなど豊富な種類の商品が展開されています。 |
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TT・トライアスロン/エアロヘルメットTTバイク乗車時、頭部で発生する空気抵抗を削減する事を目的に開発されたサイクルヘルメットです。時間との戦いであるタイムトライアルの必需品です。ロード用の一般的なヘルメットよりも空気抵抗が少ないため早く走ることができます。イヤーフラップやシールドの取り外しが可能なモデルや、ハイエンドカーボンを使用した完全受注生産モデルなどもあります。 |
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エクストリーム用DH(ダウンヒル)、FR(フリーライド)などの、過激なMTBライディング用のヘルメットです。スケータースタイルのヘルメットや、首から上の頭全体を覆うフルフェイスヘルメットなどがあります。安全性の高い装備品は、よりアグレッシブな走りをサポートします。近年では、後頭部を深くカバーしながらもベンチレーションの高いタイプのものが出てきており、フルフェイスヘルメットはダウンヒル競技の色合いが強くなってきています。 |
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カジュアル街中といえども、スピードが出やすいスポーツ車に乗車する以上ヘルメットは必要です。カジュアルタイプのヘルメットは街乗りにも似合うデザインと機能を併せ持っています。一見、帽子に見えるようなデザイン性のものや、80年代頃にヘルメットとしてロードレースなどでも使われていたカスクもこのカテゴリです。 |
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アクセサリヘルメットのバイザー、ヘルメットカバー、あご紐、インナーメッシュ等の各種ヘルメットの補修部品が並んでいます。 |
自転車用ヘルメットのおすすめブランド
BELL(ベル)は、常に研究開発を続け、最新の安全性・性能を追求する自転車ヘルメットのトップブランドです。レースシーンでも数々の勝利をおさめ、そのパフォーマンスはお求め易いエントリーモデル、子供用モデルから、ハイエンドのモデルまで、ラインナップ毎に求められる性能を考え、素材の選定から製法まできめ細かい配慮により生産されています。さらに多才なアーティストによるデザインカラーモデルは、他のヘルメットブランドには無い魅力を秘めています。 | |
LAZER(レーザー)は、ベルギーに本拠を置く、ヨーロッパを代表するヘルメットメーカーです。モーター自転車用ヘルメットをはじめとして、自転車、スノーモービル、スキー、マリーンスポーツ、四輪レース、そしてスカイスポーツと、さまざまな分野で高い評価を受けています。LAZERヘルメットは最高の安全性を確保するため、絶え間ない研究と厳しい品質管理を行っています。 | |
OGK Kabuto(オージーケーカブト)は、世界のニーズと信頼にこたえるために、日々、研究を重ねる日本のメーカーです。ヘルメットを始め、アイウェアやグローブなどのライダーを保護する商品を主に展開し、ボトルやボトルケージなどのアクセサリー商品も展開しています。日本人のシルエットに合う商品を展開しています。安全性能が非常に重要なヘルメットにおいて、商品開発には、レースシーンから得たサポートライダーからのデータを分析し、様々な試験や実験を繰り返し行い、より良い製品作りを目指しています。日本人の頭の形状に合ったサイズ展開で、ダウンヒルやタイムトライアルに最適なモデルや、ロードバイクやクロスバイク、フィットネスに使えるモデル、キッズ用のモデルなどをラインナップしています。 |
使用するシーンに合わせた自転車用ヘルメット
ヘルメットは自転車に乗る時に、頭部を守るための最も重要なアイテムの一つです。
また、頭部を保護するだけでなく、サイクリングやロングライド、レースといったサイクルシーンに合わせて、効果的な機能を持つモデルがあります。
自身に最適なヘルメットを着用し、より安全で快適なライドを楽しめるように、様々なシーンに合わせたヘルメットの選び方をご紹介します!
通勤・通学・街乗り用
多くの人は交通量が多く、人や車が混雑する時間帯に走行することでしょう。安全に職場や学校へ行き、帰宅するためにもヘルメットは必須です。通勤通学用のヘルメットは毎日使用するものなので、安全性が高く快適なものだと嬉しいですね。もちろんデザイン性や価格も見逃せないポイントです。
選び方のポイント
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1. 軽量
毎日被るヘルメットの重さが身体にダメージとして蓄積し、肩こりの原因になることも。300g以下のなるべく軽いタイプを選びたいです。
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2. フィット感
サイズが合っていないヘルメットの場合、頭部に衝撃を受けた際に脱げてしまうことも。車や人ごみの中を安全に走る為に、自身の頭に合ったサイズのヘルメットを選びましょう。
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3. デザイン性
最終的なヘルメット選びに重要なのは、自分の好みのデザインであるかどうか。また、私服や制服、スーツで自転車に乗ることも考慮して探してみましょう!
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4. 価格
価格差による基本的な安全性は変わりません。そこそこの性能で安価なものを購入出来ると嬉しいですね。
おすすめのヘルメット
- RECT
- ブランドOGK Kabuto
- メーカー参考重量245g
- JCF公認
- XF-8アジャスターで上下4段階に調節が可能です。後頭部を包み込むようなサポート感とフィット感を感じられます。夜間走行の為のテールライトを取り付けやすいシリコンベルトタイプです。
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- SPHERE
- ブランドLAZER
- メーカー参考重量250g
- JCF公認豊富なカラー
- LAZER独自の調節機構で、頭部周囲を自分に合わせて細かく調節可能です。18個の冷却口と排気口が前頭部から後頭部へと空気を流し、頭部を涼しく快適に保ちます。ヘルメットの衝撃吸収フォームの周りをポリカーボネート層で挟み込むことで、クラッシュ後もフォームをつなぎとめ、さらに衝撃が加わった場合の保護力を強化しています。
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- WALNUT
- ブランドCAPOR
- 帽子デザイン
- 「見た目は普通の帽子 中身は安全安心の自転車用ヘルメット」
取り外して洗濯できる帽子のような形のカバー付き。通気孔の多い穴あきヘルメットのルックスが苦手な方にもおすすめです! - 販売ページへ▶
ロングライド・レース用
ロングライドやレースではヘルメットの軽さをより重視します。頭上で数十グラム重いだけで首や肩の痛みや疲労に繋がります。また、空力が良いものを着用することで、首周りの無駄な力を使わずに済みます。走行時間が長いほど軽さ・空力・放熱性に重点を置いたヘルメット選びが肝心です。
選び方のポイント
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1. 軽量
ロングライドでは徐々に頭の上の重みが負担となります。肩や首の痛みを軽減するためにも240g 以下の軽いヘルメットがオススメです。
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2. 空力
空力性能の優れたヘルメットを選ぶことで走行中の空気抵抗を軽減することが出来ます。速さを追求するライダーがヘルメット選びの際に気に留めておきたいポイントです。
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3. 放熱性
長時間のライドになればなるほどヘルメット内部に熱がこもりやすく、汗を掻きやすくなるので素早い放熱が大切です。ヘルメットと頭皮を清潔に保つためにも、通気性の良いモデルを選びましょう。
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4. JCF公認
JCF公認ヘルメットとは自転車競技連盟競技規則などに適合してい るヘルメットであり、日本のレースでの着用が認められているものを指します。JCF公認シールが張っていない場合、レースには出場出来ません。レースに出場したい場合には必ずJCF公認のヘルメットを選びましょう。
おすすめのヘルメット
- AERO-R1 CV
- ブランドOGK Kabuto
- メーカー参考重量XS/S:195g S/M:205g L/XL:235g
- JCF公認豊富なカラー
- ヘルメット後部に発生する乱流を整える画期的な空力機能で、ショートテールながらもロングテール同等 の空気抵抗を実現しました。状況に合わせて着脱できるオーバーシェルが付属。専用のシールドもマグネットの取付で簡単に着脱が可能です。
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- AIRBREAKER
- ブランドABUS
- メーカー参考重量M:200g L:230g
- JCF公認豊富なカラー
- 安全性と高いエアロダイナミクスを両立しながら軽量化に成功。内部に取り込まれた空気をヘルメット内部に配置した深い溝に沿って通過し、頭部を効果的に冷やします。
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- PROTONE ICON
- ブランドKASK
- メーカー参考重量M:230g
- JCF公認豊富なカラー
- 数々のロードレースでタイトル獲得に貢献し人気を誇るPROTONEの後継モデル。空力性能の向上のため、ベンチホールを広げているのが今作の大きな特徴です。
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- SYNTHE MIPS ASIAN FIT
- ブランドGIRO
- メーカー参考重量M:250g
- JCF公認アジアンフィット
- 頭の上から僅かに浮くような設計で、通気孔から効率よく空気を流し、頭部の熱を冷却します。内部パットには、純銀の層が含まれており、抗菌・防臭に効果を発揮します。
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- Strada KinetiCore Asian Fit
- ブランドLAZER
- メーカー参考重量290g
- JCF公認アジアンフィット
- Lazer独自の「キネティコア」で、直接衝撃と転倒時の衝撃のような回転衝撃の両方から保護します。後部にあるスクロールシステムベルトで貴方に合わせたフィットに調節可能です。
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- OMNE AIR WF MIPS
- ブランドPOC
- メーカー参考重量330g
- JCF公認アジアンフィット
- 360度の調整システムで快適なフィット感を実現。POCのヘルメットの中でも、受賞歴のあるロードサイクリング用ヘルメットから着想を得た構造で、長時間のライドでも優れたパフォーマンスを発揮します。
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ヒルクライム用
ヒルクライムでは上り坂を走り続けることになるので、ヘルメットは何よりも軽さが重視されます。頭上の重みは、身体的のみならず精神的にもプレッシャーになります。ヒルクライム中の速度は平地よりは出ないので、エアロ性能も気にせずに軽量なものを選びましょう。
おすすめのヘルメット
- VALEGRO
- ブランドKASK
- メーカー参考重量S:180g
- JCF公認
- KASKの製品の中でも最軽量を誇る高性能なヘルメットです。頭部の接地面積を一般的なヘルメットと比べて70%減少させることで180g(Sサイズ)という軽さを実現しました。
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TT・トライアスロン用
速度を追求するため、空気抵抗を極限まで低減出来るような流線型で通気口が最低限のモデルが一般的です。レース中の事故の危険性も高くなるので、しっかりとした強度のものを選びましょう。
おすすめのヘルメット
- GAMECHANGER TT
- ブランドABUS
- メーカー参考重量M:320g L:340g
- JCF公認
- 優れたエアロ性能と通気性を持ち、ハイスピードなトラックレースをはじめ、坂道の多いレースにも最適です。
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自転車用ヘルメットについて
自転車用ヘルメットの特徴・選び方を詳しく解説。自転車用ヘルメットの選び方が分からない、迷ってる方に、自転車用ヘルメットのオススメの選び方を紹介します。自転車用ヘルメット選びにご参考ください。おすすめ人気ランキングもどうぞご参考に!