
SHIMANO 105を詳しく解説
SHIMANO 105 R7000 シリーズはこれまで以上にサイクリストにパワーをもたらし、ロードサイクリングというスポーツの魅力を高めます。 ビギナーのトレーニングに最適なアイテムから、レースで真剣に走り込むのに必要なツールまで、すべてのサイクリストをサポートする頼れる製品が揃っています。 トリクルダウンテクノロジーを採用し、さらにアクセスを追求した SHIMANO 105は、常に一歩先へとチャレンジするサイクリストに意欲と刺激を与え続けます。
コンポーネント・パーツ
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クランク・チェーンホイール
上位機種と同様に中空クランク機構、HollowTech?の採用により高剛性を実現。
極限まで肉抜きしたチェーンリングやスパイダー部分の裏側など、軽量化にも余念がありません。
シルバー・ブラックのカラー展開もあり、バイクとの相性も決められます。 -
デュアルコントロールレバー
上位機種であるDURA-ACEを踏襲したエルゴノミックな形状を持ち、従来のシリーズよりも小さなブラケットを実現。手の小さな方にも使いやすく、急な下りでも確かな制動力が得られます。
ポリマーコーティングのシフトワイヤーを採用し、変速の滑らかさも健在です。 -
フロントディレイラー
シフトワイヤーを固定するアームを長くすることで、フロント変速を軽いタッチで実現。
剛性の高まったクランク・チェーンリングと相まって、変速性能は著しく向上しています。 -
リアディレーラー
新たに11sに対応した105のリアディレイラーは、以前の105同様に確実なシフティングを実現。
ディレイラー内のスプリングの強さを改良。シフトワイヤーのルーティング変更により既存のモデルよりも軽いタッチを可能としています。
ポリマーコートの専用ワイヤーも用いる。 -
ブレーキ
ダイレクトマウントモデルもラインナップされるようになった新型モデルでは、ダブルベアリングを採用して引きの軽さとストッピングパワーを向上させている。新型のR554Cのブレーキシューを装備し、ドライ時だけでなくウェット時での制動力も引き上げています。
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スプロケット
11速になったことで、選択できるギアが増えたのはもちろんのこと、ワイドギアのカセットのラインナップが増えている。
最大ローギア32Tなど、傾斜のきついヒルクライムやリアキャリアに荷物を積んだツーリングなどでは大きな助けとなります。
さらに上位グレードへ
SHIMANO ULTEGRA(シマノ アルテグラ)
ON-ROAD DISK BRAKE SYSTEM(オンロード・ハイドロリック・ディスクブレーキ)
ロード用に開発された油圧ディスクブレーキシステムには、shimanoのMTBの油圧ブレーキのノウハウによって作り出され、ロードブレーキの理想形態とも言えるシステムです。
軽量化・コンパクトを追求するためにリザーバータンクを極限まで小さくすることで、変速システム一体型を実現しています。
ディスクブレーキはリムの摩耗や加熱を引き起こすことなく、カーボンリムに多いリム破損のリスクを減らすだけでなく、天候によらず常に高いストッピングパワーを発揮します。そのため、シクロクロスなどのオフロード競技での活躍が期待されます。
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デュアルコントロールレバー
リザーバータンクを極力小さくしたことで、従来のSTIと変わらないサイズのブレーキレバーを実現。
ブラケットが小さく握りやすいため、オフロードを走行するシクロクロスでも活躍します。
機械式の変速システムを採用したことでメンテナンス性も優れます。 -
ディスクブレーキキャリパー
MTBコンポーネントのフラッグシップXTRの技術を応用した設計。
対向2ピストンにより高いストッピングパワーを実現します。
また、ブレーキングによる発熱を抑えるためのアイスフィンを大きくすることで安定したブレーキングを実現します。 -
ディスクローター
アイステックテクノロジーを採用したローターは軽量性に優れながらも排熱機構にも優れ、ハードブレーキングにも対応。
また、小さな140mmローターを採用することで、ロードのキャリパーブレーキのようなフィーリングを実現し、スピードコントロールにも優れます。 -
ディスクブレーキ用ハブ
ロードコンポでありながら、オーバーロックナット135mmに対応しています。
カップ&コーン構造を採用しており、メンテナンス性だけでなく耐久性にも優れます。
また、水や砂の侵入をシャットダウンする構造で、オフロードのシクロクロスにも向いています。