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プレッシャープラグ・スターファングルナットの取り付け方

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更新日 :

投稿者:mechanic

プレッシャープラグ・スターファングルナットの取り付け方

一般に、アルミコラムやクロモリコラムの場合、固定力に優れ軽量なスターファングルナットを用いてトップキャップを取り付けます。取り付けには専用工具が必要です。

カーボンコラムの場合、トップキャップの取り付けを行うために、プレッシャープラグを用います。スターファングルナットは、カーボンコラムにはダメージを与えるため利用できません。カーボンコラムで、いつまでもヘッドのガタが取れないとき。アヘッドステムの取り扱いもご覧下さい。

スターファングルナット

スターファングルナットは、一方向にしか圧入できない花形のナットです。挿入方向があるので注意してください。また、圧入するにはスターナットセッターおよびハンマーが必要です。

スターナットセッターなしで圧入を行なうと、高確率で斜めに入ってしまいます。一度傾いて入ると修正は困難ですので、必ず専用工具を利用するか自転車店へ作業を依頼して下さい。

スターファングルナットの取り付け

スターナットセッター

HOZAN STAR-FABGLED NUT SETTER (C-460)

HOZAN STAR-FABGLED NUT SETTER (C-460)

スターファングルナットをねじこむ

スターファングルナットをねじこむ

フォークコラムに差し込み、頭をハンマーで叩いて圧入する

フォークコラムに差し込み、頭をハンマーで叩いて圧入する

圧入する深さは約5mm程度です。

プレッシャープラグ

プレッシャープラグ

プレッシャープラグ

プレッシャープラグとは、スターファングルナットが使えないカーボンコラムのフォークでも、ヘッドパーツに適切な圧力をかける為のパーツです。重量はかさみますが、コラムの長さが変わっても簡単に適応できるというメリットもありますが、基本的には鉄・アルミコラムには用いられません。

プレッシャープラグの取り付け方

ここでは解説の為フォーク単体で作業していますが、実際はステム、コラムスペーサーなど必要なパーツを取り付けた状態で作業します。また、今回取り上げるものとは見た目や作業手順、サイズ、利用する工具のサイズが異なるものがあります。

プレッシャープラグの構造

プレッシャープラグの構造

プレッシャープラグは、フォークの中で拡がり、固定されるウスと、アヘッドで一般的に用いられるトップキャップおよびボルトで出来ています。ウスを拡げる為の6mmアーレンキー用頭とトップキャップのボルトが入る穴は共通ですので、作業前にトップキャップを取り除いてください。

  1. ウスの大きさを合わせる
    ウスを調整する

    ウスを調整する

    ウスの大きさを、フォークコラム内径とほぼ等しい大きさにして、コラム内部に「少し力を入れないと入らない」状態にします。

  2. ウスを固定する
    ウスを差込み、固定

    ウスを差込み、固定

    ウスをコラムの上端から5mmほどの位置まで沈め、6mmアーレンキーで締めて、コラム内部で動かないようにします。(特にカーボンコラムの場合は)指定トルクが明記してある場合はそれに従ってください。

  3. トップキャップを装着する
    トップキャップを固定

    トップキャップを固定

    トップキャップと、付属するボルトを5mmアーレンキーで締めます。ここからは通常のアヘッドステムの調整と共通です。

  4. プレッシャープラグは固定が甘いと非常に緩みやすいので、取り付け後しばらくはヘッドパーツにガタが生じていないか毎回確認して下さい。

取り外し方

トップキャップを取り除いて、6mmアーレンキーでウスの固定をといてください。差し込む深さを変更する場合は、一度取り外して再度取り付けてください。

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投稿者情報:mechanic

京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

質問・コメント一覧

  • 2012/11/08 - まーく

    はじめまして。
    カーボンコラムのプレッシャープラグ締め付けトルクはどのくらいでしょうか?

  • 2012/11/11 - mechanic

    まーく 様。

    スタッフ森田です。
    お問合せありがとうございます。

    カーボンコラムのプレッシャープラグの締付トルクにつきましては、たとえば大メーカーのGIANTでは「推奨:4Nm / 最大:6Nm」としております。
    カーボンコラムなど、カーボンパーツは強く圧迫されると表面が傷みやすいので、上の推奨値を参考に、
    ちょっと弱めで止めて、あとは固定力を確認しながら、必要であれば手でもう少し締めるという要領でやってみられるとよいと思います。

    くれぐれも締めすぎにはご注意ください。

  • 2012/11/13 - まーく

    森田様

    ご回答ありがとうございました
    DEDAのプレッシャープラグを使用しておりまして、ご回答拝見前ですが、6Nmで締めましたところキャップを締付けると簡単にプラグが浮いてしまう状態でした。

    切り落として不要となったコラムで試したところ10Nm程でもコラムの歪みやカーボンがつぶれるような音が出ませんでしたので、この数値で問題なく使用しております。

    ご教授頂いたように徐々に確認しながら締め付けるのがやはりベストな感じです

    ありがとうございました

  • 2012/11/13 - mechanic

    まーく 様

    スタッフ森田です。
    ご連絡ありがとうございます。

    締付トルクは、メーカーの指定があればまだよいのですが、
    特に表記のないものも多く、悩むところです。
    ネジの締り抵抗があれば、トルクレンチの表示数値も、実際の締りのわりには大きくでますし。
    まーく様がされたように、状況を確認しながら締めていくのがやはりベストですね。

    ありがとうございました。

  • 2014/06/24 - のりすけ

    はじめまして
    スターファングルナットを圧入するのは約5mとありますがホーザンの工具を使うと
    打ち込んだ時に自動的に5mで止まるのでしょうか?

  • 2016/08/26 - ケイゾー

    はじめまして
    最近、ヘッドがガタついており、色々試しているのですが、ガタつきが収まりません。
    今回、プレッシャープラグの装着方法、ウスとトップキャップを別々に取り付けることを初めて知りました。これが原因なのかな?と思ったりし、ちょっと期待をしてます。
    そこで質問なんですが、
    ウスをコラムの上端から5mmほどの位置まで沈めるとありますが、これより深い位置だと、締まり具合などが変わったりするのでしょうか。

  • 2016/08/28 - mechanic

    ケイゾー 様

    お問合せありがとうございます。
    お尋ねの件ですが、
    プレッシャープラグの挿入があまり深いとトップキャップからのボルトがしっかり届かないということもありますし、
    挿入が深い場合、フォークコラム上部にステムを取り付けてステムのクランプボルトを締めた時に、コラム内側に何もない位置でボルトをしめますと、コラムが負けてひしゃげてしまいます。
    ステムのクランプボルトの位置には、コラム内側にちゃんとプレッシャープラグがはまっているということが必要です。

    よろしくお願い致します。

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