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クイックリリース(スキュワー)の扱い方
スポーツ自転車、特にロードバイク、MTBでは、クイックリリース(スキュワーとも呼ばれます)というカムつきナットで車輪を固定しています。この機構のおかげで、少ない工具でパンク修理やホイール着脱を行うことが出来ます。この機構は正しく取り扱っている限り、高い信頼性を持っていますが、不適切な取り扱い方をすると走行中に車輪が外れるなどの大事故につながるので、正しい取り扱い方を必ず理解してから扱ってください。
クイックリリースの種類
- カム内蔵型
- 外部カム型
- アーレンキー型
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クイックリリースレバーがなく、代わりにアーレンキーで締めるタイプです。レバーがないので軽量化パーツとして、また強く締め付けることが出来るのでMTBでのホイール剛性強化に使う方がいます。しかし工具無しではずせないので、アーレンキーを常に携行してください。
- 鍵つきなど特殊型
- 盗難防止の為、固定後専用レバーを取り外せるようにしたものもあります。いわゆる「鍵」ではないので盗難防止効果は限定的ですので、高級ホイールを取り付けている場合はワイヤーロックとの併用がおすすめです。
クイックリリースレバーの締め方
- クイックリリースを取り付ける
- 車輪を取り付ける
- クイックリリースレバーを調整し、締める
クイックリリースは、一部のシートポスト固定などにも用いられますが、やり方は同じです。車輪以外の場合は固定力を加減してください。
クイックリリースレバーのはずし方
クイックリリースレバーを引き、ロックを緩めます。後輪やシートポストなどはその状態で外れますが、前輪には脱落防止用のつめが付いているので、クイックリリースレバー反対側のナットを、車輪が外れるまで緩めてください。ナットが外れるまで緩める必要はありません。また、一部完成車には、クイックリリースレバーを緩めるだけではずれ、その代わりクイックリリースレバー反対側のナットが固定されているタイプもあります。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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- 2011/04/01 - mechanic
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こんにちはスタッフ山田です。
ご返答遅くなり誠に申し訳ございません。
固定式ですとレバーの代わりにアーレンキーなどで
締め付けるタイプになります。
弊社扱いですと下記商品になります。
(お考えとは違う場合はご容赦くださいませ。例えばピストなどのハブナットで
止めるタイプには変更が非常に難しくなり弊社ではご案内出来ません。)
http://www.qbei.jp/product_info/product/20470
もしくはクイックレリースでレバーを外せるタイプもございます。
http://www.qbei.jp/product_info/product/21072但し、極めて稀ですがフレーム形状によっては取り付けに適さない場合もございます。
宜しくご検討くださいませ。
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- カテゴリ/タグ:Checklist(点検箇所), 基礎知識
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古いMTBを通勤に使おうと思い、クイックリリースを固定式に交換したいのですが、
どのようなものがありますでしょうか?
ご紹介いただけましたら幸いです。