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第54回★無理せず乗れる自転車を選ぶこと。

投稿者:DJ GALAPA

第54回★無理せず乗れる自転車を選ぶこと。

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みなさんこんにちは!DJがらぱです。

そろそろもう09年モデルの展示会なんかが始まりはじめました。
その一方で、人気のある08年モデルは納品が今ごろ、なんていうことも珍しくありません。
これから11月くらいまでの間は情報もたくさん、展示会もたくさん。
雑誌やカタログを広げて新しいモデルが欲しいなあ、なんて思うシーズンですね。

最近、レース会場で見かける自転車は、ホビーレースでは海外モデルがやはり多いな、という印象なのですが、高校生のレースなどでは、Anchor(アンカー)が非常に多いです。

Anchor(アンカー)といえば、言わずと知れたブリヂストンのブランド。

このAnchor(アンカー)を見かけることがここ数年でぐっと増えました。

これは、もちろんAnchor(アンカー)の良さもあるのですが、国産のフレームだからこそのメリットがある部分も大きいと思います。

それは、設計の段階での想定されるフレームサイズの問題です。

メーカーが最初にそのモデルを設計するときに基準とするフレームサイズの大きさ、というのは、目に見えないものですが、特に身体の小さな日本人には重要なポイントになることがあります。

ヨーロッパのブランドでは、つくる時に基準とするサイズはだいたい550~570ミリくらいのフレームサイズだといわれています。
つまり、そのサイズに乗るくらいの身長の人を基準として設計しているということ。

そう聞くと、「でも、フレームサイズはたくさんラインナップがあるし、別に問題ないじゃないか」と思われるかもしれません。
でも、フレームサイズは日本人にとって大きなサイズでコンセプトされたモデルだと、そのラインナップの中での小さなサイズをチョイスしたときにフレームが固すぎる、などの目に見えない問題が起こることがあります。
特に女性やジュニアの選手には重要なポイントです。

サイズの小さな自転車は、それだけ三角が小さくなり、フレーム剛性があがってしまいがちです。
本当は、身長が低くて、パワーにも限界がある場合、フレーム剛性は低めに作ったほうが使いやすい、乗りやすいことも多いのに、逆になってしまうのです。

もっと悲惨なのは、どうしても、その自転車に乗りたいから、といって、サイズが大きいものに無理に乗ってしまうこと。
サドルを下げれば乗れる範囲であっても、自転車はまたがってこげたらOKではありません。

実際、高校生の大会で、検車に通らない非常に無理の有るポジションでやってくる子もいまだにいます。

その点、国産のフレームは、日本人の身長を最初から基準として想定しているので、ポジションもしっかりと取れるし、フレーム剛性も適切なものになることが多い、というメリットがあるということなのです。

これは何も競技車両に限ったことではありません。
よく、子供の自転車で、サドルをめいっぱい下げればなんとか乗れるから、とすぐに大きくなるからと言う理由でギリギリ乗れる明らかに適正サイズより大きな自転車を選ぶ方がいらっしゃいますが、これはゼッタイにやめたほうがいい。

というのも、サイズが大きければそれだけ腕の長さなども考慮されてサドルからハンドルまでの位置が遠かったり、取り回しが身体にあっていなかったりするからです。

カタログにある適性身長のめいっぱい下なのに、「すぐ大きくなって買いなおさないといけないから」と無理やり買ってしまう方をよく見かけますが、命を預ける乗り物なのですから、そこはしっかりと身体に合ったものを選んであげて欲しいと思います。

それに、これは競技車両でももちろん言えることですが、自分にしっかりとあった自転車に乗ると楽しい!
これが重要です。

大きすぎて怖い、とか、フレームが硬すぎて疲れる、とか、何かしら自分にあっていないことがあると、楽しくないものです。

流行のカーボンや、根強い人気のアルミフレームも、実はパワーのない人にとってみれば硬すぎて使いにくいと感じたりするものなのです。

これは雑誌などのインプレでは読み取れないもの。

見た目のかっこよさも大切ですが、自分の身体に合ったものを選ぶ、ということがさらなる自転車の楽しさを教えてくれる、ということもポイントに入れて、09モデルをご覧になってはいかがでしょう。

ちなみに私は、おチビでパワーもないので、未だにクロモリ(鉄)フレームがお気に入り。
アルミは硬すぎて使いこなせません。

ロードもマウンテンも、クロモリフレームを大事に大事に乗っています。

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