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第18回日本トライアスロン選手権

投稿者:山本 良介

第18回日本トライアスロン選手権

第18回日本トライアスロン選手権

2012年シーズンの最終戦として日本選手権に挑みました。
今回はレース参戦記を紹介させていただきます。

 

●第18回日本トライアスロン選手権(2012/東京港)/(2012NTTトライアスロンジャパンカップ最終戦)
2012年11月11日
東京、東京港周辺 オリンピックディスタンス(51,5km)

 

1位 田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員) 1:44:14
2位 山本良介(トヨタ車体) 1:45:05
3位 細田雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター) 1:45:36

 

●2012NTTトライアスロンジャパンカップ結果
1位 田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)
2位 細田雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター)
3位 山本良介(トヨタ車体)

 

苦しいシーズンとなってしまった今シーズンを有終の美で飾るとともに、来シーズン以降の挑戦に自信をつける為にも「優勝」の二文字が欲しい日本チャンピオンのタイトル。
また、9月に制したロングディスタンス日本選手権との2冠を目指してスタートラインへ。

 

目次

●スイム

第18回日本トライアスロン選手権 スイム

例年は10月の開催ですが、今年は海外シリーズ戦との兼ね合いで11月2週目の開催。
気温、水温共に、非常に低くウェットスーツ着用許可。
これまでは2ピースタイプのウェットスーツを好んで使用していましたが、今回からはワンピースタイプのオーダースーツに変更。
理由はトランジッションの早さと、着た感じもワンピースがフィットするようになったから。
スタートはビーチスタートで、波は無し。
スタートのテクニック、約90度曲がるブイが1周で3回なのでブイを回るテクニックが重要。
+波が無いのでプールでの泳力差が重要なお台場のスイム。
スタートはまずまずで第1ブイを2番手で回る。
毎年、ここでだいたいのスイムアップが予想できる。
あとは流れに乗るだけだが、今年は田山選手の泳力が好調で見逃してしまった。
その後の1周目は細田選手の後ろで泳ぎ3番手で1周目フィニッシュ。
トップとは離れている。
2周目に入り、2番手に上がり前を追うが離される一方。
泳力の差が出てしまった。。
スイムは6名の第2集団でフィニッシュ。

 

●バイク

第18回日本トライアスロン選手権 バイク 第18回日本トライアスロン選手権 バイク

想定内のバイクスタート人数だったが、できれば田山と一緒に上がってバイクスタートしたかったというのが本音。
集団内での実力者は細田選手のみで、他の選手は勢いのある若手選手達。
まずは厳し目に叱咤激励して集団をまとめる。 バイクは5km×8周回。
1周目の終わりで田山選手をとらえる。 そこで地味にペースを上げてみて各選手の脚色を少し伺ってみる。
まあみんなまだまだ元気だ。
10回以上このコースでレースしているが、このコースで少人数集団内から抜け出すのは容易ではない。
過去を見ても2008年に抜け出して約1分差をつけるのが精一杯だった。
トライアスロンの場合、コースや気象条件が重要なのは勿論、集団人数、残り距離なども計算しないとエスケープは決まらない。
なんせ、40kmしかないバイク距離で実力者達から逃げ切るのはかなりのリスクは伴うのです。
それでも僕は理想のレーススタイルのバイクエスケープからの逃げ切り優勝を追求したいのですが。
話はレースに戻して、2周目からはハイアベレージをキープしながら巡航。(42~45km/h)
前半から中盤にかけてトラブル等で2名が脱落。
風もやや吹いているが5人いれば問題無し。
前半から中盤にかけては、後続の第2集団とはタイム差がほぼ変わらず。
第2集団はやや大所帯。
こういう展開になると、少人数の集団はローテーションを乱さずに粘って走っていれば、後半に必ずタイム差が開く。
なぜなら、大人数の集団は後半にかけてランの事を考え出して引かない選手が出てくるからペースが乱れ出す。
若手に声をかけながら後半に入ってもハイペースをキープ。
案の定、後ろとはタイム差が開き出す。
自分としては、後ろに追いつかれたくないんではなく、田山、細田、山本のトップ3選手のいる集団が、どんな状況であれ後ろの集団を引き離していくという強いレース展開をしたかったんですよね。
先頭集団に入った若手選手達にも自分たちでレースを作って、アドバンテージを得ていくというレースも経験させたかったし。
話は勝負に戻して、5人でバイクフィニッシュ。
自分の感覚としては、夏にロングを経験した事もあって、苦しいと感じる事無く安定してバイクパートを走る事ができた。

 

●ラン

第18回日本トライアスロン選手権 ラン

トランジットを素早く終えて、トップでランへ。
脚はジワッと重い感じはするが、レース前から先手必勝で押していく予定。
しばらくして、田山選手と細田選手が追いついてくる。
2km地点までは2人団子で凌ぎ合い。
徐々に脚がきつくなり出して、1周目の終わりで少し離されかけてしまう。
「優勝」の二文字のみを思い続けてトレーニングをしてきたので、気持ちは前へいくが脚がついてこない。
そのタイミングで田山選手のアタック。 2′50″前後ペースの強烈なスパート。
なす術も無く背中を見送ってしまった。
焦らずに自分のペースで前を追い続けるが、ジワジワと引き離されていき51秒差でのフィニッシュとなりました。

 

ロンドンオリンピアンとの実力差を見せつけられたレースになりました。
悔しい気持ちのみが残るレースとなってしまいましたが、昨年の同大会と比べてもランラップのみでも2分近くタイムを短縮。
非常にハイレベルな戦いの中で、今後の活動への自分自身への`自信`を、少し取り戻す事ができる大会にもなったと思います。

 

1年間、たくさんのご支援、ご声援ありがとうございました!
2013年シーズンは新たなチャレンジをしていきたいと考えています。
その為にもこのオフシーズンはたくさん練習しますよー。
お互い頑張りましょうね!!
ではではまた次回お会いしましょう~

 

●使用機材
・レースウェア  → 2XU  エリートトライスーツ
・バイクフレーム → FELT  F1
・サングラス   → OAKLEY  RADARLOCK PATH asian fit(Blood Orange/Jade Iredium Vented)
・ヘルメット   → OGK  レジモスTR
・バイクシューズ → SiDI  T-3
・ランシューズ  → asics  スペシャルシューズ(ソーティマジックベース)

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投稿者情報:山本 良介

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