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第41回☆ワールドカップ石垣島大会

投稿者:山本 良介

第41回☆ワールドカップ石垣島大会

みなさん、こんにちは。
GWも終わりいかがお過ごしですか?
今年のGWは連日素晴らしい天気で最高のお出かけびよりになりましたね。
あれだけ太陽が出てくれて暖かいと家にいるのがもったいない気持ちになりました。
僕はといえば4月25日・石垣島大会と5月8日・WCSソウル大会の間との期間でしたのでどこかに出かける事はできずにトレーニングの日々でした。
トレーニングの日々でも満喫できる気候のGWでした。

先ほども述べましたが4月25日にワールドカップ石垣島大会に出場しました。
この石垣島大会は10年以上連続でワールドカップを開催しており世界で一番長く開催されている国際大会です。
近年ではテレビ番組でも取り上げられて有名になりましたが一般の大会も併催されていてこの期間は島中がトライアスロン一色になってくれます。
一般の大会は午前中開催で今年は個人、リレーの部をあわせると1700人以上の参加者でした。
一般の部はエントリー締め切りの1ヶ月前に定員に達して締め切りになったそうです。
年々、人気が増してきています。
コースロケーションも最高ですし、島の人達も歓迎してくれるし、レース中もレース前後も最高な大会なので人気が出て当然でしょうね。
午前中の一般の部が終了すると、午後からワールドカップが開催されます。
女子が13時から、男子は15時45分からとやや遅めのスタートです。
男子だと夕方前のスタートになるので起床時間も遅めに食事のタイミングもうまく合わせないとレース時間にピークを合わせられません。
数日前からスタート時間に合わせて過ごし始めたりと、このあたりも入念な計画が必要になります。
開幕戦のシドニー大会は朝の7時スタートでしたので早朝にレースしたり夕方にレースしたりとなかなか大変ですよね。。。
今年の石垣島大会はWCSでなくワールドカップシリーズでしたので世界の超一流どころは出場せずに各国のU-23世代のトップ選手が多く集まりました。
出場選手は40人強。
ランキング上位者から振り分けられるレースナンバーは3番。
出場選手の中で世界ランキングが3番手ということは順当に走れば3位以内でなければいけないということ。
もちろん目標は優勝のみでした。

ワールドカップ石垣島大会・スイム

スイムはスタートダッシュでうまく抜け出して先頭集団でバイクへつなげること。
スイムに関しては1500mを16分台で泳ぐ泳力が必要とともにスタートで抜け出す事が重要だと感じています。
いくら泳力があってもスタートで出遅れるとたくさんの選手にもまれて沈められたりというトラブルに巻き込まれる可能性が高くなるので自分の泳ぎをすることができなくなります。
トラブル回避、無駄な体力を使わない為にもスタートで抜け出して良い流れの集団で泳ぐ事が重要になります。
その為にはスタート前の集中とまわりの選手と接触しても絶対に引かないという強い意志を持ってスタートラインにつかなければなりません。
少しでも迷いがある時は当たり負けしてしまいますからね。
石垣大会では集中してスタートに挑める事ができたのでスタートダッシュに成功してスタート直後から先頭に抜け出ることができました。
その後もまわりの流れをうまく利用しながら自分の泳ぎをすることができ先頭集団でスイムフィニッシュすることができました。

ワールドカップ石垣島大会・スイム

バイクスタート時は約10人の先頭集団を形成。
この人数であれば意志の疎通が図れる限りペースで上げていき後続集団に差をつけてランに入る事ができる。
完全とは言えないものの序盤はスムーズにローテーションできて後続との差をひろげることに成功。
しかし中盤から数名の選手が先頭を引かなくなってしまった事から集団にまとまりがなくなりだし崩壊。。。
世界のレースを走り慣れている選手達ならここで休む事はないのですが若い選手が多かったので勝負どころのところで休んでしまう。
それをまとめられなかった自分にも責任はあるので歯痒い展開となってしまいました。
案の定、すぐに後続との差が縮まってしまい捕まってしまう。
そこからは完全に牽制モードに入ってしまい第3、第4集団にも追いつかれてしまう展開に。
自分自身は第2集団に追いつかれたところから頭をラン勝負に切り替えてレースを進めました。
後半に一人の選手が抜け出したが残りの選手は大集団のままランへ。

ワールドカップ石垣島大会・バイク

トランジットを前方で終えてランスタート。
ランコースはアップダウンが勝負のわかれめになるタフなコース。
あとは強風が吹いていたのでこのあたりも注意しながら走りました。
ランスタート直後から6人で先頭集団を形成。
要所でどの選手に余裕があるのか確認しながら走る。
各選手がポイント、ポイントでペースの上げ下げをして探り合いと駆け引きの応酬。
3周回中の2周回目の後半から3周回目の前半にかけて一気にペースが上がり3人に優勝争いが絞られる。
最後の上りでロシアの選手が一気にペースアップ。
一時離されるが気持ちでもう一度追いつく。
しかし下り終えたところで更にペースを上げられて離されてしまう。
最後まで諦めずに前を追い続けたがジワジワと離されてしまい3位でのフィニッシュでした。
フィニッシュした瞬間は悔しさ半分、安堵感半分という感じでした。
優勝できなかった悔しさと、ホスト国で最低限の役割の表彰台に上がる事ができた安堵感と初めてワールドカップで表彰台に上がれた嬉しさが少しだけありました。
でも時間が経つにつれて悔しさがどんどん大きくなっていったというのが正直な気持ちです。

シーズンはまだまだ開幕したばかり。
世界のレベルは昨年よりも更に上がっています。
自分がそれ以上に成長して頂点へいけるようにまだまだ頑張っていきます。

ワールドカップ石垣島大会・表彰台

3位でしたが応援してくださった方々、ありがとうございました!
ではまた次回お会いしましょう。

(写真でもわかるかと思うのですが今回からバイクシューズが2010モデルの「トライヘリウム」になりました! 軽さ、ホールド感ともに最高なシューズです。あとはなんと言ってもカラーがMAVICカラーのイエロー!! 観客の人達からも「黄色が凄く目立つからすぐに見つけ易くて良かった!」と大好評でしたよ。ホイールはアップダウンがあるコースでしたのでコスミックカーボンアルチメイトを選択。サングラスはシューズカラーに合わせて OAKLEY RADARのイエローをチョイスしました。)

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