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第27回☆WCSシリーズ 横浜大会

投稿者:山本 良介

第27回☆WCSシリーズ 横浜大会

みなさん、こんにちは。
京都はまだまだ日中は30度近くあり暑い日が続いていますが、朝晩は涼しくなり出し湿度も下がってきたので練習しやすい季節になってきましたね。
春先とこの秋の時期が一番気持ち良くトレーニングできるのではないでしょうか!?
僕は8月中旬のロンドン遠征から涼しい国と暑い国を交互に4連戦しましたので体の調節が大変でした。

5週間中 4レースの最終戦は先週末に出場してきました世界選手権シリーズグランドファイナル ゴールドコースト大会。
今のオーストラリアは冬が終わったばかりの春先ぐらいの季節で朝晩は冷え込みまだまだ冬の匂いが残っていましたよ。
僕は季節それぞれの匂いや季節の変わり目の匂いがすごく好きで、ゴールドコーストでは毎晩 冬の匂いに癒されていました。
春先とは言え日中は日ざしも強く気温も25度ぐらいまで上昇。でも湿度が低いので日本のように「あづい~~。。」とはなりません。
ただ南半球オーストラリアは紫外線がもの凄くきついのです。日本の4~5倍の紫外線だそうです。
日焼け止めクリームを塗らずに陽に当たっていると何年後かに無数のシミに襲われますのでご注意を!!
なんて言ってる僕は数年前からゴールドコーストで合宿を毎年していますが全くケアをしておらず30歳になった今年あたりから少しずつシミが出てきました。。。
と、まあ季節の話でダラダラ書いてしまいましたが今回は8月23日に出場しましたWCSシリーズ横浜大会のお話を。
この横浜大会は日本人選手にとっても日本のトライアスロン界においても2009年一番のレースでした。
単にトライアスロンの国際大会を横浜で開催するというだけの大会ではありませんでした。
「横浜開港150周年記念事業」のメインイベントでもあり、現在の世界最高峰シリーズである世界選手権シリーズでもありました。
という事で、選手も、市も、トライアスロン界もこのレースに勝負をかけていたのです。
もちろん僕もこの横浜大会が今年一番のメインレースに設定してオフシーズンからトレーニングに取り組んできました。

会場は横浜港、山下公園。
横浜のメイン地区がコース。
これだけでワクワクしますよね。
海はさすがに奇麗とは言えませんがロケーションはgood。
スイムの折り返し地点は初代豪華客船?「氷川丸」。

横浜らしくいいスイムコース設定。
バイク、ランは山下公園通りをメインに山下公園周辺の周回コース。
最近の国際レースの主流になりつつある、大都市でのフラット&テクニカルなコース。
超高速レースになるので観ている側は興奮できるが、走る側は一瞬たりとも気が抜けず精神的にも疲れるコース。
8月下旬の開催ということで暑さとの戦いもありました。
近年は欧米の選手も暑さに十分に対応してくるようになってきたので、暑いからと言って集団スピードが落ちる事はほとんどなくなってきています。
湿度や暑さに強いアジア人が有利ということは無いのです。

レースの方はスイムで大きく2つの集団に分かれました。
自分はブイの回り方をロスしてしまい出遅れて後方集団でバイクスタートとなってしまいました。
スイム終了時点で1分近くの差がついてしまっていてさすがに焦りが出ました。
ただ同じ集団内にいたコーチ兼選手でもあるチームメイトの福井選手が献身的にバイクで引いてくれたのでなんとか先頭集団に追いつく事ができました。
先頭集団に入ってからは夏合宿で強化してきて自信のあったランでの勝負の事を考えてレースを進めました。
いよいよ勝負のランへ。
トランジッションをスムーズに終えて集団先頭でランへ。
ランスタート直後は体が動いて「今日はいける」。
2kmあたりを過ぎたところから急に足が重くなり大失速。
急な失速に理解ができない。
次は呼吸が乱れる。
さっきまであんなに軽かったのになぜ?
何人にも抜かれていく。
それでも沿道からたくさんの人の応援が背中を押してくれる。
失速したままペースを戻す事無く15位でフィニッシュ。
惨敗でした。
今年一番のメインレースに向けて今まで一番練習をしてこれて挑んだ大会での惨敗。
フィニッシュ後は呆然としてしまい下を向く事しかできませんでした。
たくさんの人が応援に駆けつけてくれていたのに情けないの一言。。。
練習ができていたから、調子が良いからと言って、必ずレースでいい結果が出せるとは限らないということを改めて思い知らされました。
でも一流選手はどんな状態でも結果を残す。
自分に足りないものがまだまだあるということです。
練習の疲れ、遠征での移動疲れ、目に見えない疲労蓄積、メンタル面、調整の難しさを痛感しました。

ロンドンに向けて時間は進んでいきます。
課題を一つ一つクリアしていき強くなっていきます。

今シーズンも残すところあと1レース。
10月18日の日本選手権に向けて頑張っていきます。
目標はもちろん「優勝!!」

WCSシリーズ 横浜大会 トランジッション

WCSシリーズ 横浜大会 バイクスタート

WCSシリーズ 横浜大会 ゴール前

WCSシリーズ 横浜大会 ゴール後

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