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第115回★久々に出てきたWレバー

投稿者:DJ GALAPA

第115回★久々に出てきたWレバー

みなさんこんにちは!DJがらぱです。

あ~っという間に10月も終わり。
11月になりますね。

11月は1日から関西ではシクロクロスが始まります!
いよいよ冬シーズンの幕開けです。

それにそなえて、ではないですが、今週は、うちの大掃除と大片づけに明け暮れておりました。

本当に「明け暮れる」という感じ。
3日間というもの、朝起きて、一通りの家事を済ませたらずうううううっと片付け片付け、模様替え模様替え、大掃除大掃除(笑)。

でも、片付けてると、いろいろ懐かしいというかお宝というか、出てきますね。

私の部屋からは、カンパニョーロのレコードのWレバーが出てきました。

これは私が初めてロードを組んだときに使ったもの。

それ以外のパーツは全部、当時ものすごいキレイなパーツということで話題だったシマノの「サンテ」というパーツをフルコンポで組んだのですが、シフトレバーだけ、カンパにしました。

当時の店のスタッフがみんな好きモノで(って今でもそうですね。多分・・・笑)、まずはロードを体感するために「フリクション」で乗るべきだ!と教えられたので・・・。

といってもピンとくる方はかなり古いものにお詳しい方ですね(笑)。

いわゆる「インデックス」と呼ばれる、シフトが入るたびに「カチッ」と軽く止まってギアが入るあの「カチッ」がないのがフリクション。

Wレバーを操作すると、「ずるずるっ」とワイヤーが動き、自分でギアの入る位置へ操作して動かしてやらなければいけません。
カチッがないので、シフトのたびにその位置を自分の感覚でやってやる必要がある反面、ダイレクトに操作している感覚があり、慣れれば非常にスムーズに操作できます。

おまけに「ワイヤーを引っ張ってる感覚」がちゃんとあるので、自分が何をしたらギアが変わるのかがわかりやすく、無茶をせずに大事に自転車に乗るクセがつきました。

いわゆるカチカチっと変わるものは「スイッチを押している」感覚なので、パワーをかけて踏んだままシフトしたり、などということも当たり前にやってしまいがちですが、操作感が手元にくると、自転車とある意味「対話」しているような感じなので、無茶をしないのです。

もうすっかりロードはWレバーではなくSTIタイプのブレーキレバーと一体型のシフトが主流なので、そう言ってもピンとこないかもしれませんが・・・。

私は最初にフリクションでの操作に慣れて、とても良かったなあと思っています。
メカに明るい方ならば、そんなことはないのかもしれませんが、最初全然メカなんかわからなかった私が「自分の自転車は自分で触れる楽しさ」を知ったのは、こういう「自分でどういう操作をしたら、自転車がどうなるのか」を感じることを教えてもらったからだなあ~と思うからです。

お店で組んでもらったらしてもらいっぱなしで、何か快適でなくなったら「どうしてだろう?」と思わずに「なんかおかしい」「壊れた」と持ち込まれることが多くなったとメカをやっている方に聞いたことがあります。

一度自分の自転車をばらしたり、そこまでしなくても、自分で苦労してでもブレーキやシフトのワイヤーを変えたりした経験があるとないとでは「自転車の相棒感」が全然違うもの。

もちろん、お店の専門スタッフの技術が必ず必要なもの(油圧なんかもそうですね)もありますが、まずは「ブレーキを引くとどうして止まるんだろう?」「なぜシフトレバーを操作したらギアが変わるんだろう?」って立ち止まって考えてみると、いざというときに役に立つことはもちろんですが、自転車がより楽しくなるんじゃないかなあ~って思います。

ロードシーズンも落ち着いてきた11月。シクロクロスで盛り上がるのはもちろんですが!(笑)、じっくりと愛車と向かい合ってみるのも楽しいですよ♪

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投稿者情報:DJ GALAPA

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