小事に煩わされないために必要なことは、
努めて力点を変えてみること。
つまり、こころの中に
新しく愉快な視点を作ることだ。
( デール・カーネギー / アメリカの作家 )
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今年もマンションのエントランスや
スーパーマーケット、駅の改札付近などで
よく目にする笹の葉と短冊。
今年はもう終わってしまいましたが、
七夕、あなたは笹の葉に願いを託しましたか?
私はどこかで見かけた時は
せっかくなので何か書くようにしているのですが、
短冊に書いてていつも思うのです。
黒とか、赤とか、紫とか、
文字を書いても見えないほど
濃い色の短冊ばかり残っている……と
黒い短冊に黒マジックって、
もう短冊書かせるつもり無いよな。
書きにくいし、見えにくいし、
何のために黒い紙を置いてるんだろう。
見づらい色は最初から弾いておけばいいのに……
……なんて長年ずっと思っていたのですが、
実は、黒い短冊が淘汰されないのには
きちんとした理由がありました。
はるか昔に中国から伝わってきた七夕は、
自然界にある木・火・土・金・水を表す「五行」や
儒教が説く徳、仁・義・礼・智・信を表す「五徳」といった、
古代中国の思想の影響を大きくうけており、
短冊の5色にはそれぞれ意味が込められます。
カラフルに思える短冊ですが、
古代中国の影響を色濃く付いだ七夕の短冊の色は
この「五行」や「五徳」にあやかって
青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の5色に定められました。
青(緑):木、東、徳を積む、人間力を上げる
赤:火、南、先祖・両親・師匠への恩
黃:土、中央、縁のある人からの信頼
白:金、西、義務や決まりを守る、自律
黒(紫):水、北、思いやりの心、知恵
良縁に恵まれたいなら人間力を上げる青、
今ある縁を大切にしたいなら黄色、
健康を願うなら先祖に感謝の意を伝える赤など、
実は願いに応じて色を使い分けるものだったのです。
これまで、書きにくいという理由で
避けてきた色の短冊も、
意味を知るとなんだか使いたくなってしまいますね。
なにげなく日常に溶け込んでいる物にも、
よく見てみれば理由アリ。
なんとなくで選ぶのもいいですが、
意味を知ってから選んでみれば、
同じものを選んでも見え方が変わり、
より楽しくなるのではないでしょうか!
幸運の千鳥、疲労回復の梅
せっかく持つなら縁起物。
柄ごとに異なる意味をもつ和柄のバーテープは
安全第一なサイクリングのお供にピッタリなアイテムです。
格子状に並んだ黒い千鳥は幸運の証、
手元に花咲く真っ赤な梅は疲労回復の意。
あなたはどちらの縁起にあやかりますか?
長距離走るのにスタミナは大事
ということで、今ビワイチ達成を目指している私は
せっかくなので疲労回復の赤い梅を。
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あなたはサイクルアイテムを選ぶ際に
商品名の由来を調べたことはありますか?
私はよっぽど欲しい物でも無い限り、
普段そんなことはしないのですが、
この間気が向いて調べてみたところ、
商品名には様々な意味が
込められていることが分かりました。
今週は、サイクルアイテムの
ネーミングについて見ていきましょう!
「ライバル」との対決に
メット
RIVALE MIPS
メットのヘルメットの中でも
高い人気を誇る「RIVALE」シリーズは
後頭部への衝撃を逃し、脳に伝わる振動を軽減するために
MIPSシステムを導入した、安全面に特化したヘルメットです。
ラチェットを締めた際に圧力に偏りのない
新しいフィッティングシステム「SAFE-T UPSILON」
を導入しているため、フィット感も抜群。
Lサイズで270gと軽さも申し分ありません。
そんな「RIVALE」はイタリア語で「ライバル」
という意味なんだとか。
快適性に自信ありな「RIVALE」は、
レースなどのライバル対決で
最大のパフォーマンスを発揮するためのヘルメットです。
ライバルと最高の勝負を繰り広げるためには、
お互いにベストなコンディションの時に
戦いを挑みたいものですね。
「汚す」ためのシューズ
パトリック
SULLY SPD
SPDビンディングシューズ
限定コーデュラナイロン
涼し気なビジュアルが魅力的なこちらのシューズ
履き心地や機能性はもちろん良いのですが、
生地に他のシューズとは比べ物にならないほど
良いものが採用されています。
こちらのシューズに使用されているの
「コーデュラ」と呼ばれる生地で、
なんと一般的に使われているナイロン生地の
7倍もの強度を持つ生地です。
軽くて耐水性にも優れており、
テントなどにも使用されています。
そんな強靭な生地でできたシューズ
「sully」を和訳すると、その意味は「汚す」
スポーツシューズは汚してなんぼ。
真っ白な生地も汚してくれと言わんばかりです。
たくさん使い込んでドロドロになって、
何度も洗って履き続ければその分愛着も湧きますし、
愛着が湧くまで履き続けられるだけの耐久力が
このシューズにはあります。
パトリックのシューズは
見た目はもちろん着心地もとてもイイ!
長く履いて、足にしっくりと馴染む
あなただけのヴィンテージシューズを
手に入れましょう!
「吹き下ろす風」のように
【数量限定生産】
カンパニョーロ
BORA ULTRA50 RedFlange
前後セットホイール
パンクに強いクリンチャー
カンパ史上最強とまで言われる、
レースで勝つための最高水準ホイール
「BORA ULTRA50」 の
レッドフランジ限定モデルです。
特徴として特筆すべきは「高速巡航性能」
カーボン製の太いリムは、重量を増加させることなく
高い走行性能と快適性を実現させました。
レース志向のサイクリストにはお馴染みの
「BORA」シリーズ
この「BORA」は和訳すると「吹き下ろす風」
アドリア海に吹き下ろす強力な風のように
力強い、圧倒的な走りが実現する
世界トップクラスのホイールに
相応しいネーミングですね!
ちなみにカンパニョーロはBORAの他にも
「ギブリ(砂漠で吹く熱く乾いた風)」
「シャマル(ペルシャ湾に吹く砂嵐)」
「シロッコ(イタリアに吹く暑い南風)」など
風の名前を命名されたホイールをリリースしています。
カンパ製ホイールをお使いでしたら、
今使っているホイールがどんな風の名前なのか
調べてみてはいかがでしょうか?
「道」をゆく。
キャットアイ
STRADA SMART
スピード+ケイデンスキット
STRADAは
「速度」「心拍数」「ケイデンス」「パワー」
これらを計測することのできるサイコンです。
スマホと連動可能で、
走行データをアプリ上に記録することができます。
そんな「STRADA」はイタリア語で「道路・通り」
英語で言うところのストリートですね。
STRADA(ストラダ)と聞くと、
カーナビが思い浮かぶ方も多いかもしれません。
ですが、こちらのSTRASAに
地図表示とナビ機能はついていないので、
ナビ付きを探している方はご注意ください。
速度やケイデンスなどが知りたい。
シンプルさを求めるサイクリストに丁度いい一台です。
速度とケイデンスなど基本的なデータを計測できる
初めてのサイコンにオススメの1台です。
非常にコンパクトな分画面も結構小さいので
慣れるまで少し時間がかかりますが、
付けていてもあまり主張が激しくないので、
シンプルなデザインの自転車に良いですね!
すべてのパワーがここに「流束」
タックス
FLUX S SMART T2900S
ダイレクトドライブ式ローラー台
最大出力1500W
最大斜度10%
実走に近い感覚でトレーニングが可能な
室内トレーナーです。
最大出力というのは、ペダリングした際に
「どれくらいの負荷がかけられるのか」という指標です。
一般成人男性の平均パワーが100W前後、
ロードバイクでガッツリ鍛えている方でも
平均250W前後という世界ですので、
ほとんどの人類にとって十分な性能を持ってますね。
そんな「FLUX」は英語で「エネルギーの流れ」を意味します。
脚からペダルへ、ペダルからスプロケットへ。
流れるエネルギーが仮想のホイールを回し、
実走と相違ないパワー環境を再現してくれる一台です。
室内トレーニングは汗との戦いです。
自転車のフレームに汗が落ちると
フレームが痛みやすくなるので、
室内トレーニングには専用ネットの導入がおすすめです。
汗からフレームをガード
RideOasis
セーフティーネット
フレームに汗が落ちるのを防ぎ、
痛みを防いでくれます。
ネットはフレームに落ちる汗を大幅にカットしてくれますが、
全てを完全に防ぎきれる訳ではありません。
トレーニングが終わったら
タオルで軽く拭いてあげましょう。
十分な開発期間と予算が設けられ、
丁寧に設計されている自転車は、
製品だけでなく名前にもこだわっているものが多く、
その傾向はパーツ類と比較しても明らかに高くなっています。
自転車の名前というのは
基本的に良いものが多いのでですが、
中でもトップクラスのかっこよさを誇るのが
こちらのe-bikeです。
ターン
2021年モデル
VEKTRON S10
特筆すべきは何と言っても、
ドイツBosch社製の電動バッテリー。
一般的な電動自転車などでよく使われるものよりも
走行可能距離が長く、サイズはコンパクト。
その上充電も早いという完璧仕様です。
一度知ってしまうと、一般車には戻れません。
「vektron」は「ドイツ製の電気機関車」を指します。
まさに電気機関車のようなパワフルな走りを
誰にでも可能にしてくれる
スポーツタイプの折りたたみサイクルです。
コンパクトに折り畳めるので、
どこへでも簡単に持っていけます。
私が今一番ほしい自転車です!
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さて、ここまで様々なアイテムの
名前について見てきましたがいかがでしたでしょうか?
ネーミングの方向性はブランドによって様々です。
自転車パーツ・アクセサリーには
管理番号がそのまま名前になったようなものが多いですが、
本日ご紹介したような形で名付けられているものも
結構な数見つかりました。
すべてをご紹介することは難しいので、
もし気になりましたら
あなたも是非一度、今お使いの自転車やパーツの
名前の意味を調べてみてください。
普段何気なく使っているものが
実はとてもカッコいい名前だった……なんて
新たな発見があるかもしれませんよ!