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穏やかな夜に身を任せるな。

老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に。

怒れ。怒れ。消えゆく光に。

(ディラン・トマス/詩人)


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こんばんは。

きゅうべえスタッフの吉仲です。





毎週土曜17時よりお送りしているこのメルマガ。


一日のやるべきことがひと段落し、
町内に流れる「夕焼け小焼け」のチャイム・・・

そんなホッとするひとときの楽しみとして
お読みいただけていたら嬉しい限りです。

でも、ながらスマホにはくれぐれもご注意を。

なにせこの時間は日暮れ時。

人間は夜目が効かない生き物ですから、
暗闇へと徐々に切り替わる間にこそ注意が必要です。

日本では古来より、この昼から夜へと移り変わるまでの間を、
幽霊や妖怪など「人ならざる者」に遭遇し始める
不吉な時間帯だとする考えがあります。

今はもうあまり聞くことの無い言葉ですが、
"魔物に逢う時間"だという畏怖を込めて、

「逢魔が時(おうまがとき)」

と呼ばれていたほどです。


また、「黄昏」という言葉も、
元々は「誰そ彼」という表記だったのだとか。

これは、薄暗くて遠くにいる人の顔が
はっきりと見えないことから、

「誰そ彼(あなたは誰ですか)?」

という挨拶を交わしていた風習が、時間帯
そのものを表す言葉に変化したとされています。


「妖怪は、"説明がつかない現象"を無理やりにでも
解釈するために生み出された存在だ。」

みたいな話を聞いたことがありますが、
薄明の時間帯ゆえの見間違いだった、
なんてパターンも多くありそうですね。




そんなことを言っているうちに
もう日が沈んでしまいました。


暗すぎるので、これを使いましょう。






蝋燭です。


たまにはこういうのも雰囲気があっていいでしょう?







ほら、これだけで結構明るくなるものです。


あ、でも自転車に乗る時は蝋燭なんて持ってられませんよね。

そんな時はしっかりテクノロジーに頼りましょう。






\小さくても頼りになる/



LIBIQ
NYX LIGHT
200ルーメン

詳しくはこちら




小型・軽量・ハイパワーなフロントライトです。
なんとこの小ささで200ルーメン



バッテリー充電式なので電池の交換をする必要ナシ。

通勤通学など、低速走行で街灯のある道を走るだけであれば、これ1つで安心です。



高速巡航で走ったり、河川敷など街灯の少ない道を走るのであれば、それに応じてルーメン数の高いライトを用意するのがいいでしょう。

一般的に800ルーメンクラスのライトを用意すれば、ナイトライドでも時速30kmほどで走行することが可能だと言われています。




\明るく照らして安心ライド/



CATEYE
VOLT800

詳しくはこちら


言わずと知れたサイクル用ライト界の覇者、CATEYEのVOLTシリーズです。

4段階のモード切替が可能なので、高速巡航をしないときは抑えめの明るさにしてバッテリーを長持ちさせることも可能です。


「大は小を兼ねる」的な発想で、迷ったらこれ!とおすすめしたい商品です。
メーカー名に恥じぬ、猫のような夜目を与えてくれることは間違いありません。


あとは、後方に自分の存在を知らせるリアライトもあれば完璧です。




\闇夜に浮かぶレッドアイ/



CATEYE
RAPID micro AUTO

詳しくはこちら


同じくCATEYEより出ている、多機能なフラッシングライトです。


明るさセンサー&振動センサーで自動点灯を行う「オートモード」と、
強制的に点灯させる「マニュアルモード」の2つを搭載。

自動車に距離感をアピールするのはもちろん、集団でのライドなら後続とはぐれるリスクも減らせて安心です。




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どこもかしこも雨ばかりの毎日・・・

しかし、止まない雨はありません。
これから各地で梅雨が開け始め、いよいよ夏本番が到来します。

もちろん昼間のライドで汗を流すのもいいものですが、適度に涼しくなった夜間に走るナイトライドも乙なものです。


夜は予想以上に普段とは違う景色の中を走ることになります。

知っているつもりの場所でも迷ってしまう恐れがあるので、奥まった場所まで走りに行くのであればサイコンも用意しておきたいところです。




\スピード&ケイデンスセンサー付属/



wahoo
ELEMENT BOLT

詳しくはこちら


「ELEMENT BOLT」は、ローラー台を始めとしたフィットネス機器メーカーとして知られるwahoo(ワフー)によって開発された高性能GPSサイコンです。



エアロ形状が採用されたプロダクトにより、従来のサイコンに比べて空気抵抗を50%以上削減することに成功。



上部に並んでいるLEDは、スピードや心拍数を普段の測定値と参照し、
ライドのパフォーマンスを視覚的に伝えてくれます。



無線通信はBluetoothとANT+の両方に対応。
「Strava」や「Ride GPS」といったナビゲーションサービスと連携し、目標意識を持ったライドを最大限手助けします。




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夏の夜といえば、肝試しなんかも盛り上がりますよね。

本来の使い方とはズレてしまいますが、心拍計を使って「肝試しナイトライド」なんていかがでしょう?




\アームタイプ心拍計/



wahoo
TICKR FIT

詳しくはこちら


サイクリング用の心拍計は、基本的にバンドで胸に直接当てるタイプが主流ですが、
この商品は腕時計のように手首に巻くタイプ

ANT+で大体のサイコンと連動できるほか、Bluetoothにも対応しているので、スマホアプリと連携することによって心拍数の変化をモニタリングすることができます。



「いろいろゴチャゴチャと持つのは嫌だ!」

というミニマム思考のあなたには、次の商品がおすすめです。




\全部これ1つに集約/



POLAR
VANTAGE M

詳しくはこちら


GPSサイコン、心拍計、腕時計が合体したマルチスポーツ用のスマートウォッチです。



こちらの商品は、心拍計メーカーの老舗として多くのアスリートからの支持を得る
「POLAR (ポラール)」によって開発されたもの。






ランニングやサイクリングはもちろんのこと、ありとあらゆるスポーツでの使用を想定して作られているほか、睡眠の質や回復状況といった多岐にわたる視点からデータを収集・分析してくれるすぐれものです。

「Apple Watch」といった一般的なスマートウォッチでも同様の機能は付いているのですが、あくまでフィットネス程度のものとして設計されていることが大半。

リアルタイムで速度や心拍を確認しながら走るのであれば、この商品のようにスポーツ専用として開発されたものがおすすめです。

(※注視しながらの走行は危険なので気をつけましょう。)




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雨のせいなのか、まだまだ夜間は冷える日もありますよね。
半袖で1日過ごせそうでも微妙に肌寒いこともあったり・・・

汗をかいた状態で入ったコンビニで、冷房が効きすぎていて体を冷やしてしまう・・・みたいなことも避けたいものです。

そこで持っておきたいアイテムがこちら。




\サッと羽織れて頼りになる/



sigr
TRERIKSROSET
ORANGE

詳しくはこちら


簡単に収納できるパッカブル仕様の春夏用ウィンドブレーカーです。


視認性の高いオレンジカラーなので、夜間走行でも自分の存在を知らせることができそうですね。




ジャージのポケットに収まるほどのコンパクト&軽量仕様なので、常に持ち歩いておけば急な気温の低下や急なにわか雨に備えることができます。




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夜だからと言って水分補給を怠ってはいけません。
涼しくとも、自転車を漕いでいる限り体からは着実に水分が失われていきます。

日中ほどわかりやすく汗をかくことがないからこそ、無意識のうちに脱水症状になりやすい危険性もあります。

ナイトライドでもボトルはお忘れなく。




\あなたを支える相棒/



LIBIQ
Race Bottle 600ml
レイヴンブラック

詳しくはこちら


プロチームの公式ボトルも手掛けるトップメーカーによって作られている600mlの大容量ボトルです。


人間工学に基づいたデザイン、ロック可能な飲み口、開けやすいスクリューキャップ・・・
シンプルながらも隅々にまで意匠が凝らされた設計が自慢です。




スマートなデザインに「レイヴンブラック」というカラー名も相まって、「漫画に出てくるダークな感じのキャラが肩に乗せている相棒のカラス」的な魅力がありませんか?

”ケージ”にもこだわってあげたいものです。




\闇に溶け込むカーボンボディ/



LIBIQ
カーボンボトルケージ

詳しくはこちら


クールなボトルにはクールなケージ。

カーボン素材をそのまま活かした主張しすぎないデザインは、どんな自転車にもマッチすること間違いなしです。



もちろん、デザインの良さだけじゃありません。
LIBIQボトルケージ最大の特徴は、これ1つで右抜きにも左抜きにもなること
接地面のパーツを入れ替えるだけで、ボトルを取り出しやすい向きに設定することができます。




超軽量ですので、昼間のライドにも備えるなら多めに付けておいても損はありません!





【今週の1台】



アーバンで大人な雰囲気のあなたへ。


夜の街を流すのに最適な一台をご紹介します。




\夜を乗りこなせ/

TERN
SURGE
[カーボンバトンホイール仕様]

詳しくはこちら


都市空間での最適な移動手段を追求し続けるTern

その代表作とも言えるミニベロ車「Surge」
カーボンホイールを取り付けたきゅうべえ限定仕様
の商品です。



ただでさえ魅力的な「Surge」のシルエットが、カーボンホイールの洗練されたフォルムとのコンビネーションにより、美しさの極致に達しています。



小径車×カーボンの邂逅。

加速度フットワークの良さは言うまでもありません。
闇夜を素早く駆け抜ける、忍者のような走りを実現します。

ぜひとも体感してください。




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【告知】
\本店限定BMXが大特価!/


HARO BIKES
RACE LITE PRO XL


詳しくはこちら


本店限定取り扱い自転車の「RACE LITE PRO XL」がセール開催中です!

在庫がなくなり次第終了となりますのでお見逃しなく!





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【もしもCINEMA】



「クリシェ」という言葉をご存知でしょうか?


「常套句」という意味のフランス語なのですが、創作の世界においては、「使い古された表現」「ありふれた陳腐な表現」「ベタ」といったニュアンスで使われます。


 ・なぜか決まって崖際で罪を告白する犯人

 ・悲しいシーンでタイミング良く降り始める雨

 ・「…今なんて言った?」『〇〇〇〇〇』「違うその前だ!」みたいな会話



要するにこういうやつです。

散々見飽きたのに、どこか愛おしい。

そんな「クリシェ」ですが、
「ホラー映画」というジャンルにおいても例外なく存在しますよね。

こんなのはどうでしょう?


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「キャビン」


アメリカのとある町。

男女5人の大学生たちは、山奥に立つ
小さな別荘へと旅行に向かう。

道中、古ぼけたガソリンスタンドで
 怪しげな老人から受けた忠告を無視。

別荘の地下室で見つけた古い日記を読み上げ、
怪物を眠りから目覚めさせてしまう・・・


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あるよね〜〜!!

アメリカのホラー映画、男女5人の大学生が
忠告を無視して入った山奥の小屋でこっぴどい目に遭いがち〜!




・・・しかしこの映画、ただの凡百ホラー映画ではありません。

「キャビン」のもう一つのあらすじがこちらです。


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「キャビン」


壁一面に並ぶモニターにハイテク機器の数々。

山奥の小屋とは対極にあるような巨大施設では、
スーツ姿の職員たちが小屋に取り付けたカメラで
大学生たちの動向を監視していた。

彼らはあらゆるハイテク機器を駆使して
若者たちをコントロールし、「ベタな
ホラー展開」で怪物たちに襲わせる。

その目的とは・・・

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なんと、山小屋で大学生が襲われる展開は「ある施設」によって作られた脚本だったのです。
「キャビン」はこの2つの舞台を交互に映すことによって物語が進行します。

大学生たちが無惨に襲われる一方で、
その様子を画面越しに見て計画の成功に歓喜する職員たち。

ホラー映画特有の「なんでいっつもああいう展開になるの??」という疑問の数々が、この映画においてはすべて説明がつくものとして登場します。

それゆえに、ホラー映画好きであれば「これってもしかして!」と叫んでしまうようなパロディや小ネタが満載。

怖さを追求した映画というよりも、お祭り的な要素が強いため、ホラー初心者の方にもおすすめの映画です!


(※R15+なのでご注意ください。スプラッター要素がかなり強く、
  暴力的な表現やグロテスクなシーンが多々含まれます。)









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【CHECK IT OUT!!】



【CHECK IT OUT(チェケラ)!!】

誰かが残していったヒップホップ紹介コーナー。
せっかくなので使わせてもらいましょう。


―――



みなさん、「夜ふかし」は好きですか?

僕は大好きです。
というか、普通の生活リズムがあまり肌に合いません。

僕のように、夜寝られず朝起きられない人たちが口を揃えて言うお決まりの文句があります。

「人間の体って絶対に1日24時間のリズムに合った造りになってない。
 本当は30時間くらいだと思う。」


これ。マジだと思います。

でも、社会の動きに合わせるためには、
たとえ眠くなくても床に就かなくてはいけないわけじゃないですか。

それで仕方なく布団に入っても入眠できず、意味のない時間を過ごすことになる・・・

それって非効率ですよね?

深夜ラジオを聴いたり、ゲームをしたり、映画を観たり・・・
たとえ健康を犠牲にしても、「夜ふかし」していたい。

そんな社会不適合者の気持ちを代弁してくれる一曲を紹介します。


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「よふかしのうた」


MCバトル日本一を決める大会「UMB」で前人未到の
3連覇を果たした最強のラッパー「R-指定」と、

DJパフォーマンスで世界一を決める大会「DMC」で
2020年のチャンピオンに輝いた「DJ松永」の二人から成る
1MC・1DJのヒップホップユニット
「Creepy nuts」による楽曲。

ラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」の
公式テーマ曲として作られ、メジャーデビュー1枚目の
ミニアルバムのタイトルにもなった。

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この曲を特徴づけるポイントは、「夜」を一人の人間として擬人化し、
歌詞に落とし込んでいるという点です。

時にヤンチャな悪友、時に魅力あふれる恋人、時に若さを吸い取る魔物として
姿を変える「夜」に魅せられ、吸い込まれていく「俺」・・・

オールナイトニッポンのテーマ曲「Bittersweet Samba」をサンプリングして作られた軽快なビートの上、リリカルかつスキルフルなラップで紡がれていく物語。

夜ふかしの好きのあなたに、ぜひ聴いてほしい一曲です。


Check it out(チェケラ)!!





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【あとがき】



さて、今回のメルマガはこんなところで終わりです。

夜には夜の違った魅力があることを知っていただけたでしょうか?







あ、蝋燭ももうすぐ燃え尽きそうですね。







ここに新品があるので、記念に差し上げます。

まあ遠慮なさらずに、どうぞどうぞ。




・・・




いやあ〜!

やっと開放されましたよ。


これでようやく帰ることができます。





お、どうやらまた次の「逢魔が時」…

もとい、「メルマガ」が始まったようです。





蝋燭、受け取りましたよね?

次はあなたの番です。





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最後までお読みいただき、
ありがとうございました

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