最速

血と肉と骨で人類最速

それが自転車


(漫画「弱虫ペダル」第1巻より)


***


こんにちは。
隔月メルマガ担当の吉仲です。



皆さんは「速さ」が欲しいですか?



…言い方を変えましょう。


「この世で最も大切な資源」ってなんだと思いますか?
石油?天然ガス?レアメタル?

ノンノン…


「時間」です。


急にビジネス新書みたいなことを言い出してすみません。
でも、これは紛れもない真実です。

時間は全ての人に平等に与えられますが、
買うことも借りることも貯めることもできません。

なぜ僕が急にこんなことを言い出したのかというと、
遂にやってきたからです。




 「夏」が。


夏って、あまりにも速く過ぎ去っていきませんか?

「人生80年とすると夏はたった80回。そして同じ夏は二度と来ない。」

みたいなポエムをネットで見て「そりゃそうだろ(笑)」
なんてバカにしていた僕ですが、歳を重ねるごとに体感速度が
速くなり、ようやくその儚さを肌身に感じてきています。

といっても結局、「今年はなんかしようかな〜」
なんてダラダラ考えているうちに、いつの間にか
秋を迎える…という無駄すぎる過ごし方をしてしまいがちです。

こんな夏はもう断ち切らなくてはいけません。

そのためには、やはり時間の使い方を見直す必要があるのです。
1日24時間は夏を味わい尽くすにはあまりにも短すぎます。

しかし、そんな"時間"にも1つだけ伸ばす方法があります。
それは「自分が早くなること」

あらゆる行動を加速させれば、相対的に時間を
長く感じることができるはず…というわけです。


血と肉と骨で人類最速 それが自転車


最初に書いたこの文ですが、言わずと知れたロードレース漫画
「弱虫ペダル」の1巻冒頭に書かれているナレーションです。
読んだことのある方なら印象に残っているのではないでしょうか?

これ、「自転車」という乗り物の
キャッチコピーとして最高すぎますよね。
燃料無しで走る乗り物として効率を突き詰めた
道具であることが一瞬でわかるうえに、
あくまでその速さの本質は人間の力なのだという
プリミティブな魅力も伝わります。

そう、自転車は時刻表に縛られることもなければ、
燃料切れを起こすこともありません。

「山派?海派?」なんて言っている場合ではありません。
PDCAよりペダルを回すべきなのです。

最高速度で両方を駆け抜けるのです。

自らの足で。

もう一度聞きます。

夏をビビらせるような
「速さ」…欲しいですか?








与えましょう。



***



まずご紹介したいのがサイコンです。

自分がどのくらいの速度で走っているのかを把握し、
常に意識しながら走ることはかなりのスピードアップに繋がります。
速度を出しすぎず安全に走るためにも持っておきたいですね。

「スマホでいいじゃん」と思っている方も
多いのではないでしょうか?

もちろん、スマホのGPS精度も向上していますので、
ハンドルにマウントした上で代用してもいいのですが、
やはりバッテリーが心配です。

ライド中必要な要素を得るだけでも無駄に電力を
消費してしまうので、画面をつけたまま
1日中ライドをするのであれば、確実に
モバイルバッテリーが必要になることでしょう。

車体の軽量化にいくら心血を注いだとしても、重たい荷物を
増やしていてはすべてが無駄になってしまいます。

また、スマホは直射日光によって熱暴走が起きてしまったり、
雨で水没してしまうなど、天候に対しての耐性がありません。

アプリが落ちるとGPSログも途切れてしまうため、
やはりそういった点でもサイコンは強いですね。


\高精度GPSでコスパ最強!/



bryton
RIDER 15E


詳しくはこちら


初めてのサイコン購入を検討している方に
おすすめなのがRIDER 15です。

こちらは新進気鋭のサイコンメーカー
「bryton」より発売されている
GPS対応のモデルなのですが、
注目したいのはその多機能性。




斜度表示、獲得標高表示、ケイデンスセンサーへの対応…

エントリーモデルでありながら、
実に30種類もの機能を搭載しています。



ディスプレイ中央にあるリング状の表示は電子コンパス機能

自分の向いている方向が上となり、北がどの
方向かを示す「ヘディングアップモード」と
北の方角が上となり自分の向いている方向を示す
「ノースアップモード」の2つを搭載しており、
好みに応じて選択が可能です。





ライドのルートや速度、獲得標高などのデータは
スマホとのBluetooth接続によって
アプリに転送することができるほか、
STRAVAへの自動同期も可能です。




測位機能の正確さも素晴らしいです。

わりと勘違いをしてしまいがちなのですが、
「GPS」とは人工衛星による位置測位技術の全てを
包括した言葉ではなく、アメリカによって運用
されている1つのシステムのみを指す言葉なのです。
(実は僕も最近知りました…)

そのため、一口に「GPS対応」と銘打たれていたとしても、
「GPSのみ」に対応しているだけでは精度が不安定だったり、
高い建物が並ぶ都市部や山間部などの環境には弱かったりするのです。

その点、この「RIDER 15」は、GPS(アメリカ)の他に、
Glonass(ロシア)、BeiDou(中国)、
Galileo(ヨーロッパ)、みちびき(日本)、
計5つの測位システムに対応しているため、地球上の
様々な場所で位置情報を受け取ることができます。

特に、日本の測位システム「みちびき」は、
2018年に運用を開始したばかりの最新システム。
GPSと補完し合うことによってより正確な位置を計測することが
できるため、「みちびき」に対応しているか否かは
サイコンの性能を測る一つの尺度だと言えるでしょう。

バッテリー稼働時間は1日中使える16時間
同価格帯のサイコンと比較しても申し分ありません。

そして、極めつけにそのお値段。
なんと税込みで8,800円(配信時)です!

ざっと調べた限りでは、「みちびき」対応でこれより
安いサイコンは見つかりませんでした。

コスパ重視でサイコンを始めるならこれしかありません!


詳しくはこちら


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さて、速度がわかったところでいよいよ車体の
カスタムで速さを追求していきましょう。

速度に直結するカスタムとして最も
定番とされているのが、ホイールの交換です。

メーカーや車種にもよりますが、購入時に付いてくる
ホイールというのは、その大半が軽量性より
耐久性を重視した汎用モデルです。
重すぎるホイールは、時にローディの間で
「鉄下駄」「修行用」などと揶揄されることも…
それだけに、軽いホイールに付け替えた時の感動は
他をどうカスタムしようとも得ることが
できないほど強烈なものです。

バトル漫画のあるあるとして、強いキャラが
「さーて、そろそろ本気出すか」って言いながら体に付けていた
重りをドスンと落とすシーンがあるじゃないですか。

有り体な例えかもしれませんが、まさにあんな感じです。

逆に言うと、買った時に付いていたホイールでそのまま
走り続けているそこのあなたは、もしかしたら
とんでもないパワーを秘めているかも…?


\秘められたパワーを開放せよ!/



FULCRUM
RACING3 WO C17


詳しくはこちら


最初のホイール交換における"ド王道"として
知られるのがこちらの商品。

値段に少し驚かれるかもしれませんが、実はこれでも
軽量ホイールとしてはかなり破格の部類なんです。

その重量、前後合わせて1,560g!
エントリークラスのロードバイクやクロスバイクに
付いてくるホイールはだいたい2,000g前後が
大半ですので、実に500gもの軽量化!

軽くなったホイールが特に真価を発揮するのは
発車時の加速性能と上りの快適さです。

値段以上のパフォーマンス向上が期待
できますので、試してみる価値アリです!


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お次はタイヤです。

「地面に近いパーツほど気を遣うべき」なんて言葉も聞きますから、
そういう意味ではタイヤもかなり優先度が高いです。


\全てにおいてハイパフォーマンス!/



Continental
Grand Prix 5000


詳しくはこちら


タイヤ製造の老舗として知られるドイツのメーカー、
コンチネンタルのフラッグシップモデルです。

高性能タイヤとして長く支持されてきた
「GRAND PRIX 4000」を更にアップデートした本格仕様。





ロードバイク用のタイヤには、耐久性や転がり抵抗の低さ、
グリップ力などいくつかの評価軸が存在しますが、
このタイヤはどれひとつとっても優れており、
オールラウンダー的性能が評価されています。

前述のホイール同様、初めての交換に大変おすすめです。


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ホイール、タイヤとくれば、次はそれらに
力を伝える部分に注目していきたいです。

つまり、ペダルですね。

足の力を最大限伝えるには、
ビンディングペダルの導入をおすすめします。


(ビンディングペダルまであるいらすとや、すごっ。)


靴とペダルの一体感は、一度経験したら普通の
ペダルには戻れないとさえ言われます。

憧れつつもなんだかんだフラットペダルの
ままという方も多いのでは?

ビンディングペダルにはいくつかの規格がありますが、

レース寄りの「SPD-SL」
ファンライド寄りの「SPD」

大きくこの2種類に分けることができます。


まずは、ビンディング界の主流規格、
SPD-SLの商品からご紹介いたします。


\軽量&効率的パワー伝達!/



SHIMANO ULTEGRA
SPD-SLペダル PD-R8000



詳しくはこちら


こちらのペダルは数あるSPD-SLペダルの中でも、
とりわけ軽量に特化したモデルです。

通常のペダルであればナイロンやアルミ、
クロモリを素材としていることが多いですが、
このペダルはカーボンコンポジットボディを採用する
ことにより、剛性と軽さの両立に成功しています。



\足を包み込むような一体感!/



SHIMANO
RC7ワイドSPD-SL
ビンディングシューズ


詳しくはこちら


SPD-SL規格対応のシューズです。
これを履いてさきほどのペダルにカチッと
はめ込むことによって、自転車と一体になれるのです。



ペダルと同じくカーボンコンポジットを採用したソールは、
高い剛性によって足全体の力をペダルに伝達します。




そして留め具はBOAダイヤル式。

「もうほんのちょっとだけ微調整したい…」
そんな時、シューレースやベルクロ方式では
理想のフィッティングを得ることは難しいです。

ダイヤル式であればカリカリと回してスピーディーかつ繊細に
テンションの調整をすることができますので、常に
最高のフィット感を得ることができるのです。


***


続いてはSPD規格です。

SPDは留め具が比較的小さく着脱が容易なほか、
シューズも歩き心地への影響が少ないことが特徴です。


\片面フラットで使い分け可!/



SHIMANO
SPDペダル PD-EH500


詳しくはこちら


SPDペダル入門に最もおすすめしたい商品がこちら。

通常、SPDペダルは裏表どちらからも装着ができるように
金具の露出した構造になっているのですが、
普通の靴を履いて乗る際にはそれが裏目に出てしまい、
漕いだときの違和感に繋がってしまいます。

このペダルは、片面がSPD金具/もう片面がフラットという
いいとこ取りの作りになっているため、その時々の
シチュエーションに合わせて使うことができます。

ペダルから足を離しているときは自然と
フラット面が上に来るように回転しますので、
普段の通勤通学時やお買い物などにはいつもの靴で乗り、
休日のロングライドにはビンディングで、といった使い分けに最適です。



\見た目&履き心地、ほぼスニーカー!/



SHIMANO
SPDビンディングシューズ
CT5 SH-CT500


詳しくはこちら


続いて、SPDのメリットが目に見えてわかるシューズがこちらです。
一見、普通のスニーカーに見えますよね?





靴底にはバッチリSPDクリート(金具)取り付け用の穴が空いているんです。
一般的なシューズ特有のガチ感に抵抗がある方におすすめです。

そして、ソールの見た目からもわかるように、
このシューズは歩いてもクリートが地面に当たらないため、
歩き心地を阻害されることがありません。

「ただ自転車で移動するだけじゃなく、旅先で歩いて観光もしたい!」
みたいなワガママも、これ一足で叶えることができます。



***



さて、ここまでご紹介した
サイコン、ホイール、タイヤ、ビンディングペダル…

これらのパーツでかなり速くなれたのではないでしょうか?


…おや?これだけでは物足りないですか?


わかりました。

では、さらなるスピードの先を目指していきましょう。


こういうときはその道を極めるプロから学ぶのが一番です。
自転車の頂点を決める戦いといえば…

「ツール・ド・フランス」ですよね。
100年以上の歴史を持ち、誰もが認める
世界最大のロードレースです。

このツール・ド・フランス、今年は新型コロナウイルスの
影響で開催が8月末に延期してしまったのですが、
本来の開催時期であった7月にとある試み
があったのをご存知でしょうか?




その名も「バーチャル・ツール・ド・フランス」です。

そう、ローラー台との連動によって仮想空間内での
サイクリングを楽しむことができるサービス「Zwift」
利用した大会が開催されたのです。

ロードレース界の名だたるチームと選手たちが世界各地で
自宅のローラー台にまたがり、3DCGで再現された
「バーチャルフランス」
を舞台にレースを繰り広げました。


これって凄すぎませんか?完全に未来。


そしてこの大会ならではのポイントが
「アイテムあり」
だということです。

ピンとこないかもしれませんので、Zwiftの
アイテムをいくつかご紹介しますね。


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【エアロブースト】
15秒間自分の空力特性を向上させる。

【インビジビリティ】
10秒間自分の姿が消える。

【ブリトー】
10秒間自分の後ろに付いている選手の
スリップストリームを無効にする。

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と、こんな感じの効果を得られるアイテムが
ステージ上でランダムに手に入るのです。

他選手の保有しているアイテムは見ることができないため、
そこでまた駆け引きが生まれるというわけです。

こういった今までにない要素がレースに波乱を生み、
SNS上などでかなり話題になりました。
(主に「マリオカートみたい」という論点で)

また、割と真面目に今後のスポーツ大会における代替的な
あり方としても注目されているのです。

自転車界にパラダイムシフトが起きようとしている…!

最終的な大会の結果としては、
男子総合優勝を「NTTプロサイクリング」が、
女子総合優勝を「ティブコ・シリコンバレーバンク」が手にしました。

ちなみに、「NTTプロサイクリング」はチーム全員が
合宿で訪れているイタリアからの参加だったそうで、
トレーナーを一列に並べて漕いでいる様子を見ることができます。
もうほとんど「レディ・プレイヤー1」の世界ですね…。

他選手のほとんどが自宅からの参加だったことを考えると、
やはりリアルで隣に仲間が居るからこその
連携のとりやすさも勝因の一つだったのでしょうか?

詳しい大会の様子は動画として公開
されていますので、ぜひ観てみてください。

更に、現在Zwiftではこの大会の舞台となった
フランスステージが一般ユーザーも
走れるコースとして公開されています。

美しい山岳地帯やモンサンミッシェルを眺めながらの
ライドや、あのシャンゼリゼ大通り
走ることができるのです。激アツです。
トレーニングのモチベーションが高まることは間違いありません。

あ、もちろん8月29日から9月20日にかけて開催される
リアルのツール・ド・フランスも忘れてはいけませんよ!

あくまで延期になったというだけなので、
こっちが本命であることは変わりません。
無事に開催できるように、公式グッズを買って応援しましょう!

\気分はマイヨ・ジョーヌ!/



ELITE
FLY ツール ド フランス 2020
750ml


詳しくはこちら


こちらはツール・ド・フランス 2020の開催を記念して
作られた数量限定&特別デザインのボトルです。

ベースは従来製品に対し軽量で、柔らかく握りやすいFLYボトル。
新型の吸い口採用によって、旧製品に比べ流量がアップしています。

実用にも充分なスペックのボトルですので、この機会にぜひ!



***



はい、だいぶ遠回りしてしまいましたが、速さを極めるには、
結局エンジンである自分の肉体を鍛えなければならないということです。
そう、ローラー台で!

外に出て汗を流すのもいいですが、涼しい季節になるまでは
エアコンの効いた部屋でトレーニングという選択肢もアリでしょう。



\シンプルで高性能!/



Xplova
NOZA S


詳しくはこちら


Zwiftでのトレーニングにイチオシなのがこちらのローラー台です。

静粛性と自動負荷変化機能により、もはや室内トレーニングの
メインストリームとなったダイレクドライブ式のスマートローラーです。

特筆すべきはその静かさ。
前モデル「NOZA」からさらに改良を加えたベルトにより、
わずか58db(普通の会話レベルの音量)
という驚異の静粛性を実現しました。

無線規格は主流の「ANT+」と「Bluetooth」の両方に
対応しているため、様々な周辺機器との連動が可能。

ローラー台に期待する機能が充分に揃っていますので、
比較的安価ながらも安心してお求めいただける、
バランスの整ったモデルです。

NOZA SとZwiftでバーチャルの世界に飛び込みましょう!





【今週の1台】




軽さは速さ。


スポーツバイクについて少しでも知見のある方には
当然の事実かと思いますが、バイクの軽さと最大速度は
ほぼイコールと言っていいほど密接な関係にあります。

そのため、ロードレーサーたちはほんの数グラムの
軽量化のために万単位のお金を注ぎ込むことも
厭わない世界へと浸かってゆき、メーカーはそれに
応えるように軽量化技術にしのぎを削っているのです。

速さを追い求める者、やはりフレーム素材には
軽量のカーボンを採用したいものです。


\Bianchiだけの革新的技術を体感!/



Bianchi
OLTRE XR3 DISC 105


詳しくはこちら


こちらのバイクは、ご存知世界一の伝統を誇るメーカー、
Bianchiから発売されているエアロロードです。


<空気抵抗を減らすエアロ形状>

<雨でも制動力の落ちないディスクブレーキ>

<レース用コンポとして充分なSHIMANO 105>

etc…



早く走るためのいくつもの条件が揃っているこのバイクですが、
中でも素晴らしいのは、フレームとフォークに採用された
COUNTERVAIL(カウンターヴェイル)という特殊カーボン。

これは従来のカーボンと比較して、最大80%もの振動を
除去
することが実証されている高性能素材。

路面から伝わる振動を除去し、快適かつ
疲れにくい乗り心地を実現しました。

一般的な振動吸収はフレーム自体のしなりによるものですので、
代償としてハンドル操作のキレや剛性を損なってしまいがちですが、
この素材にはそういったデメリットがありません。



また、ホイールにまで施されたチェレステとブラックの
バランスが生み出す美しい見た目もポイントです。

性能・価格ともに、本格的すぎるというわけでもありませんので、
ホビーレーサーの方にもぜひおすすめしたい1台です。




現在自転車のきゅうべえでは対象の自転車を
お買い上げのお客様に定価4万円以下のサドル
プレゼントするキャンペーンを開催中!

こちらの自転車も対象となっておりますので、
ぜひご検討ください!






【もしもCINEMA】



スピードにまつわる映画ということで、
カーアクション映画をご紹介したいと思います。

「TAXi」に「ワイルド・スピード」、
「マッド・マックス」などなど…

頭をカラッポにしてアドレナリン全開に
なれる作品が多いジャンルですが、
中でも僕のお気に入りなのがこの映画です!


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「ベイビー・ドライバー」

天才的ドラインビングテクニックで
犯罪組織の計画を手助けする
「逃がし屋」をしている主人公、ベイビー。

幼少時の自動車事故の後遺症で耳鳴りに
苦しめられる彼がその能力を発揮する条件は、
「お気に入りの音楽を聴くこと」。

ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、
逃がし屋から足を洗うことを決める。

しかし、組織のボスはベイビーの才能を
惜しく思い、デボラを脅しの材料にして
新たなる仕事を命じる…



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最初に挙げた3作と並んで有名な作品ですので、
知っている方も多いことでしょう。

この映画が他のカーアクションと一線を画している点は、
ズバリ「音楽と映像の調和」です。

まず、選曲がとてもいいです。

監督のエドガー・ライト自身によって選びぬかれた
30を超える曲は、ロック、R&B、ヒップホップからパンクと
非常に多岐ジャンルながらも、少しレトロなイギリスを
感じさせる統一感があります。

そして映像。

場面によっては音楽を主体として映像を作っていることが
実感できるほど、音声とのシンクロ率がすごいです。

更に信号機の誘導音やエンジンの音、銃撃戦の
銃声といった効果音までもが音楽とリンクし、
アクションを一段回上のレベルへと引き立てています。

音楽の使い方が上手い映画って、観たあとに
自分の中でお気に入りの曲がドッと増える感じが
好きなのですが、そういう点でもこの映画は最高です。

また、登場するキャラクターたちも個性的で面白いです。

主人公の「ベイビー」は、あらすじにも書いた通り、
耳鳴りを消すために音楽を聞いており、常にイヤホンと
複数のiPodを持ち歩くほどの音楽熱狂者。

普段は寡黙かつ無表情な彼ですが、
音楽を聴き始めると途端にノリノリになります。

その実に楽しそうに音楽を聞く様子が超絶的な
ドライビングテクニックとの間にギャップを
生んでおり、とても愛着がわきます。

そんなわけで、音楽とカーアクションの
好きな方にはぜひ観てほしい映画です。

鑑賞後は、ちょっとだけ自転車の
巡航速度も上がっているかもしれません。




【CHECK IT OUT!!】



夏が来た!ということで、
夏らしいヒップホップソングをご紹介いたします。



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「イッサイガッサイ」

2000年代前半の日本のヒップホップ
シーンを語る上で外せないグループ、
「KICK THE CAN CREW」のメンバーとしても
知られるKREVAのメジャー4thシングル。


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サマーチューンというと、イェ〜イ!と
海に水着で大はしゃぎするような
テンションの高いイメージがあるかもしれませんが、
「イッサイガッサイ」はその逆で、
「あ〜夏来たけどどうしようかな〜」という、
ちょっと脱力したような絶妙な感情を歌っている曲です。

爽やかなメロディー、誰にでも共感できるポップな
歌詞でありながら、ラップの醍醐味である韻も
かなり高等な踏み方をしています。
ただの売れ線ラッパーに収まらない
KREVAのスキルの高さを感じずにはいられません。

ヒップホップのアンダーグラウンド感に近寄りがたい
気持ちを持っている人にこそ聞いてほしい1曲です。




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【告知】
春夏ウェアセール開催中!


ジャージ、グローブ、レーパンなどなど…
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【あとがき】


皆さん、速さを手にすることはできたでしょうか?

ここまで偉そうに語っておいて申し訳ないのですが、
僕はかなりの貧脚鈍足ライダーです…

スピードを出すのは楽しいですが、くれぐれも事故と
熱中症には気をつけてライドを楽しみましょう。

それではまた。


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最後までお読みいただき、
ありがとうございました

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