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この商品の詳細説明
■スペック
●クランプ高さ:1410 mm(固定)
●設置寸法:W 660 x D 600 mm
●カラー:グレー
●材質:鉄
●耐荷重制限:30kgまで
●重量:8.0kg(部品皿を含む)
スチール製ヘビーデューティワークスタンド
■ワークスタンドとは
●ワークスタンドとは,しゃがんだりかがみ込んだりしない,楽に立った姿勢のままで整備作業が行なえるように,自転車を床(地面)から持ち上げて保持する整備台です。
保持した自転車の角度を変えることもできるため,たとえばフロントブレーキ回りの整備を行ないたい場合には自転車を前上がりの姿勢にして,目の前にブレーキを持ってくることができます。
■W-3100の狙い
●RS-5000が持ち運びを重視した設計になっているのに対し,W-3100は屋内での使用を前提に考えた設計になっています。
どっしりとした安定性を保つため,フレームはすべて鉄でできています。
また脚は不要時の収納性を考えて,本体を持ち上げるとすぼめられるようになっています。
クランプの高さは床面から1.41mの位置で固定されています。
高さ調整はできません。
■クランプについて
●自転車はシートポストあるいはトップチューブをクランプされ,作業しやすい位置になるよう,好きな角度で固定することができます。
最大直径65mmまでのパイプをつかむことのできるクランプは,わずか1本のレバーだけでクランプの開閉と開き幅の微調整の両方の操作が行なえる,便利な設計になっています。
■工具皿について
●標準装備の工具皿は上側の支柱に装着され,取り外した部品や工具などを置いておくのに便利です。
工具皿の周囲には多数の孔やスロットが設けられており,工具一式を保持しておくのに便利です。
■本体デザインについて
●すべては本格的な整備作業のために
●たとえばボトムブラケットを締め込むのに必要なトルクは500kgf.cm(50Nm)にも達します。
これだけの力に耐えるワークスタンドはやはり鉄で作られているべきです。
RS-5000などアルミ製のワークスタンドはそこまでの使用を想定していません(その際はいったん自転車を下ろし,床面上で作業します)。
●W-3100の支柱は2本のパイプの組み合わせでできています。
下側が太く,上側が細いという組み合わせです。
お互いを組み合わせて小さなノブボルトを締め込めば,高さ1.41mの支柱の完成です。
●スタンドに装着した自転車の角度を変えても安定して保持し続けられるよう,脚は大きく広がったデザインとしています。
不要時には本体を持ち上げるだけで脚をすぼめることができ,家具の隙間やベッドの下などにコンパクトに収納しておくことができます。
■クランプについて
●わずか1本のレバー操作だけですべて行なえます
●W-3100に搭載されているクランプは,わずが1本のレバー操作だけでクランプの開閉と開き幅の微調整が行なえるタイプで,クランプする自転車のフレームを潰したりしない改良型の方になっています。
●レバーを押し下げればクランプは大きく開き,引き上げれば閉じます。
そのままレバー先端のノブを右へ回すと更に締め付けることができます。
ノブはクランプが開いた状態でも働くため,例えばシートポストからフレームにクランプ場所を変更するときでも,ノブを左回りに回すだけでクランプをあらかじめ大きく開いておくことができます。
●クランプは最大直径65mmまでのパイプを掴むことができるまで大きく開きます。
またクランプは15度刻みで360度回転させることができ,自転車の前を目の高さまで上げたりして作業しやすい姿勢をキープすることが可能です。
●旧型クランプ(W-3000以前に使用されていたもので,小さな黒いノブのもの)では,クランプを大きく開こうとしてノブを緩めすぎるとレバーのネジ部が内部のロールナットから外れてしまい,元に戻すのに苦労していましたが,この改良タイプではネジの外れ防止機構も備わっているため安心してお使いいただけます。
■カーボンフレームに使用する場合
●カーボンフレームに使用する際の注意
基本的にW-3100はカーボンフレーム製の自転車(薄肉アルミパイプ製のものを含む)に使用することに関しての制限はありませんが,下記の点については注意しておく必要があります。
●1.正しいクランプのしかたを守る
W-3100のクランプはW-3000以前のものとは異なり,あらかじめクランプを閉じておいてから最終的にノブを締め込んでクランピングを完了させるタイプになっています。
以前のタイプでは,
1)クランプの開き幅をあらかじめ調整しておく
2)クランプレバーを引き上げてクランプを閉じる
3)最後に「カツン」とリンクが中心点を行き過ぎてロックされる
という機構でした。
しかしこれは,もしクランプ開き幅の事前調節を誤ってきつすぎるつかみ方にセットしてあった場合,レバーを引き上げた際のテコの力が強くなりすぎてパイプを潰してしまうという危険がありました。
これを回避したのがW-3100に搭載した新しいクランプです。
新しいクランプでの操作の手順は,
1)クランプの開き幅をあらかじめ広めに調整しておく
2)クランプレバーを引き上げてクランプを閉じる
3)そのままではまだしっかりとつかみ切れていないので,ノブを時計方向に回してクランプを閉じる
というものになっています。
これにより,テコの力で強制的に強い力でフレームを掴んでしまうことなく,適度な力で自転車を保持することができます。
●2.構造的にクランプできない場所がある
カーボンモノコック式のフレームでは一般的なスチールやアルミ製フレームとは異なり,トップチューブなどが全域にわたって同一直径であるとは限りません。
通常,端の部分が太く,中央部が細くなるようにデザインされています。
これは最低限の重量で最大限の応力に対応するための設計であるからです。
よほど問題はないとは思いますが,このようなテーパー部分をクランプしたとき,作業による振動や姿勢変化の連続により,クランプ位置がいつの間にかずれてしまっていることがあります。
つまり初期のクランプ力が発揮できないまま自転車を保持していることがあり得るということです。
そうすると固定していたはずの自転車が角度を変えた途端にずり落ちてきたり,突然車体が捻って作業者側に回転してきたりして危険です。
そのような事故を防止するためにも,トップチューブの最も細くなっている部分をクランプするようにしてください。
またカーボンモノコック式のフレームはその製法上,丸断面ではなく四角形や三角形などの異形断面のフレームも作ることができますが,そのようなフレームではきちんと安全にクランプすることができません。
シートポストの断面が真円であれば,フレームではなくシートポストをクランプするようにしてください。
なお,真円断面ではないエアロ形状のシートポストは,よほど断面形状が軽い楕円程度でない限りクランプできませんし,すべきではありません。
特にレーススペックのロードを整備する際にはこの点に注意してください。
●3.ケーブルを挟まないように
W-3100に限ったことではありませんが,トップチューブの下半分(真下や斜め下,側面も含む)を走っているブレーキケーブルをフレームと一緒にクランプしてしまうと,むき出しのケーブルでフレームを傷つけてしまう恐れがあります。
これを嫌って無理矢理ケーブルを回避するためクランプの外にケーブルを取り回すと,ブレーキケーブルのテンション調整(あそび調整)が正しくできなくなることがあります。
W-3100のクランプには,真上および真下にケーブルを逃がしておくための幅1cmの切り欠きが設けられています。
ケーブルはできるだけここを通すようにしてください。
またクランプは完全に上下がくっつくまで締め切ることはありませんので,真横方向にあいたスペースにも通せます。
ケーブル調整時にはクランプを閉じるのではなく,下側クランプに車体を載せただけの状態で作業することも必要になります。
このときはバランスの崩れに注意してください。
●RS-1600
上記のような問題を解消するためのワークスタンドに,RS-1600のようにフレームをクランプしないタイプがあります。
RS-1600は,前輪を取り外した前フォークとボトムブラケットとで車体を支えるタイプのワークスタンドです。
W-3100のように高い位置に車体を持ってきたり,作業しやすい姿勢に大きく車体に角度を付けることはできませんが(多少ならできます),フレームは一切クランプしない方式のため,フレームの潰れを気にされる方にはおすすめです。
■工具皿(標準装備)
●部品や工具の仮置きに便利な工具皿
●標準で装備されている工具皿はW-3100専用で,上支柱に通して使用します。
そのため一度上支柱を下支柱から抜いてからでないと装着できません。
●部品皿は4つの区画に仕切られており,取り外した部品や工具などを置いておくのに便利です。
また工具皿の外周には合計24ヶ所もの孔やスロットが設けられており,工具を差し込んだり引っかけておくことができます。
●工具皿は上支柱のどの高さにでも,どの向きにでも取り付けておくことができます。
■注意・制限事項
●必ず水平で平坦な場所で使用してください。
傾斜地で使用すると転倒する恐れがあります。
●支柱はしっかりと差し込み,ノブボルトで確実に固定してください。
緩んでいると,支柱が抜けてしまうことはありませんが,かなりガタつくことになります。
●クランプはまずレバー操作で閉じ,それからノブを回して締め込むようにしてください。
意図的にクランプの開きを狭めにしておきレバー操作だけで閉じようとすると,カーボンや薄肉アルミのフレームなどではパイプを破壊してしまうことになります。
●自転車を直立させるような姿勢には適していません。
また自転車をひっくり返して真上に持ち上げるのは危険です。
ダウンチューブをクランプすることも,バランスが悪くなりますのでおやめください。
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