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3つのタイプの携帯ポンプ性能を実地テスト
様々な携帯ポンプから自分の需要に合った一本を選び抜くまでにはいくら選び方の紹介を見てもピンとこないところあるのでしょうね。
そもそも各タイプの携帯ポンプ使用したことないかもしれないので、どれかがどれほどの使いごたえしているかは分からない、という心中に戸惑いを抱えさせないために、今回はうち代表的な4本を実際にポンピングテスト行ってその違いまとめてみます。
目次
テスト材料
ホイール:DT SWISS R24 Spline
タイヤ:Continental ULTRASPORT II 25-622
携帯ポンプ:




テスト結果と感想
もっとも一般的でシンプルな直結タイプ—LIBIQ GM-12LL
回数:130
タイヤの気圧:67 psi
感想:スタンドがないので、押す力とそれを支える力の両方が必要。フォームがシンプルでコンパクトで携帯しやすい。軽い。けれど残念なことに力を入れる角度は制限されているので扱いが少し大変。

角度自由・バルブ痛まないホース付きタイプ—KEENEST Metal Road
回数:200
タイヤの気圧:60 psi
感想:フットスタンドがないので、押す力とそれを支えるの力の両方の力が必要。容量が小さい分ポンピング回数が多く必要だが手ごたえは軽い、それにコンパクトで携帯しやすい。ゲージ付きで、出先でも空気圧が確認できて便利。


フロアポンプの入れやすさを再現したホースと踏み台付タイプ①—KEENEST Power HPL-G
回数:200 /270
タイヤの気圧:90 psi /100 psi
感想:ポンピングが軽いが、押す回数は多く必要。ゲージ付きで、出先でも空気圧が確認できて便利。フットスタンド付きで、ロッドが太く、CNC加工より全体的に剛性が高いので、グラつかず安定してポンピングしやすい。

フロアポンプの入れやすさを再現したホースと踏み台付タイプ②—LIBIQ GMQ-74
回数:200
タイヤの気圧:90 psi
感想:ロッドが細い分、剛性がやや弱いが、軽さとコストパフォーマンスが優秀。スタンド付きでポンピングしやすく、疲れがほとんどたまらない。

まとめ
外出中で最低限のポンプ修理対応性と携帯の利便性を優先に絞るなら直結タイプがベストだろうけど、使いやすさにだけは高く期待しかねる。
携帯ポンプの中から最もフロアポンプに近い感触を有するホースと踏み台付タイプは、どこでも気楽に適正空気圧に調整可能。
使用中にバルブを曲げってしまうという直結タイプのよくある問題点を改良したホース付きタイプ、性能や収納性など他のところは直結とほとんど変わらない。
サイクリング中のパンク応急対策にはやはり必要不可欠な携帯ポンプ、持ち歩けるサイズが故に多いポンピング回数が共通の弱点だが、それ以外の性能をしっかり比較する上でMy保身の一本を探しましょう。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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