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バーテープの巻き方(ロードバイク編)
ドロップハンドルのロードレーサーなど、グリップの代わりにバーテープを使用する車種は多くあります。巻き方は人によってまちまちですが、基本的に「走行中に緩まないようにしっかりと巻く」ことは一緒です。
バーテープにも様々なカラー、素材、機能があります。デザイン性の高いおしゃれな柄のテープやクラシカルな本革テープ、高性能な特殊素材テープ、薄手のコットンテープなどなど、、、
もしハンドル両端をふさぐキャップ(バーエンドキャップ)をなくしてしまった場合や、ここのデザインにこだわりたい場合、別売りキャップもございます。非常に外れにくいねじ止め式や、反射材がついた安全性の高い製品なども選べます
目次
バーテープの選び方
手の小さい方、しっかりハンドルを握りたい方、ダイレクトな操作感が好みの方
薄手のバーテープやコットンテープがおすすめです。特にコットンテープはクッション性と厚みがほぼない独特のタッチなので、根強いファンがつくほどです。また冬用のグローブは厚みがあるため、辻褄を合わせるために冬は薄いものを巻くユーザーもいます。薄手のものを使用したいときには、記載されているテープの厚みが1.5mm以下のものを選ぶとよいでしょう。
ロングライドで疲労を軽減したい方
厚めのバーテープがおすすめです。さらに衝撃を減らしたい場合は専用設計のゲルシートを巻き込むとさらに効果的です。かなり分厚くなるので手の大きさに合うように、巻き方を調整して下さい。おおよそ2.5mm以上の厚みがあるバーテープが、厚手のバーテープに分類されます。
雨天走行もされる方
ポリウレタンテープやマイクロファイバーテープが滑りにくく、おすすめです。一般に耐久性にも優れており、繰り返しの洗車にも耐えるものが多いです。
ゴムの様な質感のバーテープは通常時グリップ力が非常に強く、滑りにくいです。しかし、雨や汗で濡れると滑りやすくなってしまうので注意が必要です。
バーテープの巻き方
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ブラケットのゴムをめくる
この際、レバーを固定している金具部分に隠しテープを張っておきましょう。少し短い隠しテープが2つ付属しているものが一般的ですが、ない場合はバーテープの端を少しだけハサミでカットして作ります。
- バーテープを引っ張りながら巻きつけます。どのくらいの力で引っ張りながら巻いていくかは、バーテープの素材によって異なります。力を入れすぎると破れてしまうものもあるので注意してください。また、握ったときにずれ動くようであれば引っ張る力が弱いです。重なり具合は好みにもよりますが、ひと巻きひと巻き、テープの幅が三分の一程度重なるのが一般的です。
同じバーテープでも、強く引っ張って巻いたり、あまり重ならないように巻いたりしても使い心地が変わります。色々と試行錯誤してみてください。
なお画像からも分かる通り、進行方向に見て反時計回りになるように、外側から内側へ巻いています。画像はハンドルの右側ですので、左側を巻く際は逆になります。自転車にまたがったとき、下ハンドルに巻かれたバーテープがハの字になるように巻きましょう。逆ㇵの字に巻いてしまうと、力のかかる方向と緩む方向が同じになってしまい、走行中徐々にバーテープが緩んでくるという状況を引き起こしかねません。
最初の隠しテープ(水色で示した部分です)と合わせ、隙間無く巻きましょう。この辺りは握る=力がかかる機会が多い場所なので、少し厚めに巻いておくとよいでしょう。ひと巻きごとにテープの二分の一が重なる具合でしょうか。またハンドルの形状によっては、レバーとハンドルの間に段差ができてしまうことがあります。その場合は、引っ張り具合を緩めるなどして、厚めに巻くのがおすすめです。
- テープの先端をカットします
逆の方向にカットする人もいます。お好みでどうぞ。
- バーテープをしっかりと固定します
- 専用テープが無い場合、ビニールテープで代用ができます。ビニールテープの端を丸くカットすることで、捲れにくくすることができます。
専用テープは粘着力の弱いものが多く、専用テープのみで固定するとすぐに剥がれてきたりします。ビニールテープで一度固定し、その上から付属した専用テープ・化粧テープを巻くのがおすすめです。
- エンドキャップをハメ込みます。バーテープの巻き始めごと、手のひらで叩くようにしてハンドルバーの中に押し込みましょう。路面状況によっては頻繁に外れるので、その場合はねじ式キャップなどを活用して下さい。きゅうべえ取り扱いのバーエンドキャップ
- ハンドルを握りこんで捩じるなどし、弛みは無いか、レバーの取付金具が露出していないかなどをチェックして完成です。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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