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必ず習得しておきたいスポーツバイクの応急処置【タイヤの穴のふさぎ方】
出先でタイヤに穴が開いた場合の穴のふさぎ方をご紹介します。
タイヤに穴が開くと
サイドカットや大きなものがタイヤに刺ささり穴が開いてしまった場合、その穴が大きいもので、裏まで貫通していた場合はその穴からチューブがはみ出しパンクをします。
また、摩耗したタイヤを使い続けているとタイヤに穴が開き、その穴が裏側まで貫通すると、同様にパンクを引き起こします。
この場合、穴をふさがない限りチューブを交換してもまたチューブがタイヤの穴からはみ出してパンクしてしまいます。
タイヤブートを使ったふさぎ方
パークツールにはタイヤブートという、タイヤの穴をふさぐ補修パーツがあります。
Parktool TireBoot (TB-2C) パークツール タイヤブート
使い方は、タイヤの穴の開いた個所に裏からタイヤブートを貼るだけです。シールになってるので簡単に貼れます。
貼った後は、通常のパンク修理と同様に、チューブを交換してタイヤを装着します。空気圧も適正圧まで入れても問題ありません。
あくまで応急処置なので、タイヤは交換しましょう。
タイヤブートがない場合
タイヤブートがない場合、厚手のもので穴をふさぎます。
例えば、パンク修理に使う、パッチを貼るのでも対応できます。それもない場合は、厚手の葉っぱを重ねて対応したという事例もあります。
上記のようにタイヤブートを使わない場合は、タイヤ空気圧は低くします。高圧に入れた場合、穴をふさいだ素材が空気圧に負けてしまい結局チューブが素材もろともはみ出してパンクしてしまいます。
タイヤブートを使うべきかどうかは、通常通りにパンク修理を行い、空気をある程度(3~4bar程度)充填させると判断できます。穴の開いている場所を手で触り、他の部分より膨らんでいたりする場合にはタイヤブートが必要です。穴の開いている場所を手で触っても、穴のない場所と変わらずフラットであるなら、大丈夫である可能性が高いです。
タイヤブートは薄いもので、収納場所は全くとらないので、必ず持って走ることをお勧めします。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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