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レザーサドルの濡れた時の対処法とメンテナンス方法
皮のサドルといえば、手入れが難しそう、濡れたら絶対ダメ、そんなイメージがあり扱いが難しそう。確かに合成皮革などのサドルと比べると少し気を使う必要はあります。ただそれは、革靴や革のカバンを使うときの気遣いと同じくらいです。
水に濡れたら拭いて乾かす、雨の日は使うのを控える、突然の雨には濡れないようにちょっと気を付ける。革のサドルはそんな風に少しだけ気を使ってあげるだけで何十年と使い続けることができる、合成皮革では手に入らない自分だけにフィットした、また経年劣化により味わいのある最高のサドルを手に入れることができます。
レザーサドルで有名なBROOKSのお手入れを中心に、普段から簡単にできる正しいメンテナンスとケアの方法をご紹介します。正しいメンテナンスで自分だけのレザーサドルを手に入れましょう。
目次
濡らさない
濡れたらすぐダメになるわけではありませんが、まずは極力濡らさないことに気を使いましょう。もし出先で突然の雨に降られた場合、帰ってからしっかり自然乾燥すれば問題ありません。もしできれば、その場しのぎでも、ビニール袋を被せるなどして濡れないようにしましょう。
下記のようなサドルカバーを携帯しておくのもいいでしょう。
BROOKS(ブルックス) RAIN COVER NYLON (レインカバーナイロン)
濡れた場合
乾かす
もし濡れてしまった場合は、しっかり水気をふき取り、自然乾燥をさせます。自然乾燥以外で熱風を当てるなどして急激に乾燥させると、サドルが変形してしまう恐れがあります。直射日光も避けた方がいいです。
濡れたまま使用こともサドルの形状が崩れる原因となりますので注意しましょう。
普段のお手入れ
用意するもの
レザー用オイル
メンテナンスには革製品用のオイルを使いましょう。
BROOKSの場合はさらにBROOKに使われているレザー用に調合された純正オイルがあります。BROOKSサドルの場合はこちらを使った方がいいでしょう。
BROOKS(ブルックス) PROOFIDE レザーサドル用オイル
クロス・布
オイルを塗りこむ用のクロスも用意します。レザーに細かい傷が入らないようやわらかいものを使用しましょう。
メンテナンス手順
表面のお手入れ
少し汚れた場合
クロスを少し濡らし、しっかり水気を切り優しく汚れた部分を拭きましょう。
オイルを使う場合
1.基本的には汚れた場合はオイルを使いましょう。
まずサドルの表面に砂が付いていないかチェックしましょう。もし砂が付いたまま、クロスで拭くと砂でサドルの表面に傷が入ってしまします。
2.オイルをクロスにとり、サドルの表面に薄く塗り伸ばしていきます。磨くように塗りこみます。BROOKS(ブルックス) PROOFIDEの場合は皮をやわらかくする成分も入っているため、塗りすぎるとサドルが型崩れを起こすので、塗りすぎには注意しましょう。
3.塗り終わった後は馴染むまで10時間以上はそのままにしておきましょう。余分なオイルをふき取りましょう。
頻度はサドルを使用するたびに行っても構いません。使用頻度にもよりますが、最低でも2~3か月おきにやりましょう。
裏面のお手入れ
裏面には基本的にはオイルは塗らなくて大丈夫です。汚れが特にひどいときに少量のオイルを薄く塗りましょう。
BROOKS(ブルックス)サドルについて詳しくは下記をご覧ください
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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