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サイクルコンピューターの取り付け
走行スピードや距離を表示し、自転車に乗るのが少し楽しくなるサイクルコンピューターの取付方法を、CATEYEのCC-RD100を例にとり解説します。
サイクルコンピューターの原理
サイクルコンピューターは、フロント(もしくはリア)ホイールに取り付けられたマグネットが、フレームに取り付けられたセンサーを通過することで速度を測ります。ケイデンス(クランク回転数)測定機能つきの場合は、クランク周りにもマグネットとセンサーを取り付けます。
シマノ フライトデッキの場合は、ホイールと対応しているデュアルコントロールレバーにセンサーを取付け、スピードと現在のギア比、そこから計算したケイデンスを表示します。
どのようなサイクルコンピューターでも、タイヤ周長が正確に設定されていなければ正しい速度、距離が計算されません。また、有線式の場合は長時間雨にさらされると接触不良で速度が表示されなくなる場合があり、無線式の場合は混線が起こる事があります。集団走行をされる方で、よく混信が起こる場合は、有線式や、デジタル式ワイヤレスサイクルコンピューターを利用することをお勧めします。
取付方法
- 付属品を確認する
付属品として、サイクルコンピューター本体、コンピューター取付ブラケット、センサー、センサー固定パーツ、マグネット、タイラップがあることを確認してください。
- マグネットを取り付けるスポークにマグネットを取り付けます。
- センサーを取り付ける
センサーを、「SENSOR」などの印がある面をホイールに近づけ、マグネットがセンサーの横3~5mmを通るように固定します。間隔が適切に設定できないときは、マグネットとセンサーの位置をずらしてください。フレームとの相性によりどうしても間隔があいてしまう場合には、ゴムパッドなどを挟んで高さを調整しましょう。
センサーには磁力に反応するスイッチが仕込まれていますので、配線や電波強度などの問題がなければ、磁石は可能なかぎりハブに近づけたほうが計測ミスが少なくなります。 (今回はフォークに取り付けるタイプですが、ケイデンス計測機能付きの物にはセンサーをチェーンステーなどに取り付けるタイプもあります。取扱説明書をご確認ください) - ワイヤーを配線する(有線式の場合)ワイヤーをブレーキケーブルなどに巻きつけ、センサーから延びるケーブルが、ハンドルを切っても無理な力がかからず、また余ることも無い長さに設定します。サイクルコンピューターをどこにつけるか決めてから配線してください。
- サイクルコンピューターを取り付けるタイラップなど、マニュアルで指定されている方法でサイクルコンピューターを固定します。
- サイクルコンピューターを設定する
- 単位を設定する
- 多くのサイクルコンピューターは、速度や距離を表示する単位として「マイル(mp/h)」と「キロメートル(km/h)」を選択できます。多くの方はメートル法に慣れていると思われますので、「km/h」を選択します。
- タイヤ周長を設定する
タイヤ周長をミリメートル単位で設定します。タイヤ周長はマニュアルに記載されている場合が多いですが、もしわからない場合は
- のサイトを参考にしてください。また厳密に設定したい方は、先ほど紹介したサイトを参考に、実際にタイヤ1週の距離を測って設定してください。時刻を設定する現在時刻を設定します。取扱説明書を参考にしてください。
- 動作確認するセンサーを取り付けたホイールを持ち上げ、手で回してください。速度が表示されたら成功です。サイクルコンピューターによっては、ケイデンス(クランク回転数)、心拍、現在のギア比も表示できます。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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