公開日 :
更新日 :
【忘れ物はなんですか?】レース・サイクルイベントへ持っていくもの
レースに出場されたことがない方、レースへたくさん出場されている方、今一度、レースへ出場する際に必要になるもの・あると便利なものを確認しておきましょう。
目次
必需品
■自転車本体
安全に整備された自転車を持って行きましょう。また、ポジションの規定が適応されるレースの場合には、サドルの後退幅、重量などがチェックされます。レースによっては事前に自転車店でチェックしたという証明書類の提出が必要な場合もあります。出場するレースがどうなのか確認をしておきましょう。
※もし事前に用意していない場合は当日会場で有料でチェックしてもらえる場合もあります。
■ヘルメット
使用を開始してから3年以内のものが望ましいです。もし3年以内であっても、破損しているものを使用するのはやめましょう。
また、レースによっては”JCF公認”のヘルメットであることを義務付け、それ以外のヘルメットでの出場を制限するレースもあります。今一度、レースの規約とご自身のヘルメットに問題がないか確認しておきましょう。
■グローブ
レースでは何があるか分かりません。集団走行では普段よりもスピードが出るので、もしもの時のためにグローブはしておきましょう。自分は転ばなくても、前の人が転んで巻き添えになるなんてことも考えられます。また、グローブの着用を義務付けているレースもあります。
■シューズ
ビンディングシューズを使用している場合には、クリートの取り付け・摩耗を事前にチェックしておきましょう。スタートラインに立ったのにクリートがペダルにはまらない、もがいたらクリートが外れてしまったなど、不測の事態はしばしば起こりえます。
赤丸の部分が削れて色付きのラバーが無くなると大体の交換時期の目安です。
またのクリート前後ペダルに引っ掛ける箇所(下記画像赤丸)が削れて、破損、薄くなっている場合、固定が弱くなり外れやすくまたは装着できない可能性もあります。
きちんとチェックして早めに交換しましょう。
■ウェア
ウェア自体ではなく、着替える場所がないということもよくあります。最初から来て会場へ向かうのもアリでしょう。
季節や天候によって、長袖やインナーの着用を選択しましょう。
食べ物・飲み物
■食べ物
レース中の補給食はもちろん、レース前、レース後にも食べ物は必要になります。真夏の車の中に放置されるようなことも想定して、腐りにくいものを持って行くといいかもしれません。
■飲み物
水分補給はしっかりしましょう。ボトルへ入れる水がない、なんてことにならないように、水は多めに持っていくことをおすすめします。落車の怪我を洗い流したり、暑ければ頭から被ったりと、色々な使い方ができます。
ボトルの大きさ・水分の量は入る距離、天候、季節に応じて選択しましょう。
■補給について
●補給食についての詳細はこちらもご参考下さい。
「エネルギー補給と疲労回復について」
備えあれば憂いなし
■空気入れ
出発前に入れておけば大丈夫と思っていても、レース会場についてからパンクしたなんてことも起こりえます。会場に着いて見ると空気が抜けていたなんてことも。レース会場においては、何が起こるか分かりません。
携帯性に優れたフロアポンプ
フロアポンプながら、携帯性に優れたフロアポンプも多くあります。色々と荷物が多くなるため、携帯性に優れているのに越したことはありません。
Panaracer(パナレーサー) 可変式フロアポンプ BFP-N02AGF-S
LEZYNE (レザイン) STEEL TRAVEL FLOOR DRIVE (スティールトラベルフロアドライブ)
また下記のようにスタンドとして使えるフロアポンプもあります。下記のものはスタンドとポンプと分離することもできます。
■アイウェア
レースの場合集団で走行することが多く、飛び石が目に当たる確率が高くなります。義務化はされていませんが、アイウェアの着用をおすすめします。
■安全ピン
ジャージにゼッケンを取り付ける際に使います。大抵のレースではゼッケンと一緒にもらえますが、もらえないレースもあります。転ばぬ先の杖、念の為に持って行きましょう。また安全ピンはドタバタしがちなレース会場ではなくしてしまうこともあります。
下記のような磁力で固定する、マグネットも市販されています。ユニフォームに穴を開けなくて済みます。
BIB BITS
■タイラップ(結束バンド)
フレームゼッケンを取り付ける際に使います。大抵のレースでは貰えますが、取り付け方法を間違えたり、なくしてしまうこともあり得ます。何かと便利なので、持っていくことをオススメします。また、タイラップを取り付けても、余った部分をカットするハサミなどはもらえないので、ハサミやワイヤーカッターなども持って行きましょう。
■メンテナンススタンド
安全に、完全に整備されていても、レース会場についた途端調子が悪くなる自転車が存在します。また、自転車は会場のどこにでも置けるわけではないので、余裕があれば自転車の台数分持って行きましょう。
ミノウラ VERGO-TF2 は車の車載用スタンドだが、VERGO-TF Stand と組み合わせることによりメンテナンス用のスタンドとしても使うことができる。
車からおろして、マシンの最終調整を行い万全の状態でレース・イベントへとへ挑みましょう。
●VERGO-TF2についての詳細はこちらをご参考下さい
■工具
整備したはずなのに調子が悪い、ボルトが緩んでいる・・・。よくあります。
最低でも、六角レンチ、ドライバー、ワイヤーカッターは持って行きましょう。
■日焼け止め
レースシーズンは春から夏にかけてです。日焼けをすれば、それだけで体力を奪われてしまいます。またレース前、本番、終了後の片付けや観戦など、陽の下に出ている時間は思っている以上に長いです。持って行きましょう。汗をかくので、ウォータープルーフのものがおすすめです。
■ローラー台
アップをするためにあれば持って行きましょう。15~20分程度、軽く回すだけでも違ってきます。ストレッチも必要な人はしましょう。
アップするだけなので負荷装置もなく軽量で省スペースのものがいいでしょう。
MINOURA(ミノウラ) UP ROLLER (アップローラー)
参考重量:4.5kg
参考重量:7kg
参考重量:5.5 kg
CycleOps (サイクルオプス) ALUMINIUM ROLLER (アルミニウム ローラー)
参考重量:7.9kg
■アラーム付き時計
サインチェックの時間、スタートラインへの集合時間、アップの何分後に出走か?何かと時間に追われてしまうレース会場、サインチェックに遅れて出走が遅れたなんてことにならないように、時間の管理はしっかりとしましょう。
■クーラーボックス
車の中に飲み物をおいておけば、すぐにぬるくなります。レース終了後、車に戻ってぬるい水やスポーツドリンクを飲むなんてことにならないように、余裕があれば持って行きましょう。
■スペアパーツ
なぜかレース会場についたら故障する自転車があります。
クリート、ワイヤーセット、チェーン、コネクトピン、加えてタイヤやチューブなどは持って行っても損はしないでしょう。
■保険証
落車をして怪我をした時、病院へ運ばれるなどすれば必要になります。また身分証明のために、あれば運転免許証も運転するしないに関わらず持って行きましょう。
シェアをお願いします!
投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
コメントはまだありません。質問大募集中です!
質問・コメントは下記フォームよりお送り頂けます。