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ロードバイクの 室内保管の方法(縦置き型ディスプレイスタンドの比較・選び方)
スポーツバイクは雨ざらしや直射日光によりパーツやフレームへのダメージにより本来の性能を発揮できなくなる場合もあります。また、スポーツバイクは高額なため盗難に合う確率も高いため、スポーツバイクは屋内保管をおすすめします。
ただ、スポーツバイクにはキックスタンド等のスタンドを取り付けないことが多く、自立させることが出来ません。かといって壁に立てかけるだけでは不安定で、転倒の恐れがあるので、普通はディスプレイスタンド等を使って保管します。
また、ワンルームの場合、部屋の広さに余裕がなく、そのままでは室内保管できないことが多いです。
その場合、ディスプレイスタンドの中で最も省スペースな部類に入る自立式縦置き型の3モデルを比較。
ディスプレイスタンドには主に下記のような種類があります。
目次
横置きでの屋内保管
横置きタイプのスタンドは、出し入れは楽ですが、部屋の専有面積はかなり大きくなります。
また、縦に二台以上収納できるタワータイプは上の段の出し入れが面倒・設置が大変、壁に穴を空けるフックは賃貸で利用不可・やはり持ち上げるのが大変、ということで、毎日使うには少し辛いものがあります。
●縦置き型ディスプレイスタンドとは
自立式縦置き型ディスプレイスタンドは、後輪をタイヤ受けに置いて、前輪はフックに引っ掛けて縦に自転車を収納します。自転車を横に収納した場合、大体1畳分ぐらいの場所が必要ですが、縦に置くとその半分ぐらいのスペースに入ります。
※フルフェンダーが取り付けられた自転車は縦置きで収納はできません。
●比較
ミノウラ DS2200
<対応車種>
・20インチ~29インチまで対応しています。
・別売りの延長バーを用いれば、ブロックタイヤをつけた29erにも使用できます。
・タイヤ幅は70mmまで対応しています。
<安定性>
・重量は約4.83kgのためロードバイクやクロスバイク等の軽量な自転車の場合、安定感があります。
・MTB等の重量のある自転車の場合、少し安定感に欠けます。
・タイヤ受けの長さをタイヤサイズに合わせて微調整できるので、どのタイヤサイズでも同一の固定力が得られます。
<デザイン>
・シンプルながら、自転車をしっかり保持できるて幅広い自転車に対応できるデザインになっています。
<動画>
・収納
・取り出し
<収納取り出しやすさ>
・取り出し時間:平均4秒
・収納時間:平均5秒
・重量が少し軽いため、自転車を取り出すときにスタンドが動いてしまう場合があります。
<汎用性の高さ>
縦置き以外にも、横置き(前輪が前)、横置き(後輪が前)ができます。
【veloline(ヴェロライン)】
<対応車種>
・ロードバイク専用設計です。
・重量が軽いため車体の重い自転車は支えることができません。
・後輪をセットする、タイヤ受けの間隔が狭いためタイヤの太い自転車は使えません。またディープリムの場合、うまく固定できないことがあります。
<安定性>
・重量が2.0kgと軽量なため少し頼りなさがあります。
・前輪を引っ掛けるフックの向きによっては外れやすくなります。
<デザイン>
・非常にシンプルなデザインでどんな部屋にも合います。
・無駄のないデザインなので使っていない時も場所をとりません。
<動画>
・収納
・取り出し
<収納取り出しやすさ>
・取り出し時間:平均9秒
・収納時間:平均7秒
・参考動画のように、スタンドの足を踏んでフックの付いたバーを向こう側に押して、タイヤ受けに固定された後輪を外す必要があります。
<汎用性の高さ>
・縦置き以外にも、横置き(前輪が前)、横置き(後輪が前)ができます。
【Kabuto カブト H-50】
<対応車種>
・泥よけのついていないスポーツバイク全般に対応しています。
<安定性>
・重量が約8.4Kgのため、ロードバイクでもMTBでもしっかり立てかけることができます。
・台座に重心がかかるようになっているので安定感があります。
<デザイン>
・安定感重視のため、利用していない際は威圧感のあるデザインです。
<動画>
・収納
・取り出し
<収納取り出しやすさ>
・取り出し時間:平均3秒
・収納時間:平均3秒
・後輪を持ち上げること無く転がしてタイヤ受けにセットできます。フックもタイヤの着脱が簡単で、ストレス無く収納、取り出しをすることができます。
<汎用性>
・縦置きのみ対応しています。
●表
MINOURA ミノウラDS2200 | veloline ヴェロライン | Kabuto カブトH-50 | |
安定性 | ○ | △ | ◎ |
デザイン | ○ | ◎ | ○ |
参考価格 | ○ | ◎ | △ |
収納、取り出しやすさ | ○ | △ | ◎ |
対応車種 | ◎ | △ | ◎ |
汎用性 | ◎ | ◎ | △ |
合計 | 14 | 12 | 13 |
※◎=3点、○=2点、△=1点
●おすすめ
デザイン性ではveloline、安定性や収納スピードではカブトのH-50がおすすめです。全てが高水準なのはMINOURA ミノウラ DS-2200です。
また、縦置き横置きに両対応しており、安定性対応車種の豊富さを考えると、最も使い勝手がいいと考えられます。
そこで、
がおすすめです。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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