HOME / 

How to ride(乗り方) / 

スポーツ自転車入門

公開日 :

更新日 :

投稿者:mechanic

スポーツ自転車入門

この記事では、スポーツ自転車を購入されたばかりの方を対象に、スポーツ自転車の特徴や正しい乗りかたについて解説します。

目次

オンロード向けスポーツ自転車(ロードバイク・クロスバイク)の特徴

オンロード向けスポーツ自転車は、きれいな道をより速く・楽に走る為に最適化された自転車です。具体的な車種については、ロードバイク・ピストバイク・クロスバイクの紹介をご覧下さい。

スポーツ自転車に乗る前に

オンロード向けスポーツ自転車には、「慣れ」が必要な特徴がいくつかあります。

  • トップチューブが高く、跨ぎにくい
    スポーツ自転車の多くは、車体の強度を確保しつつ軽量化するため、二つの大きな三角形を組み合わせたような形状になっています。(ダイアモンドフレームと呼ばれます)
    そのため、トップチューブが高く、一般車のような乗り方をすると、信号待ちなどで足が引っかかる可能性があります。
  • そこで、信号待ちでは、「サドルから降りて」「トップチューブを跨いだまま」待ちます。
    悪い例。サドルに座ると停車時爪先立ちになる。

    悪い例。サドルに座ると停車時爪先立ちになる。

    悪い例。車体が傾きやすく危険。

    悪い例。車体が傾きやすく危険。

    良い例。サドルから降りて立つ。

    良い例。サドルから降りて立つ。

    良い例。サドルから降りて、右足をペダルにかける。背の低い人にオススメ。

    良い例。サドルから降りて、右足をペダルにかける。背の低い人にオススメ。

  • サドルが高く、怖い
    ペダリングを楽にし、かつ体を壊さないために、スポーツ自転車のサドルはかなり高い位置にセットされています。
  • 低すぎるとふくらはぎなど弱い筋肉から疲労し、極端な場合ケガの原因になることすらありえます。もちろん逆も然りです。
    体にあったスポーツ車を選ぶ(ポジションについて)
    を参考に、または身近なショップ・自転車仲間にアドバイスを受けながら決めていきます。
    具体的な高さの変え方については、サドルの高さ調整(スポーツ自転車編)を御覧ください。
  • ハンドルが低く、つらい
    スポーツ自転車は、長距離を楽に走り抜けるために、空気抵抗が少なく、筋肉を効率的に動かせるようなポジションにするのが一般的です。
    しかし、初めての方には辛い姿勢を保ち続けなければならないのも確かです。
    ハンドルの角度、高さ調節
    を参考にハンドルを高い位置にしてしまうことで多少は改善できます。
  • 変速機の操作がわからない
    最近のデュアルコントロールレバーを採用したロードバイクは、ブレーキレバーと解除レバーを使った独特の変速レバーを備えています。
    まずはロードバイクの乗り方を参照してください。

日々のメンテナンス

スポーツ自転車は、競技用車両を起源に持つので、日々の点検が必須となっています。

具体的なメンテナンスについては、乗車前の点検(スポーツ自転車編)をご覧下さい。

より快適に走りたい!

スポーツ自転車のタイヤは通常、かなり高めの空気圧で利用します。空気圧が下がると、走りが重くなり、パンクの可能性が大幅に高まります。

スポーツ自転車の空気の入れ方を参考に、適切な空気圧を保つようにすることで、快適なライディングを続けることができます。
また、自転車は多数の交換可能なパーツで出来上がっていますので、それらの組み合わせを変えることで、世界に一台だけの自転車にすることも可能です。
当店サイトに多数のカスタマイズ用パーツを取り揃えていますので、ぜひ御覧ください。

シェアをお願いします!

投稿者情報:mechanic

京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

質問・コメント一覧

  • 2011/12/02 - ぽんぽこ

    はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいています。
    有益な情報をありがとうございます。

    さて、当方62歳になる出戻りライダーです。40年程前にはツーリングという
    スポーツタイプの鉄自転車を愛用していました。2ヶ月ほど前に思い立って巨人の
    エスケープ3(2012型)を購入し1000㌔ほど乗りました。ほぼ毎日20㌔
    の使用です。

    その体験を踏まえて本格的クロモリ軽量バイクを組もうと考えていますが
    以下のような自転車を組むことは可能でしょうか?

    1 しなやかであること(主観的で難しいかもしれませんね)

    2 スプロケットの構成をリアー4~5枚。フロントは激坂用を含めて2枚。
      インデックスシステムによらない変速で可です。
      歯数はどの程度が適正なのかは今後の課題です。
     
      内装のほうが現実的かなとも思います。内装5段がクロスレシオなら良いのですが

    3 もちろんフルオーダーで古の部品の使用もOKですが
      メンテナンスが比較的易しいものがいいです。

    以上勝手ではありますがご意見アドバイスがいただけたらと思います。

  • 2011/12/03 - mechanic

    お問い合せありがとうございます。
    まず、一般的には、細みのクロモリフレームはしなやかだとは言われますが、重量も関係いたしますし、また主観にもよります。

    また、お考えの段数からしますと、クラシック部品を除き、現在入手できるものとしては、7、8段用のギアクランク、チェーン、ディレーラー、フリクションのWレバーを選択するとして、
    後スプロケットの4段、5段はもうありません。

    スプロケットについてはクラシック部品を入手したとしましても、今度はそれを取り付けるハブがありません。
    5段スプロケットにしても、ハブのオーバーロックナット寸法(フレームエンドへの取付け幅)は120mmでなければならず、かつカセット式でない、ボスハブである必要があります。
    また、フレームもそれにあわせたサイズでなければなりません。
    現行製品は130あるいは135mmが主流です。

    となりますと、現行製品で組むことは残念ながら不可能です。
    フレーム、パーツ(ハブ、スプロケット等)など、なんとかクラシック部品を入手して組むしかないと思います。

    またご検討ください。

質問・コメントは下記フォームよりお送り頂けます。

 (公開されません)

SNSをフォローして新着情報をチェック!