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フロアポンプの選び方【2021年11月更新】
タイヤの空気圧管理は、スポーツ自転車での最も基本的なメンテナンスです。その管理に使う最適な空気入れ・ポンプといえば、フロアポンプにほかありません。
車種と規格にあった、しっかりしたフロアポンプを使うことで、空気圧管理を楽に、心地よく行うことが出来ます。
本サイト独自の見解が含まれているかもしれませんが、自転車タイヤの規格と共にポンプも更に進化している中で改めてフロアポンプの種類と選び方をご紹介します。
目次
フロアポンプの種類
フロアポンプは、構造によって対応する空気圧と排気量など機能の違いで分類することが出来ます。けれど機能の同じポンプでも、素材や組立て品質の違いで使いごたえと耐久性が変わります。その分コストの差にも反映されています。
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高圧対応ポンプ
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主にロードバイク向けの、高圧タイヤに適したモデルです。チューブラータイヤのような極めて高い圧力(14気圧以上)を必要とする場合もこれ一択。もちろん普通のロードクリンチャーのタイヤにも気楽に空気を入れることが出来ます。
その高い圧力の中でも簡単に空気を入れ続けられる秘密は、シリンダー或いはピストンの径のサイズにあります。ストローク一回分の排気量は少ないが、小さい径のピストンはパスカルの原理によって軽い力を大きい圧力に転換されます。
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MTB専用ポンプ
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適正空気圧が低い(~4気圧)のにもかかわらず太いMTBのタイヤではロードタイヤより何倍ものエアボリュームが必要とされています。それ専用に特化したポンプには、より少ないポンピングの回数で適正値に達するという特徴があります。
一回分の排気量は多いが、圧力が高ければ高いほどポンピングに力が要ります。
スポーツ自転車用汎用ポンプ
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- 最も一般的な使用範囲で、MTBからロードクリンチャーまで対応の幅が広く、性能はMTB専用と高圧タイプとの間にあります。。
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チューブレス対応・エアタンク付きポンプ
- チューブレスタイヤの普及により、需要に合わせたポンプ製品が近年増えつつあります。気密性の良いわりにビードがぎちぎちで取付けにくいチューブレスタイヤをリムに順調にはめるため、コンプレッサーみたいに膨大な空気量を一気に送り込めることが可能。
- 空気をため込んで、スイッチで排気をコントロールできるエアタンクの搭載したポンプ、或いは別売の付加タンクが現在主流のチューブレス特化製品です。
選び方――購入する際に考慮すべきこと
需要の空気圧
14気圧以上まで対応するフロアポンプを本当に必要とする場合はチューブラーなど極一部に過ぎないし、がっちりしたMTB乗りでも3気圧以上のタイヤ設定全く存在しない。
そして高圧対応の場合は基本、シリンダーの排気量或いはゲージの表示精度を犠牲にして得られたものです。
例えばLezyneのようなメーカーではロード用やMTB向けの違うモデルを提供しているから、自転車に使う空気圧範囲に基づいて最適のモデルを選ぶべくことです。
エアボリューム
ちょうど空気圧みたいに、タイヤの種類によってボリュームのある方は排気量の大きいポンプでより気楽にタイヤを設定できる。
ストローク一回分で得られるエアボリュームが大きく、より速くタイヤの適正空気圧に到達できるが、その分対応する最大の空気圧は比較的低い。
エアボリューム大きく適正空気圧が低いMTBタイヤにとって、ハイボリュームポンプの存在は重要。
チューブレスタイヤを使用する場合であれば、ハイボリューム出力は十分にコンプレッサー代わりにタイヤビードを上げられることもあるかもしれない。
ゲージの精度
ゲージの正確さが最も頼りにできるのは気圧対応範囲の中段とよくいわれている。
例えばMTBのタイヤを1~2気圧の間に正確に微調整したい時は、必ず低圧でも正確に圧力が測れるゲージが理想でしょう。(別途タイヤゲージの使用もおススメです)
ところで、デジタルゲージの付いているポンプもまたおすすめオプションの一つです。
ヘッドタイプとバルブタイプ
仏式(Presta)と米式(Schrader)がスポーツ自転車でよく見られるバルブ規格ですが、英式(Dunlop)はシティーバイクやママチャリ以外ではあまり使われていません。
フロアポンプのヘッドはこれら仏式と米式両方とも大抵対応できるが、違うメーカーにヘッドの使用デザインと構造が大きく異なることもある。
特定バルブ規格専用の単機能ヘッドは存在しているが、ヘッド先のパーツだけ反転させて別規格対応できるようになるものもある。
デュアルバルブヘッドという違うバルブ対応の穴がそれぞれ備えたデザインがある一方で、固定レバーを起こすと嵌まったバルブの形に合わせて自動的に調整できるスマートヘッドも存在している。
いろんなデザインの中で、固定レバーがない代わりにバルブのネジ山に嵌めて締め込めるタイプが最もしっかりな接続を得られるという;ほかのデザインみたいにゴムで止めるのではない故、ヘッドの気密性は長持ちで丈夫。
空気圧を微調整できるリリースボタンがついているかどうかも、気にして良いところかな。
本体のサイズと重量
広々とした住宅の中での使用なら、ポンプ本体の長さとベースの大きさに気にすることはないだろうけれど。
狭いマンションの限られた空間では収まりの良さを考慮する上最適のサイズ選ぶが、レースやイベントの参加で車中に常備するなら本体の重さから携帯の利便性を検討に入れてはいかがでしょう。
素材
ポンプの素材と組立ての品質は常に値段と比例する、ざっくり言えば価格が高ければ高い程ポンプに金属パーツの使う割合も大きくなる。
格安のオプションは一見お得と感じているかもしれないけど、実際に酷使されているところで樹脂製が故にしなったりぐらぐらしたり不安定になるケースが多い、結局寿命短くて使用期間分のコストにお得とは言いにくいだろう。
それに比べて、メタルの方の耐久性、組立て精度と使用時の安定感は遥か上に立っているにもかかわらず、修理とメンテのしやすさで寿命が更に延びることも大きいメリット。
整備性
どんなポンプにも必ず長期間の使用で磨耗する部分が出る、例えばシリンダーやヘッドの気密性を保つゴムリングやパッキン、あるいはゴムホースの経年劣化など。
これらによる使用上のトラブルに備えて、ポンプが長年にわたり使用し続けられるためにはスペアパーツの取得と修理のしやすさへの配慮も不可欠。
おススメフロアポンプ
- 重量: 1kg
- 米、仏式バルブ
- シームレスアルミバレル
- スチールピストン
- アルミベース
- ヒッコリー木製エルゴノミックハンドル
- Max200psi
- ボール用ニードル付属
空気の入れ方について
スポーツ自転車の空気の入れ方・携帯ポンプの使い方を参考にしてください。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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- 2011/11/27 - mechanic
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こんにちはスタッフ山田です。
ヘッドが抜けてしまうのは恐らくバルブエクステンダーの胴体がネジ切りがされていないため
ヘッドのパッキンが引っ掛からず圧力がそこそこになるとスポンと抜けます。
パッキンやヘッドの交換で若干マシになりますが、他のメーカーのものでもなりますので
違いはあっても根本改善にはなりません。
手で押さえていただくなど工夫していただくしかないでしょう。
弊社のスタッフでの経験ではパークツールのメカニックフロアポンプやヒラメポンプヘッドが
かなり良さそうとは記憶しておりますが程度のこともありますので必ずしも確約はできません。
参考程度にしていただけましたら幸いです。
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- カテゴリ/タグ:Buying Guide(パーツ・ウェア), フロアポンプ・インフレーター, メンテナンス, 基礎知識
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こんにちは、初めまして草野と言います。
最近チューブラーホィールに戻しました。ボントレガーのチューブを使用していたので、
フロアポンプもボントレガーの物を使用しおります。Zipp202のホィールにベロフレックス
のチューブラータイヤに交換したので、バルブエクステンダーを使用して空気を入れようと
すると空気が漏れ、そのうえヘッドが抜けてしまって上手く入りません。
勿論同じフレンチですのでクリンチャーの場合と全く変わらないと思うのですが、何処かに
問題でも有るのでしょうか?
ヘッドを交換すれば上手く入るようになるのでしょうか
回答宜しくお願い致します