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宇宙、
それは人類に残された
最後の開拓地である。

(ドラマ「宇宙大作戦」より)


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人類の夢、
宇宙旅行。


何年も前から
「2019年には宇宙旅行が実現する」
と言われてきましたが、残念ながら、
宇宙旅行に行ったという話は
まだ聞きません。

しかし、
2019年も、ただ黙って
過ぎていった訳ではありません。

当初は2028年を予定していた
NASAの月面探査計画「アルテミス」が
当初の予定を大きく前倒し、
2024年の有人月面探査を
再開すると発表。

人類が再び月面へと降り立つための
3つのフェーズが公開され、
月の開拓に向けて動き出す、
始まりの一年になりました。

人が月へ降り立つということは、
アポロ11号が月面着陸を成し遂げてから
50年余り経った今でも
決して簡単なことではありません。

増してや、
いくら技術が発達していても、
100%安全という保障は
どこにもないのです。

全ての仕事が機械に置き換わる…
とまで言われているこの機械世紀に、
人が危険を冒してまで
月を目指す理由とは。

自転車だって同じです。
車や電車で移動した方が圧倒的に速いのに、
人は「速さを求めて」自転車に乗ります。



ROCKBIKES
ROCKET phase3





有人月面探査と、自転車
全く違うように見えるこの2つですが、
全てを機械に任せきりにしない
という所は同じ。

自分の足で踏みしめるからこそ、
得られる感動と達成感。
これが、私たちが月面を目指し、
自転車に乗る理由なのではないでしょうか。


***




「アポロ11号」の有人月面着陸から
今年で丁度50年。

その節目の年に発表された
「アルテミス計画」からは、
何が何でも絶対に成功させるという
気迫を感じます。

それもそのはず、
アポロ計画のもとになった太陽神アポロンの
双子の妹「月の女神アルテミス」
から名前を拝借した、
アポロ計画の兄妹プロジェクトです。

アポロンの妹を名乗るからには、
数百、数千年後の世界で
宇宙開拓史の始まりとして肩を並べなければ
先人に示しがつきません。

計画名で退路を断ったことによって、
「成功するまで止められないぞ」という
プレッシャーは相当なもの。

最も強いプレッシャーに
屈することなく立ち向かえる者こそが、
何事においても大成功を納めるのです。

ロードレースでもそれは同じこと。
ツール・ド・フランスなどをテレビ観戦したり
実際にレースで走ってみると、
選手たちが放つ鬼気迫るプレッシャーが
ピリピリと伝わってきます。

プレッシャーは強いほど勝利へ
いい影響を与えてくれますが、
耐性の無い人が圧の強いプレッシャーを
長時間浴び続けると、強いストレスが溜まり、
結果、押しつぶされる人が続出。

だからこそ、勝つためには
プレッシャー以外の部分から来る
ストレスをとことん抑えて
プレッシャーに耐えるための
余裕を作る必要があります。





装着時の不快感を最小限に抑えるように
設計されたこのビブショーツは、
走行時に体へとかかるストレスを
減らしてくれます。



長時間同じ前傾姿勢で走り続ける、
長距離ロングライドにも、
様々なプレッシャーに
追い詰められるロードレースにも、
オススメの一枚です。



先日発表された、
アルテミス計画で使用される宇宙服は、
アポロ計画で使用されたものよりも
ずっと動きやすく改良されており、
体格も問わない仕様に。

…とは言っても、
相変わらず分厚そうで、
動きにくそうなのですが。

今はまだ厚くてゴツい宇宙アーマーですが、
紫外線の対策の進んだ
100年後、200年後の宇宙服は、
サイクルジャージのように
薄くて軽くて動きやすいものになっている
かもしれません!


***


アポロ11号は、
本当に月に行ったのか。

世間からの関心が大きければ大きいほど
必ず出てくるのが陰謀論です。

アポロ計画においても例外ではなく、
アポロ計画は嘘だったと主張する意見があり、
バラエティ番組などでも取り上げられるため、
信じている人も案外多いです。

未知の技術力を疑いたくなる気持ちは
とてもよく分かります。

だって、今で例えるなら、
どこでもドアが完成したと言って、
人を使った瞬間移動実験の様子を
世界同時中継するようなものですよ?

これは、信じろという方が難しい。
そんな日が来れば真っ先にCGを疑いますよね。
月面着陸がスタジオ撮影だったと
信じる気持ちがよく分かります。

しかし、
アポロ11号は月へ行った。
これは事実と考える方が自然です。

例えば、月面着陸陰謀説の根拠の中に
「月で撮影した写真に星が写っていない」
という有名なものがあります。

しかし、カメラに詳しい方はご存知の通り、
非常に明るいものに焦点を合わせて
撮影した場合。暗い所にある小さな光は
黒つぶれして写りません。

太陽の光を直接受ける月の昼間は
高温かつ非常に明るい!
月面にピントをあわせると、
間違いなく星は映りません。

星が写っていないことが、
逆に信ぴょう性を増しているのです。

さらに、2012年には
物証も見つかっています。

人工衛星から送られてきた画像の中に、
「旗」と「タイヤ跡」といった
アポロ計画の証拠ともなる遺物が
写り込んでいたことが分かったのです。

風が吹かない月だからこそ
今なお残り続けるタイヤ痕。

今後、月が開拓されて
月面観光が可能になった後も、
この痕跡は永遠に保管され、
観光の目玉になることでしょう。


ゴツゴツとした月面を
サイクリングするなら


MAXXIS
MINION DHF
27.5×2.80


いつか、海外旅行に行くような感覚で
月旅行に行く時代が来れば、
是非とも月面サイクリングをして、
足跡ならぬ、自転車のタイヤ跡を
残してみたいものです。



月面アドベンチャーライドは、
是非とも月面ツアーのプログラムに
組み込んでほしいですね!


***


宇宙でのミッションに参加するためには
様々なトレーニングを
クリアする必要があります。

大気圏突破時の強い重力に耐える訓練から、
宇宙空間でのトラブルの対処法、
果ては、帰還する際に遭難てしまった
場合に備えたサバイバル術まで。
あらゆる過酷なトレーニングを積んだ上で、
宇宙へ旅立つのです。


宇宙に行ってからも
トレーニングは続きます。

宇宙空間では体に重力がかからないため
筋力がみるみるうちに衰えてしまうので、
地球に無事帰還し、再び地球で生きるためには、
室内筋力トレーニングが欠かせないのです。

いずれ、私たちが旅行で宇宙に行く時代が
やってきても、宇宙が無重力である限り、
たとえリゾートの最中であっても、
筋力トレーニングは欠かせません。

特に歩くために必要な足の筋肉は、
しっかりと鍛えておきたいところです!



DK City
D2R SMART


脚力を鍛えるならローラー台!

DK city の D2R SMART は、
フィットネスから本格トレーニングまで、
幅広くカバーしてくれて、
コストパフォーマンスにも優れた
室内トレーナーです



車体を左右に振れるのが特徴で、
ダンシングやスプリントの練習では、
より実走に近い走りを再現できます。

そして、魅力は実走感ではありません。
車体を揺らすことで、完全な固定式だと
一点に集中していたパワーが分散されるため、
フレームへのダメージが軽減。

1台の自転車を大切に長く乗りながら、
室内トレーニングをしたい方にピッタリです!



地球では実走感とzwiftへの没入感に
繋がるこの揺れが、宇宙に行くと、
新しい乗り心地に進化!?

無重力空間で
ふわ〜ふわ〜と穏やかに揺れる車体。
走りやすいかどうかは置いておいて、
間違いなく新感覚の走り心地です!

…と、冗談はさておき。

この、車体が左右に揺れるタイプの
固定式室内トレーナーは、私が知る限り、
日本に2ブランドしかありません。

1つはこのDKcityで、もう1つがKINETIC

大きな違いとしては、
DKcityが趣味で乗る方向けのスペックで
KINETICがレース志向の方向けのスペック
という点でしょうか。

この2つ、価格が全然違いますので、
値段を遥かに上回る
スペックを持っているDKcityは、
コスパ重視の方に大変オススメの一台です!

現品限りで再入荷も未定ですので、
気になる方はお早めに!




宇宙ホテルで、
青い地球と無限に広がる星空を
眺めながらローラー台トレーニング。

なんて最高なのでしょう!


***


宇宙観光の実現は
もうすぐ傍まで近づいてきています。

しばらくは「宇宙空間に出る」のが
宇宙観光の主流となるでしょうが、
いずれ宇宙にホテルが建設されれば
ショートステイも可能に。

宇宙観光客が月面を歩くのは
いつ頃になるのでしょうか?

宇宙観光客が月に一歩踏み出す頃には、
今よりも宇宙服も薄く軽くなっていて、
月面を自転車で観光することも出来るかも?

地球と違って大気をほとんど持たない月は
太陽から降り注ぐ紫外線量は、
地球と比べ物になりまりません!

いくら薄着で出歩けるようになっても、
酸素マスクとサングラスは必須です!


R2
ROCKET




レンズ大きくて視野を広くとれる
シングルレンズのこのアイウェアは、
紫外線が目に入るのをブロックしてくれる
だけでなく、着用時のフィット力にも特化。


ヘルメットと同時に着用した際の快適性は、
アイウェア界の中でもトップクラス。
その実力は、ヘルメットも作っている
ブランドだからこそですね!



フレームには医療などの現場でも
使用されているほど軽量で
弾力性の高いTR90という素材を使用。

さらには、顔の形を覚えて
しっかりホールドしてくれるので、
走行中、ずれにくくなっています。




ところで、重力はほぼ無く、
風も吹かない月でのサイクリングとは
一体どんな感覚なのでしょう。

…そもそも、無重力状態で
人は自転車でバランスをとりながら
前に進むことができるのか…?

これは実験のし甲斐がありそうですね!

とはいえ、
宇宙ホテルも、月での自転車実験も、
全て、まずは月に行けるように
なってからのお話です。

アポロ計画から50年、
月の開拓はようやく
スタート地点に立ちました。

月への人類再上陸を目指すアルテミス計画は、
ロードレースで言う所の
ツール・ド・フランス第1ステージ。
そのスタートが、来年2020年に迫っています!

2020年は様々な面で節目の年になる予感!
そうです!なんといっても、
東京オリンピックの開催です!

数ある競技の中でも、
ロードレースは特に注目の競技ですよ!

日本の出場枠は男女ともに2枠あり、
候補の選手がとにかく豪華!
野球で例えるとメジャーリーガー級の
一流選手が勢ぞろいです!!

誰が走るか決まるのは、まだもう少し先。
来年の5月末開催の国際ロードレース
「ツアー・オブ・ジャパン」が選考対象なので
その後だと言われています。

出場選手はTOJ 2020の結果次第?
2020年のTOJは例年以上に
ハイレベルな戦いが見えるかも!?

2020年の注目ポイントが
また1つ増えましたね!

勝敗を分けるのは実力だけではありません。
他の選手のコンディションなどの
運も絡んできます。

勝負の2020年
あなたも、年の初めに運を試してみませんか?



運が良ければ、
豪華なアイテムが入っている、
お得な福袋の予約が始まりました!

運試しに勝っても負けても、
お値段以上の内容になっておりますので、
安心してご参加くださいませ〜!

数量限定、
なくなり次第受付終了ですので、
挑戦を希望される方はお早めに!




自転車競技の展開にも注目しつつ、
アルテミス計画の動向も
追っていきたいと思います。

月への人類再上陸の予定は2024年。

果たして私たちは
人類の大きな2歩目を、
生で見ることが出来るのでしょうか!?


fizi:k
X2 TERRA CLIMA
SPDビンディングシューズ






私が生まれてくるずっと前にはもう、
アポロ11号は月に行っていたので、
リアルタイムで見ることが叶う(かもしれない)
初めての月面着陸に、
今からドキドキが止まりません!




【今週の1台】


いつ叶うのか、月面サイクリング。

私が生きているうちに、
月で自転車に乗れるようになるかは
正直分かりません。

ですが、「もしかしたら!」
ということがあるので、
私はまだ諦めていません!!!

月に自転車を一台だけ
持って行けるとしたら…

私はこの1台を選びます!

MARIN
2020年モデル
MOUNT VISION-8


衝撃吸収性が高く、どんな岩場も、
衝撃をしっかり吸収しながら
進んでくれる上に、
登りのペダルが軽いのが特徴のバイク。

エンデューロやダウンヒルを
本格的に楽しむことのできる、
最新のMTBです。

月面のような癖の強そうな場所も
ガンガン走ってくれることでしょう!!




決め手は黒いフレームの中に広がる
赤のグラデーション!

真っ黒な宇宙空間の中、
地平線から赤々と輝きながら昇ってくる
太陽の光はきっとこんな感じなのでは
ないでしょうか?

大気が無いことで、
月から太陽がどう見えるのか。
地球の夕焼けのような現象は発生するのか。

全ては想像に任せるしかありませんが、
真っ暗な空に輝く、真っ赤な太陽。
なかなか良いと思いませんか?

一度でいいから月の日の出が
見てみたいものです。
映像で良いので…!
NASAさんお願いします!!





「月に行ってみたい。」
そう願うのは簡単です。

しかし、実際に月に行くためには、
生半可ではない努力と覚悟、
素晴らしい頭脳、
そして誰よりも強い”運”が必要です。

普通に生きていたら
スタート地点にすら立てない。
悲しいことに、これが現実。

夢とはなかなか叶わないもので、
子供の頃の夢を叶えた人の割合は
10%ほどだと言われています。

…そんな夢が、
”夢の中”で叶えられるとしたら。
あなたは叶えたいと思いますか?




「To the Moon」

死の床にある患者の記憶に入り込み、
その記憶を書き換えることで、
人生の最後にやり残した夢を叶える
という奇妙な仕事をしている、
ロザリーン博士とワッツ博士。

2人の新たな依頼人は、
辺鄙な場所にある大きな屋敷に暮らす、
ジョニーという名の孤独な老人だった。

彼の願いは「月に行くこと」

使用人一家に見守られながら、
床に臥せるジョニーは、一見すると
普通の人生を歩んできた幸せな人間だ。

金持ちの道楽にも見える願いを叶えるべく、
記憶の中に潜った2人の博士はその中で、
彼の辛く苦悩に満ちた壮絶な人生と、
「月に行きたい」という言葉に込められた
本当の願いを知るのだった。



この作品は、映画化が現在進行中の
2011年に公開された、
インディーズゲームです。

死ぬ直前に記憶を書き換えて、
幸せな気持ちで送り出す。
という設定がユニークですよね。

失われた過去の記憶を探しながら
現在から過去へ遡るという構成になっており、
なぜ彼が「月に行きたい」と願うのかが
少しづつ明かされていきます。

確かにジョニーの人生は
順風満帆とは言えないものでしたが、
一方で幸せだった瞬間も確かにあり、
幸せに生きる方法だっていくらでもありました。
それでもジョニーは幸せに生きられなかった…

ジョニーの一生を追体験することで、
その原因は”月”にある。
ということを知った2人の博士は、
いよいよ契約通りジョニーの夢を叶えます。

今まで追ってきた彼の一生を上書きしながら、
新たに描きあげられる”ハッピーエンド”
全てが上手くいった世界で、
幸せな記憶を胸に
ジョニーは息を引き取るのです。

辛い現実だけでなく、
幸せな現実も全てを忘れ、
偽りの幸せを胸に眠りにつく。

それが果たして
幸せな事だったのか、不幸な事だったのか。
…こればかりは価値観によるものなので
一概には言えません。

ただ、確実に言えるのは、
ジョニーは夢の中で幸せな人生を送ったという事。
彼が必死に築いた現実は、何一つ変わってない事。
それをどう捉えるかは、あなた次第です。

私は、夢の中の人生が、
あまりにも素晴らし過ぎて、
これはジョニーが記憶を上書きしてまで
見た価値はあったと感じました。

しかしその考えも、
ジョニーが赤の他人だから言えることです。
同じことを自分の家族が希望すると、
かなりショックだと思います。

もう10年近く前の作品ですが、
独特な世界観と、幸せな人生とは何かと
訴えかけてくるストーリーが、
今でも忘れられません。

とても面白い作品なので、
興味がありましたら是非一度
ネットに上がっているレビューだけでも
読んでみてください!



【気まぐれぶらり旅】



そろそろ叶うか、
憧れの宇宙旅行。

まだまだ、一部の選ばれた者しか
訪れることができない宇宙ですが、
大変気の早いことに、
様々な「宇宙旅行ツアープラン」が
世界中で既に組まれています。

そろそろ実現しそうなものから、
これは本当に実現するのか…?と思うものまで
多種多様な「宇宙ツアー」。

宇宙ホテルの建設もすでに計画されており、
宇宙に滞在する旅行プランは、
12日で10億円とも言われています。

どこぞのタウンの元社長さんでもない限り
参加できそうにありませんね!
もう少し手の出せる範囲での宇宙旅行が
知りたいところです。

数あるプランの中で、一番現実的なのは、
アメリカのヴァージン・ギャラティック社の
宇宙空間体験ツアー。

数分間宇宙空間に滞在して、
無重力を体験するというもので、
既に予約の受付が始まっており、
参加費はなんと約2,800万円!!!

”世界一周の船旅”が100万円なので、
世界を28周分も出来てしまいます!!

それだけ高額な旅行にも関わらず、
世界中から700人もの応募が
すでにあるのだとか!!
すごすぎる!

このツアーのスペーススーツの
デザインが公開されているのですが、
これがとんでもなくカッコイイ!!

それもそのはず、デザインは
あのスポーツブランド
アンダーアーマーです!

ツアー参加者は一人ひとり採寸の上、
オーダーメイドでユニフォームが
作られるそうな。

…これ、完全に
記念に持って帰れるパターンじゃないですか!
羨ましすぎる!!

画像を勝手に貼る訳にはいきませんので、
気になった方は、「アンダーアーマー 宇宙服」
で検索してみてください!

宇宙を観光する時代が
もうすぐそこまで来ていますよ!


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【あとがき】

自転車も、宇宙に負けないくらい、
謎に満ちております。

自転車がバランスを崩さずに走れる理由
というのは、実はまだ解明されていません。

あなたも私も、
自転車に乗れますが、
なぜ自転車に乗れるのかは、
誰一人として知らないんです。

そんな自転車での旅には、
宇宙旅行にはない魅力が
たくさん詰まっています。

生まれ育った地球の大地を
自分の力で駆ける爽快感。
風の音、草花の香り、色彩豊かな景色。

…宇宙のことを考え続けたら、
自転車がとても
恋しくなってきました。


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最後までお読みいただき、
ありがとうございました

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