こんにちは。
自転車のきゅうべえonline shopの吉仲です。

8月になりましたね。




先月はツール・ド・フランスの開催で
非常にアツい1ヶ月でしたね。

5月のジロ、7月のツールが終わり、
今年のグランツールは今月末から始まる
ブエルタを残すのみとなりました。

しかし、今年はその前に大きなサイクリング
イベントがありますよね。

そう、今月20日からフランスで開催される
『パリ・ブレスト・パリ』です。

指定されたコースを時間内に走り切る
ことを目標としたイベント、ブルベ。

『PBP』はその最高峰とされ、パリを
出発してフランス西端のブレストで
折返し、またパリに戻ってくるという
超絶ロングライド。

5日間で走る距離はなんと1,200km、
獲得標高は11,000m以上にも及びます。

ロングライド志向のサイクリストであれば
一度は夢見る到達点と言えるでしょう。

「自分もいつかは…」と考えている読者の
方もいらっしゃるのではないでしょうか?

というわけで、今回はランドヌールや
ブルベ参加を目論むロングライダーに
おすすめな商品を中心にご紹介いたします。



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ORTLIEB
サドルバッグ2 4.1L


まずはサドルバッグのご紹介です。

ロングライドでは身につけるものが
少なければ少ないほど正義です。

短い距離では少しの負担でも、
長距離を走るブルベではその負担が
積み重なって大きな問題となりかねません。

主な荷物はやはりサドルバッグ
に入れるのが得策です。




オルトリーブのサドルバッグのいいところ
は、なんといってもこの固定方式。

サドルレールに専用のアタッチメントを
付けることでワンタッチで取り外しが
可能な上、しっかりと固定されます。

ベルクロテープなどで固定するタイプと
比べて揺れが少なく、ダンシングしたとき
などの違和感がありません。

また、完全防水仕様なので、ちょっとした
泥除け代わりにもなります。


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ちなみに、オルトリーブの専用アタッチ
メントが共通で使用できるサドルバッグは
全部で4種類あります。

容量が大きすぎると中で物が暴れて
気が散ってしまうこともありますので、
場面に合わせて違うサイズを用意
しておいてもいいかもしれませんね。


  
サドルバッグ2 4.1L      サドルバッグ2 1.6L

詳しくはこちら    詳しくはこちら


  
マイクロ2 0.8L        マイクロ2 0.5L

詳しくはこちら    詳しくはこちら


僕は一番大きい4.1Lのものを
使っています。
輪行袋・補給食・お店に入るとき用の
ハーフパンツなどを入れていますが、
日帰りのライドであれば容量が足りない
ということはまずありません。

荷物を切り詰めれば1泊もこれ1つで
いけそうな感じです。



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続いてはライトです。

日本で開催されているブルベは最短でも
200km、制限時間は13.5時間です。
どうしても夜間走行やトンネルでの走行が
含まれることになりますので、明るい
ライトは必須アイテムです。




CATEYE
VOLT1700


キャットアイのラインナップの中でも
最強クラスのフロントライトです。

なんと最大1700ルーメンの超高輝度。
街頭の一切無いような山道でも走ることが
できるレベルの性能です。




大容量バッテリーを備えており、最大出力
のハイ(1700lm)で2時間、
ミドル(500lm)で5時間、
ロー(200lm)で15時間もの長さ
を実現しています。




バッテリーはカートリッジ式になっている
ので、別途予備を購入することでさらに
長い照射時間を確保することができます。

とにかくライトに関して不安を取り
除きたいという方におすすめの商品です。


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次はリアライトです。

ブルベにおいて尾灯は夜間に常時点灯
させることがルールで決められています。

そのため、バッテリー式ではなく電池式の
リアライトを用意することをおすすめします。




CATEYE
TIGHT KINETIC


キャットアイの乾電池で動くリアライト
の中では最も新しいモデルがこちらです。

なんと点灯モードで約70時間、
点滅モードであれば約160時間もの
間使い続けることができます。




さらに、このモデルには減速を感知する
加速度センサーが搭載されいます。

ブレーキをかけた際に2.5秒の間
ハイモードで出力してくれるので、
減速していることを後方にアピールする
ことができます。

乾電池式は電池が切れてしまった場合でも
コンビニなどですぐに買うことができる
のもいいところの1つですね。


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次に、携帯ポンプをご紹介します。
ブルベに限らず、100km超えのライド
であれば空気を入れる手段とパンク修理
キットは必ず持っておきたいものです。




LIBIQ
ミニポンプ


なるべく軽量でコンパクトなものが
望ましいですが、LIBIQのミニポンプ
はその点かなり優秀です。




重量がわずか96gなので、可能な限り
軽量にした上でパンクにも備えたいという
方におすすめです。

ボトルケージ横に取り付けるための
ブラケットと固定バンドも付属します。


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GPSとナビ機能の付いたサイコンも
あった方がいい物の一つです。




bryton
Rider S800T


こちらは高コスパなサイコンメーカーで
知られるbrytonの最上位モデル。

カラー液晶の大きなディスプレイと
タッチスクリーン機能が特徴です。




バッテリー駆動時間はなんと36時間!
ガーミンの上位モデルにも引けを取らない
高性能っぷりです。


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SHIMANO PRO
コンパクトカーボンクリップオン


最後にご紹介するのはこちらの
クリップオンハンドルです。

DHバーのミニ版といった感じですね。
平地で一時的にエアロポジションを
取りたいときに活躍します。

PBPは元々DHバーの類が全て禁止
だったそうなのですが、2019年より
『ブレーキレバーより前に出ないもの』
という条件付きで使用が解禁されました。

つまり、このアイテムも使用可能なはずです。




先端についているサイコンマウントの
パーツはGarmin、Bryton、
Wahooの3種類が付属。

長い距離を同じ姿勢で走っていると、
どうしても同じ筋肉にばかり負荷が
かかりがちですので、ポジションがひとつ
増えるというだけでもありがたいですね。


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SHIMANO PRO
コンパクトカーボンクリップオン


ちなみに、こちらのブラケットを別途購入
すれば、サイコンマウントのちょうど裏側
におなじみのGoProマウントを設ける
ことができます。

これができるのは地味に重要。


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【今週の1台】


今回は、ロードバイクの中でも長距離を
走ることに特化したエンデュランスバイク
から、新進気鋭の1台をご紹介いたします。




GHISALLO
GE-110


自転車関連製品の老舗代理店、フカヤの
手掛けるオリジナルブランド、
『ギザロ』の自転車です。

この『GE-110』は前述の通り
長距離サイクル用として開発されたモデル
なのですが、ただのエンデュランスバイク
ではありません。

なんと、2011年から3回連続でPBPに
出場している(そして今年も出場予定の)
プロレーサーでありレジェンド級の
ランドヌール、三船雅彦さんの監修の下
作られたバイクなんです。




「ブルベをターゲットにしている」
と公言されている通り、ただ長く走ること
を目的とするだけでなく、速く・快適に
走るための工夫が施されています。




トップチューブとダウンチューブには
ダボ穴が設けられ、グラベルほどでは
ないですが、積載の余地が確保されています。

また、この商品はフレームセットでは
あるのですが、カーボン製のハンドル・
ステム・シートポストが付属します。
ケーブル内装なのでハンドルバッグも
付けやすいですね。


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【サイクリスト川柳】


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【サイクリスト川柳】

自転車をテーマにした川柳、「サイクリスト川柳」を
募集・紹介するコーナーです。

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今回も読者の方から寄せられた
川柳をご紹介させていただきます。

今週の一句はこちら!



風を切り 勢い余って 切符切る

(ジュンコさんからの投稿)


軽量で前傾姿勢を取りやすく、高速走行を
可能にするスポーツバイク。

下り坂などを走っていると、気持ちよくて
ついついスピードを出し過ぎてしまいそう
になりますが、くれぐれもご注意を。
自転車も自動車と同じく、道路標識で指定
されている速度制限に従う必要があります。

違反すると切符を切られてしまうことも
ありますし、そもそも高速で走行すること
自体が危険を伴います。

サイクリストのみなさん、事故には
気をつけて安全運転で乗りましょう。

ご投稿ありがとうございました!


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このコーナーでは、引き続き皆様からの川柳を募集中です。
自転車に関係している内容であればなんでもOK!

優秀作品はきゅうべえが発行するフリーペーパー
「きゅうべえ瓦版」や、このメルマガ内などで
掲載させていただきます!

>> 川柳のご投稿はこちらから! <<

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【自転車雑記】


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【自転車雑記】

自転車についての様々なことを
自由に書き散らすコーナーです。

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今回はブルベをテーマにお送りしている
ということで、実際に僕もロングライドに
挑戦してみたいと思います。

ブルベは最短のものでも200km。
関西で200kmに迫る代表的なコース
といえば……




ビワイチ!

信号も坂道も少なく、200kmのコース
としては日本有数の走りやすさ。
初心者の僕にも優しいコースだと
言えるでしょう。

琵琶湖一周するっきゃない!




というわけで、京都市内を抜け、琵琶湖の
南西に位置する浜大津にやってきました。

時刻は朝4時。ここをスタート地点として
ビワイチに挑戦します。

ちなみに、僕は100km超えのライドは
何回か経験したことがありますが、
1日で200kmに挑戦するのは今回が
初めてです。

果たして無事に一周することができる
のでしょうか?




もちろん、回る方向は琵琶湖を眺めながら
走ることができる反時計回りでいきます。

まずは琵琶湖の東側に回り込むために、
大津市の町中を南へと走ります。

なお、今回はビワイチを走り切る
ことに本気で向き合った結果、寄り道や
写真がほとんど無いライドとなって
しまったので、ダイジェスト的に
お送りいたします。




近江大橋です。
この橋を見ると始まった感じがしますね。

橋を渡ってショートカットするという手も
あるのですが、せっかくなら完全な
フルのビワイチをしたいので、
さらに南へと走ります。




琵琶湖の南端、『瀬田の唐橋』に
やってきました。

この橋が架かっているのはすでに琵琶湖
ではなく、琵琶湖から流れる瀬田川です。




『ビワイチ出発の地』と書かれた
モニュメントがありました。

南端でわかりやすいのでここをスタート
地点とするサイクリストの方も
多いみたいですね。




唐橋を渡り、草津市に入りました。
湖東側はずっとこんな感じの道が続きます。
めちゃくちゃ走りやすい。




南湖終盤の景色です。
遠くに見えているのが北湖と南湖を
隔てる琵琶湖大橋です。

ここまでの走行距離は25km、経過時間
が1時間くらいですね。
まだまだ始まったばかりです。




最近、補給食はグミが最適解ではないかと
思うようになりました。

羊羹も持っていくんですけど、暑いと
なかなか「ここで羊羹を1つ…」という
気分にはならないんですよね。




琵琶湖大橋の横を抜け、
北湖沿いの道に突入しました。

一応、有名なモニュメントで記念撮影
しておきました。突っ立ってないで
もっとピースとかしたらどうだ。




行こうぜ、あの朝焼けのその先によ…




太陽が出て暑くなってきたので、
コンビニでガリガリ君を食べて戻って
きたら自転車にトンボがとまってました。

あまりにも、SUMMER……




7時半ごろ、彦根を通過しました。

写真はほとんどドラッグユタカの駐車場
なんですが、赤丸で囲った部分に
見えているのが彦根城の一部です。

ビワイチコース上からはどうしても
城らしい部分が見えないですね。




なんだかやけに人で賑わっているなと
思ったら、偶然今日が鳥人間コンテスト
の開催日でした。

時間が合わず、飛行の様子は
見ることができませんでしたが、
プラットフォームだけでも見ることが
できて嬉しかったです。




8時、長浜に入りました。
今度は完全に城を見ることができました。
(長浜城です)

ここまでの経過時間は4時間、距離は80km
くらいです。折返しが見えてきましたね。




湖北に入ると、一旦湖岸沿いを抜けて
田園風景の中を走ります。

ちょうど琵琶湖の景色に飽きてきたところ
だったので、助かりました。




ちょっとした坂を登り、
賤ヶ岳トンネルを通って…




琵琶湖に再開!




ここから折り返しというわけで、
コース上にある『道の駅 塩津海道
あぢかまの里』に立ち寄りました。
昼ごはんを食べます。




ミニうな丼とざるそばのセットです。
暑さと疲れでヘロヘロになった
体にとてもありがたい…

あとから気づいたことなんですが、
この日は7月30日だったので、
奇しくも土用の丑の日でした。




福引券がもらえました。

ここで何を引けるかに残り半分の
ライドの命運もかかってそうですね。
米1キロとかだったらどうしよう。




軍手を貰いました。
軍手ってマジで最高!




ご飯を食べて戻ってくると、
太陽が更に高くなって炎天下と
化していました。

そんなわけないのにサイコンの気温が
51度になっています。
でも体感はそれくらいかも。




湖北の景色を眺めながら再出発。
南側と比べて人の手が入っていないので
このあたりはめちゃくちゃ綺麗です。




水上の鳥居で有名な白髭神社です。

時間は12時30分くらい。距離にして
150kmくらいの地点ですが、
このあたりから疲れと暑さが同時に
ピークを迎え、20kmごとにコンビニで
冷たい水を買っては頭からかぶりつつ
走っていました。あれ初めてやったんです
けど、本当に効きますね。




南湖エリアに戻ってきました。
ここからがラストスパートです。

このあたりのコースは本当にありふれた
国道の景色という感じで、琵琶湖もほぼ
見えなくなります。

そして……




15時、浜大津に戻ってきました。
ゴール!




というわけで、吉仲の初ビワイチでした。
最終的な経過時間はちょうど11時間。

感想としてはとにかく「暑い」「疲れた」
の2つに尽きるのですが、南湖の西側を
除けば本当に走りやすい道の連続で、
サイクリストで賑わう理由がわかりました。

特に唐橋〜彦根にかけての道は朝方に
走ったということもあり、とても気持ち
のいい走りをすることができました。

ただ、昼からが本当に地獄です。
こんな時期にやるもんじゃないですね。

みなさんも、もう少し涼しくなった時期に
ビワイチにトライしてみてはいかがでしょうか?
熱中症にはお気をつけて!



***


【あとがき】

京都で暮らし始めてからずっと
チラ見し続けてきたビワイチでしたが、
ようやく達成することができました。

200kmを達成するとサイクリスト
としてなんらかの壁を超えた感覚
がありますね。

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最後までお読みいただき、
ありがとうございました

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