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純粋な空気と輝く雪は、
あらゆる個人的な感覚の及ぶ範囲を超え、
ほとんど生命の及ぶ範囲をも超えたものに属す。


(フレデリック・ソディ/化学者


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こんばんは、
あまりの寒さに凍えそうなメルマガエルです。
あまりにも寒くて眠れなかったので
冬眠できず起きてきました。

テレビをつけてみれば、あらビックリ!
日本中が凍りつき、沖縄以外の全地域で
氷点下を記録したと言うではありませんか!

うう・・・寒い・・・サウナが恋しい・・・・

大寒波の到来は、
寒いのに雪はあまり降らない京都も例外ではなく、
辺り一面が雪に染まりました。


(撮影:白峯神宮)

観光で来ていた旅人たちは
雪化粧のお寺や神社を見ることができて、
素敵な思い出になったのではないでしょうか!


旅先の雪ほど綺麗なものはありません。
しかし、日常生活に関わった途端に
厄介になるのが雪です。

危ないので自転車にはもちろん乗れませんし、
電車は止まり、公共交通機関のダイヤは乱れ、
自動車はアイスバーンをおこして渋滞が発生。
これが通勤時間に重なれば、地獄絵図と化します。

遅れている上に激混みの満員電車に乗るか、
渋滞にはまると全てが終わるバス・車に賭けるか、
はたまた、凍った道を歩くのか・・・

足を滑らせてガードレールにしがみつくご老人、
幼い女の子を抱っこしてフラフラ歩くお父さん。

積雪に慣れない近畿の市街地はどこを見てもみんなフラフラ。
かくいう僕も雪で滑って転びました。

僕が立ち上がると今度は、
車道を走っていた自転車のお兄さんが
私と入れ違う形で盛大にすっ転びます。

ガッシャーン

車が来ていなくて本当によかったです。
お兄さんは何食わぬ顔で立ち上がると、
また自転車に乗って、そのまま徐行しながら
車道をフラフラと行ってしまいました。

目立った怪我がなかったようで何よりですが、
雪道、自転車、ダメ、絶対。
雪の日、自転車に乗るのは大変キケンです!

とはいえ、自転車グッズの中には
雪の日、自転車に乗れないような日でも
役に立つアイテムがたくさんあります。

ということで、今週は急の寒波で役立つ
サイクルグッズをご案内します!


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「ジャケット」



コールドブレークジャケット
螺鈿千鳥


防風・防寒ジャケットです。

肩から背中へ描かれた千鳥模様には「千を取る」の語呂から、
「暖かさと動きやすさ、どちらも取る」
という思いが込められています。

前傾姿勢で走行するサイクリスト仕様のため
丈が長めで、冷たい風が入りにくく、
動きやすさを重視して作られているので
防寒ジャケットにしては薄くて軽量です。
なのに、氷点下の寒さでも暖かく過ごせます。

自転車に乗れないほど極寒の日でも、
秋冬用の防寒インナーや、ゆったりめのジャンバーを
重ね着することでどんな寒さも怖くありません!



暖かいジャケットは色々ありますが、
デザインが一味違います!
暖かい上に見た目もオシャレな冬の定番アイテムです!


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「インナー」



PEARL IZUMI
コンフォヒートロングスリーブ 181


水分を吸収して発熱、熱を保温して持続させる
コンフォヒート素材を採用。

汗や水分を熱に変換するので、
暖かさが持続します。
そのため、汗冷えしないのも特徴です。

防風・保温性の高いジャケットと合わせると、
どんな寒波が襲ってきても大丈夫!



汗冷えを防げるので、普段着のときも
ヒートテックの代わりに着ると快適性が上がります。
日常でも汎用性の高いインナーです。


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「フェイスマスク」



PEARL IZUMI
【厳冬期の防寒アイテム】
フェイスマスク 488


この冬何度かご紹介しているこちらのアイテムは、
大寒波を乗り切る上でも欠かせません!

保温性の高い素材が耳、鼻、口元を覆い、
顔が痛くなるほどの寒さを
ブロックしてくれることでしょう!

口の部分は開くことができるので、
息苦しくなった時も安心。
ライド中の水分補給もバッチリです!



鼻と耳を保護してくれるので、
冬走るとき、本当に重宝します!

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「靴下」



PEARL IZUMI
ヒートテックセンサーウィンターソックス 42


一見すると普通のソックスですが、
発熱して暖かさを持続させる
「ヒートテックセンサー」素材を採用。

丈はLサイズで20cmと長めなので、
足首までしっかりと温めてくれます。
これで末端冷え性とはおさらばです!



ヒートテック素材の靴下は
寒い冬場本当重宝します!
日常的に使えるアイテムです!

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大寒波はひとまず過ぎましたが、
寒い冬は変わらず続きます。

冬を走るサイクリストのために作られたアイテムは、
日常をサポートする防寒アイテムとしても
非常に優秀です!

冬を走る方も、冬はお休みの方も、
寒さ対策万全にして春を目指しましょう!





雪道は自転車で走らない方がいい。

実は、そんな自転車界隈の常識を打ち破る、
異例のサイクルスポーツが世界には存在しています。

その競技の名は
「メガヴァランシュ」




アルプスの雪山を標高3300m地点から
自転車で駆け下りるという
世界一キケンなダウンヒルレースです。

転倒・追突は当たり前。
猛スピードで雪山を下る様子は圧巻です。
自分が参加するのは気が引けますが、
大迫力のレースは一度でいいから生で見てみたい!

そんなメガヴァランシュに使われる自転車は、
ダウンヒルに特化したBMXになります。



ジーティー
2023年モデル
FORCE COMP





日本からも参加している選手さんがおられて、
YouTubeなどにはGoProカメラで撮影された
レース中の動画も上がっています。

参加者視点の動画では
実際に参加している気分を味わえますので、
雪山を自転車で下る「メガヴァランシュ」動画、
興味が湧いたという方は是非一度ご覧ください!







本州が寒いと言うことは、北海道はもっと寒い・・・!
北海道では-30度と、
本州では考えられないほどの寒さとのことで、
そんな寒さの中でも暮らしていけるということに驚きます。

-30度・・・
雪の女王でも出現したのか?と思うほどの冷たさですよね。
某映画の女王は軽やかに歌っていましたが、
実際に遭遇すれば、きっとレリゴーどころではありません。

-30度にもなると、
ちょっとした蒸気でも一瞬で凍るため、
吐く息で眉毛まで凍ってしまうのだとか。

おお寒い・・・

-30度でも暮らしていけることに驚きますが、
人間が生きることのできるギリギリの環境は
-50度だと言われています。

そして、信じ難いことに、
世界には-50度の世界で
暮らしている人々もいるのです。

中国北部に位置する黒竜江省



ここではこの度の寒波によって、
-53度という驚くべき気温が記録されました!

この記録が観測された漠河市は
年平均気温にすると-5.5℃と基本的に寒く、
夏でも最低気温が氷点下を記録する一方で、
夏の最高気温は39度にまでのぼるなど、
寒暖差の激しさからも過酷な世界が広がっています。

しかし、どうしてそんな過酷な地域で
暮らしているのでしょうか。
というか、何を生業に暮らしているのでしょうか。
気になりますよね。

この街の産業は大きく分けて3つ、
林業、炭鉱、発電所

どうやら、それらの仕事につく人々が中心に
小さな村を作って暮らしているようです。

しかし、近年ではこの寒さ体験するために、
南の方から訪れる人があとをたたず、
観光で賑わっているのだとか。

?50度の世界・・・
観光程度に少しだけなら味わってみたい気がします!







-50度の世界で暮らす人々は、
一体何を食べて暮らしているのでしょうか。

巨大な中国では、
地域によって食べているものが大きく変わります。

中国北部にある黒竜江省で
昔から食べられているのは
「東北料理」



日本ではあまり知られていませんが
塩や醤油をベースに味付けされた、
串焼きや煮物、鍋など、日本人の口にも合う、
素朴でビールにも合うのが特徴の料理とのこと。

まだ食べたことがないので、
おすすめ店の紹介ができませんが、
東北料理が味わえるお店は日本各地にあるようなので、
この寒波が過ぎ去ったらサイクリングがてら
行ってみたいと思います!

「中国東北料理」で検索するといろんなお店が出てくるので、
興味がある方はお住まいの地域で探してみてください!





次のシーズンはどこを走るか
もう決まりましたか?

ビワイチにしまなみ街道、
富士山一周、伊豆イチもいいですね。
つくば霞ヶ浦りんりんロードも気になります。

夏は避暑に東北や北海道を走るのも良さそうです。
九州一周もしてみたいですね。

寒い日が続きますが、
この寒さを超えた先には春が待っています。

暖かい春、早く来て・・・

そんな願いを込めて、
今週のメルマガはこちらの曲でお別れです。

松任谷由実さんで「春よ、来い」






春が恋しくなる名曲でした。
それではまた来週お会いしましょう!


***

【あとがき】

-50度にもなると、
熱湯を撒くと水蒸気が一瞬で凍結して、
それはそれは美しい光景が見られるのだとか。
いつか見てみたいものです。

しかし、そんなに寒いと気温が上がったとき、
タイヤにパンクが入っていたり、
車体に不具合が出ていないか、少し不安になります。

日本でも-30度になることは観測されていて、
実際の気温はさらに低いということもよくあります。
雪解け後は念のため、車体に異常がないか
走行前のチェックをお忘れなく!

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最後までお読みいただき、
ありがとうございました

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