やめられない、とまらない。

(キャチコピー「かっぱえびせん」)



***


スパイシーな衣とジューシーな肉がやみつきになる
ケンタッキーフライドチキン、
甘じょっぱい不思議な粉がやみつきになる
煎餅菓子、ハッピーターン

一度食べ始めると自力では止まれなくなる食べ物
……あると思いませんか?

ああ、なんて心が弱いのだろう……
「あともう1枚だけ、あともう1口だけ……」
とその誘惑に負け、袋の中身が無くなると
「モットタベタイ……」

叩くと増えるポケットのビスケットのように、
食べた分だけ増え続け、
どれだけ食べても永遠に減らなければいいのに。

……そんなことを考えていたら、
面白い話を見つけました。

あなたは「0匹のイナゴ」という
奇妙な話をご存知でしょうか?


とある研究施設で死んでも数が変わらないという
異常なイナゴが0匹生みだされた。

生みだされた後2匹破壊した結果0匹になった。
さらに2匹を他の動物の餌にしたところ、0匹になった。
その後、実験で4匹、事故でさらに数匹死んでいるが、
それでもイナゴの数は0匹のままである。

異常なイナゴ0匹が今も厳重に管理されている。



いやいや、どういう事だよ。
最初から0匹のものが何匹消えても
数が減るわけないじゃないか。

だけど、最初から居ないものを
餌にすることはできません。

この頓珍漢な話の真実はというと、
イナゴたちの”死んでも数が変わらない”という
おかしな特徴を実現させるためだけに、
その個体が死んだ際、最初から存在しなかったという形で
”世界中の記録と記憶が書き換わってしまった”
というもの。

何かがおかしいぞと実験を繰り返していくうちに、
死んでも数が変わらないという個性を貫きながら
イナゴは着々と数を減らし続け、
ついに1匹もいなくなってしまったんだとか。

死んでも数が変わらない異常なイナゴも
最後は全部居なくなり、結局誰もイナゴが
存在したことを覚えていない。

もし仮に食べても減らない
ハッピーターンが実在したとしても……
減っていないと錯覚しているだけで実際には減っており、
一番肝心な「食べた記憶」だけが
なくなってしまうのかもしれません。

何にせよ、変に欲を出さず
今あるものをしっかりと味わって堪能することが
幸せへの一番の近道なのかもしれませんね。


愛車をいつまでも大切に


FINISH LINE
洗浄剤 SUPER BIKE WASH


吹き付けるだけで
素早く汚れを落とせる
スプレータイプのバイククリーナー

フレームに付着した土汚れや
油汚れを落とすのに有効です。




自転車に長く乗るためには 
車体のメンテナンスは重要です。


***


現代科学ではありえないような事が起こる
少し不思議なSF世界には、スターウォーズのような宇宙系から
バック・トゥ・ザ・フューチャーのような時間跳躍形まで
様々な世界が存在しています。




KPLUS
VITA


宇宙船のようなデザインの
近未来的ヘルメット

未来的なのは見た目だけでなく、
頭に吸い付くようなヘッドロックシステム
快適性を重視したインナーパッドなどにも
注力して作られています。

100キロを超えるロングライドから
宇宙での長旅まで、
幅広い場面で活躍する一品です。





どこまでをSFと言うかは意見が分かれる所ですが、
宇宙でも過去でも未来でも、未知の世界に飛ばされて、
そこで生き延び生還を目指す作品が私は好きです。

そしてもう一つ。
道中をサポートしてくれるAIロボット。
これもまたSFならではの魅力と言えましょう。

シュワちゃ……ターミネーターや、
新スター・トレックに登場するデータなど、
心は無いはずなのに、どこか人間味のある彼らには、
人間にはない魅力がたっぷりと詰まっています。

人の形をしたアンドロイドもいいですが、
手の平サイズの小型端末もまた良いものです。

主人公にアドバイスをくれる相棒でありながら、
どこか可愛らしいマスコット的な存在からは
あるはずのない愛嬌が感じられて良いものです。


あなたの相棒に



【即納】
bryton
Rider750T


未知の道でも迷わないよう
案内してくれるナビ機能
走行中のデータを計測・保存してくれるサポート機能など、
頼れる相棒機能がたっぷり詰まった一台。

見やすくもどこか心躍る
画面デザインもまた魅力の一つです。


話し相手になってくれるような
AIシステムは流石に搭載していませんが、
外部のトレーニングアプリと連携することで、
トレーニングに役立つデータを確認することができます。




喋れるロボもいいですが、
喋れないロボも良いですよね。

何十キロ、何百キロとついてきて
サポートしてくれる自分だけの相棒、
最高だと思いませんか?




【今週の1台】


テレビなどを見ていると、
CMなどでよく「この世界の主役は君だ!」
といったニュアンスのワードを耳にします。

しかし、映画やドラマなどフィクションの世界で
”主役してる”ような主人公は程遠い存在です。
世界の主役なんてものには、
常人離れした努力と才能がないとなれません。

悲しいですが、自転車の世界だってそうです。

高校で初めて自転車競技部に入部したら、
たった数か月で頭角を現しインターハイ優勝!
スポットライトを浴び、世界から注目を浴びる
ヒーローサイクリストは自転車人口のたった一握り。
そう、誰も自分なんて見ていません。
私は背景に移り込む一般サイクリストの1人です。

街やサイクリングロードですれ違う人々が、
そんな一般サイクリストを見分けるために
どこを見て識別しているのか……
それは私ではなく自転車です。

サイクリングの主役は自転車なのです。



これぞ主人公機


Bianchi
2021年モデル
OLTRE XR4 DISC RED ETAP





主人公になれるほどのポテンシャルが無くても、
主人公を引き立てる登場人物となると、
ハードルは一気に下がります。

とはいえ、いい自転車の相棒を務めるには、
フォームや基本装備、サイクリングマナーなど、
やはりそれなりのサイクリスト力は求められます。

どんな自転車に対しても
「よっ、相棒!」と自信を持って言える
サイクリストになれたら最高ですね。

まずは背景モブからの脱却を目指して
頑張ろうと思います。





地球全体が宇宙人の作った
膨大なシミュレーションプログラムで、
地球や人類なんてものは存在していない。

あなたのその記憶も全部作られたもので、
世界はたった5秒前に造られた。

……なんて、SFのお約束
一度はどこかで聞いたことがあるのでは?

しかし、どんなSF映画でも、
面白くするためにテーマを1本に絞ってしまうので、
お約束が盛りだくさんのお祭り的なSF作品というと
そんなに多くはありません。

そんな中、怪獣、近未来都市、アンドロイド、UFO。
タイムトラベル、タイムリープ、記憶喪失などなど
SFのお約束をこれでもかというほど詰め込んで、
綺麗に纏めたSFゲーム作品が登場しました。


「十三騎兵防衛圏」

ロボット映画好きの高校生、倉部十郎は最近
自分と知り合いがロボに乗って怪獣と戦ったり
近未来的な施設から過去へタイムスリップするような
SFチックな変な夢をよく見るようになった。

そんなある日の放課後、幼馴染の柴くんと共に
レンタルビデオショップに行った帰りに
夢で見た巨大ロボ「騎兵」を呼び出してしまう。

混乱する十郎に「戻せ」と焦る柴くん。
戻し方どころか出てきた理由すら分からない十郎に
柴くんは意味深なことをつぶやくと、
十郎の記憶を封じてしまった。

巨大ロボを出した事はすっかり忘れ、
変わらぬ日常生活を送る十郎だったが、
同じような夢をクラスメイトの冬坂さんと
親友の網口くんも見ていると知り、
偶然では済ませられない何かを感じ始める……



あまりにも設定を盛りすぎると
収取がつかなくなるものですが、
この作品がスゴイ所は、
怪獣もロボも宇宙もタイムトラベルも……と
SFのお約束を全て詰め込んだ上で
面白く綺麗にまとめているところにあります。

あらすじでご紹介したのは、
13個あるストーリーのうちの1つにすぎず、
13人いる主人公それぞれに
宇宙人、タイムリープ、魔法少女、アンドロイド、記憶喪失
といった異なるテーマのストーリーが用意されています。

また、場面設定ひとつとっても、
好きな人にはたまらない要素が多く……

太平洋戦争中の日本軍人が
近代社会にタイムトラベルしてきて敗戦を知り、
戸惑いの中で現代を生きることに。

目覚めた場所は殺人現場、
自分が犯人としか思えない状況なのに記憶はなく、
記憶を失う前の自分が残した手がかりだけを頼りに
追手から逃げつつ記憶を探る。

などなど!
「そう!こういう展開好き!」と
ツボを刺激される展開が
至る所に練り込まれています。


そして、そんな13の異なる話が
パズルのように組み合わさることで
最後は1つの結末に収束していく……
要素だけを切り出すと、こんなにもちぐはぐなのに、
全体で1つの話として完成しすぎていて、
エンディング見ながら思わず拍手してしまいました。

登場人物たちをじっくりと追っていくからこそ
全ての歯車が噛み合ってラストバトルに突入した時の
高揚感がたまりません。

バトル要素もありますが、
梱包材のプチプチを潰していくような操作感で
難易度を下げれば難しさは無く、
ゲーム好きのクセにバトルアクションが
大の苦手な私でも大丈夫でした。

コロナで映画の本数が減っていて、
新作の映画になかなか出会えません。

サブスクリプションで
過去の作品をサルベージするのも楽しいですが、
SF成分が足りないというあなたは、外出自粛ついでに
「十三騎兵防衛圏」をプレイしてみてはいかがでしょうか?


【気まぐれぶらり旅】



令和になってもう3年。
平成が「懐かしい」と言われるまで
きっとそう時間はかからないことでしょう。

平成生まれの私にとって、
生まれた元号が過去のものになったのは、
今でも不思議な感じがしますし、
体験したこともないのに「懐かしい」と
感じるのは何故か今でも昭和の世界です。

見たことがないからこその
憧れとでも言うのでしょうか?

今回は、そんな昭和の世界に
タイムスリップしたような気分を味わえる、
私のお気に入りのお店をご紹介します。



大阪・天王寺のご近所「生野」にある
「中国料理 宇宙」さん

安くて美味しいとの口コミを見て
ポタリングついでに行ってみたい!と思っていたお店に
少し前にですが行って参りました。

見ず知らずの土地で、
「あれ?この道であってる?」
なんて迷い始めた住宅街の真ん中。

突如現れた「宇宙」

隊長!新しい惑星発見です!
「これこれ!!!」と外観を見ただけなのに
テンションが上がってしまいました。




白地に赤の「宇宙」の看板。
食品サンプルと手書きのメニュー。
懐かしさの溢れる風体に高まるワクワク感。

深呼吸をして、いざ入店です。


  

店内で待っていたのは、
花柄の床タイルに緑・白を基調とした椅子や机。
なんともレトロでたまりません。

ウォーターサーバーの
"故障しております"の張り紙すらも
一つの作品のように思えてくる…
一体いつから壊れたままなのでしょう。

一緒に行った友人の
「よく分からないけど、なんか"宇宙"って名前
妙にしっくりくるよね」というコメントに
深く頷きながら席につきました。



【気まぐれぶらり旅】


昭和のテイストを感じる
大阪の中華料理屋「宇宙」



そこで注文したのがコチラ
焼きめし・ラーメンセット
そして餃子です。

料理の鑑賞は器から。
白いシンプルな器に映える真っ赤な「宇宙」が
素晴らしいと思いませんか?

肝心のお味も、
”これぞ街の中華屋さん”といったところです。

どの料理もシンプルな味わいで
すごく美味しかったのですが、
中でもチャーハンは格別でした。

油でしっかりコーティングされたご飯!
そしてそれと同じくらいのたっぷりの具!!
ハムが入っているチャーハンに間違いはありません。
一口食べて、即お気に入りのお店リストに追加しました。

これこれ、これが食べたかった
とレンゲをすすめること数分。
あっという間に胃の中へと消えていったチャーハン。

あぁ、ラーメンも餃子も美味しい……
永遠に食べられそう。

胃袋を宇宙サイズにまで
拡張してしまうほどおいしかったです。
最後の一粒まで味わっていただきました。

あなたも、大阪・天王寺を訪れた際は
おいしい中華と宇宙を感じに、
是非足を運んでみてください。

***


【あとがき】

1月半ばになって
寒さが少しだけマシになった気がしませんか?
この近辺だけでしょうか。

もしかしたら、
寒さに慣れただけかもしれません。

私の手足は相変わらず
キンキンに冷えていますが、
これなら走りに行ける気がするので、
花粉が飛び始める前に、
外の空気を吸いに行きたいものです。

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