SE BIKESを詳しく解説

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エスイー バイクス(アメリカ)



SE BIKES(エスイーバイクス)


2006年モデルより、BMXプロ暦15年でしかも現役プロライダーのスーパースターTodd Lyons (トッド・ライオンズ)、通称WILDMAN(ワイルドマン)がSEのブランドマネージャーの位置に着くや否や、彼はSEの全モデルの開発に自ら着手。

BMXレーサーとしての、又X-Gameファイナリストのダートジャンパー/ストリートライダーとしての彼の経験から生まれる全マシーンは他を圧倒。
さらにBMXスピリット溢れるシングルスピードバイク、トラックバイクをリリース。SE Bikes……古くて、新しくて、元気なブランドです。






今から4〜5年前、SE BIKESのBIG RIPPERやOM FLYERのような26″と29″ホイールのクールなバイクに乗る【BIKE LIFE】と呼ばれるライダー達が始めたアンダーグラウンドなグループライド【RIDE OUT】です。
BIKE LIFEスタイルの誰かがインスタ上で「RIDE OUTやるぞ!」と呼びかけると、仲間達が集まり、自然発生的にグループライドが始まります。
使うバイクの性格上、参加者のほとんどが一斉にウイリーをするなんてことも日常茶飯事。それはアクロバティックで奇妙なグループライドです。
正確なライディングルートや、終わり時間も決まっていません。
それどころか、特定の先導者がいないのもあたり前。
どこかのチームやグループが綿密に計画して実行するイベントではありません。
すべてが自由で自己責任のグループライドなのです。
BIKELIFEスタイルの連中が、一緒に乗るってことだけが唯一の共通点です。
今では、少ない時でも100人、多い時には1000人を超えるライドになる時もあります。






参加する年齢層は、15歳から25歳が中心。
BMXで参加するキッズもいれば、普通のバイクで参加する女子もいます。
RIDEOUTは自由なので、BIKELIFEスタイルではない自転車でも大歓迎されます。
これまでに開催された都市は、以下の通り。

フィラデルフィア、ピッツバーグ州
ニューヨーク、ニューヨーク州
ボストン、マサチューセッツ州
サンタクルズ、カリフォルニア州
オークランド、カリフォルニア州
ロサンゼルス、カリフォルニア州
セントオーガスティン、フロリダ州

とくに、フィラデルフィアとニューヨークシティが、RIDEOUTの聖地のような盛り上がりをみせています。

そして、RIDEOUTから「Dblocks」というカリスマ的存在のライダーが誕生しました。
彼の本名はDARNELL MEYERS。
ニューヨークのハーレム生まれ。
バイクメッセンジャーでもあるDblocksは、何年もの間、ニューヨークのストリートでスタイリッシュなウイリーをキメたり、ときにバスの背面を歩くように走ったり、クレイジーな走りを続けてきました。
間違いなく、今のBIKELIFEシーンで、もっとも影響力のあるライダーです。
有名ミュージシャンにも彼のファンは多く、様々なミュージックビデオにも登場しています。
なかでもPublic Enemyとの親交は深く、SE BIKESのサポートを受けるDblocksの影響で、2017年にはSE BIKESからPublic EnemyモデルのBIG RIPPERが登場しました。
現在、DblocksのINSTAGRAMには、30万人を超えるフォロワーがいます。
ぜひ、rrdblocksをフォロー、合わせて「#sebikeslife」をチェックしてみてください。






そんなアメリカで誕生した新たなバイクカルチャー【RIDE OUT】ですが、日本でも徐々に、そして確実に広がりを見せています。
神奈川県横浜市のAKMバイクコレクションではオートバイのスタントもやられているお店ですが店長の暮石さんもSE BEAST MODE RIPPERでバリバリウィリーしてしまいます。常連のお客様と一緒に横浜からRIDE OUTを広めてくれています。






愛知県豊明市のMARCOサイクルでは2018年の4月に初めてRIDE OUTツーリングを行いました。
お店の中にはRIDE OUTの顔である26″、29″ホイールのBMXが多数並んでいます。








これから更なる広がりをみせると思われるRIDE OUTのカルチャー。
みなさまも是非、一緒に楽しみましょう!!