BROOKSメンテナンスを詳しく解説
革サドルは手入れが大変そうに思われがちですが、ブルックスの革サドルも他の革製品、例えば革靴やかばんと手入れの基本は同じです。水に濡れたら拭いて乾かす、そんな風にちょっとだけ気を使ってあげるだけで何十年と使い続けることができて、自分にフィットした最高のサドルが手入ります。
自分だけのサドルに仕上げるための、普段から簡単にできる正しいメンテナンスとケアの方法をご紹介します。
手入れの手順
-
用意する物
ブルックスのサドル用に調合された純正のプルーファイドと柔らかい布を用意します。
-
サドル表面のケア
- 1. 少量のプルーファイドをサドルの表面に薄く塗り、磨く様に塗りこんでいきます。
- 2. 表面全体に塗り終わったら12時間ぐらいそのままにしておき、その後余分なオイルを拭き取ります。
サドルがおしりの形に馴染むまでの慣らしの期間はこの作業を頻繁に行って下さい。 - 3. 慣らし後は3〜6ヶ月毎で大丈夫です。
※プルーファイドの塗りすぎに注意して下さい。プルーファイドは革を柔らかくするので塗りすぎると変形の原因にな ります。あくまで少量を薄く伸ばして塗りこんで下さい。
-
サドル裏面のケア
裏面には、水や汚れが付着するコンディションの時に水よけとして薄く塗ります。
また、レザーとフレームの間で音鳴がする時は音が鳴る場所にも塗ることで、音鳴を防ぐことができます。
革の張りの調整
革が伸びてきた場合、適正なテンションに戻す必要があります。
BROOKSのサドルは革に適正なテンションをかけることで、快適な座り心地とフィット感を生み出しています。
また、革が伸びたまま使用することでサドルの形状が崩れてしまいます。
調整方法はサドル裏側のテンションボルトを締め込むことで革にテンションを加えます。
水に濡れた時の注意点
BROOKSのサドルも革のカバンや靴と同じです。雨の日はなるべく使わない、水に濡れた拭いてあげる。
雨天時に乗る場合はサドルカバー等でカバーをして、濡れないように保護して下さい。
もし濡れてしまた場合は、水分を拭き取り、必ず自然乾燥させて下さい。濡れたままの使用や無理な乾燥はサドルの形状が崩れる原因となります。
破損した場合
ブルックスのサドルには補修パーツのご用意があり、取り寄せ修理することが可能です。また素材や、製造の欠陥には購入日から2年間の保証が付いています。その際は当店、または取り扱い代理店(ダイアテックプロダクツ)までお問い合わせ下さい。
保証には購入証明書が必要ですが、万が一の紛失に備えて、以下のウェブサイトよりお買い上げサドルの登録が可能です。
<サドルユーザー登録>
http://www.brooksengland.com/getting-in-touch/brooks-forever/
CARE
-
MAINTENANCE KIT
BROOKSレザーに合わせて調合されたプルーファイドや革の張りを調整するスパナ、革を傷つけない柔らかい布がセットになっています。
-
PROOFIDE レーザーサドル用オイル
ブルックスサドル専用オイルです。
革を保護し馴染ませる効果があります。
40g入りと25g入りがあります。