一人でも多くの子供たちに、自転車に乗る楽しみを
みなさんこんにちは!DJがらぱです。
さて、突然ですが、日本には今、ウィーラースクールジャパンという子供自転車教室があることをご存知でしょうか。
オランダから熱意ある日本人が持ち帰ったヨーロッパで、オランダで、子供たちに自転車を教えるときに使われるメソッドを、日本の子供たちに即した内容に少しずつ改良しながら全国各地で子供たちに自転車教室を開催している団体です。
私も微力ながらこの活動のお手伝いをしているのですが、子供たちが生き生きとした表情で自転車に乗り、そして、短時間でとてもうまく、さらに楽しそうになっていく様子を目の当たりにしながら、いつも楽しくやらせていただいています。
内容は、まず座学で自転車の歴史や交通ルールなども楽しくお話したあとに、様々なセクションを利用して、自転車に乗るスキルを磨いていきます。
その中でもまず基本となるのが「まっすぐ走る」。
これを最初に練習したあとに一本橋や、スラロームなどに挑戦していきます。
ゲーム感覚でタイムを計ったりしながらやるのですが、集中している子供たちはめきめきと上達し、一日でとてもうまくまっすぐ走ったりスラロームをしたりが上手になります。
何のためにこんなふうにセクションを使った教室をやるか、というと、それはもちろん自転車に乗るスキル、テクニックを上達させるためなのですが、上達したらどうなの、というとそれは突き詰めれば「安全に楽しく走るための力」ということに他なりません。
ただただ、走行練習だけをしていても、とっさのときに危険を回避したり、みんなと安全に走ったりするスキルはなかなか上達しにくいもの。
まずは楽しく、ゲーム感覚で、セクションを使った練習をすることで、子供たちは自分ひとりで走るときにもより安全に、そして意識をして自転車に乗るようになってくれます。
そんなウィーラースクールの拠点は、私も移り住んだ美山町。
ボスのブラッキーとはお隣さん感覚のご近所さんなのですが、この美山町に昨年から拠点を移したことで、さらにウィーラースクールの活動は幅が広がっています。
美山では、1年を通して、毎月1回以上の定期開催をすることで、子供たちの自転車に対する意識も随分変わってきました。
時にはカリキュラムだけでなく、サイクリングに一緒に行ったりもして、地元の子供たちを中心に関西一円から常に20~40人ほどの子供たちが必ずこの毎月開催されるウィーラースクールに参加してくれています。
さらに、美山サイクリングクラブ、という活動母体を作り、その中でウィーラースクールを開催することで、サイクリングなどの際には大人の方も積極的に参加してくださるようになり、子供たちと一緒に走ることでさらにその活動の幅が広がっています。
そんなウィーラースクールの活動は、今や全国各地に広がっていて、つい先日も、香川県で行われたロードレースの前日に、地元の子供たちを中心とした教室を私もお手伝いしてきました。
ある程度「これをこういうふうにやっていけばよい」というカリキュラムがあるので、教える側も落ち着いて順序だてて子供たちに接していくことができ、とても内容の濃いスクールと今回もなりました。
一番意義深いと思うことは、このウィーラースクールのメソッドに沿ったスクールを地元の方々が中心となって開催したこと。そして地元の子供たちがたくさん集まってくれたこと。
今回の香川のスクールでも、この開催をきっかけに年間を通してスクールをこれから開催する、という計画が立ち上がったようです。
子供たちにとって、大きなイベントで年に1回開催されるスクールも楽しいけれど、年間を通して近くで開催されるそんな場所があることがとても大事だと思うのです。
ちなみに、このウィーラースクールのメソッドは実は公開されています。
活動の内容、そして意義を広く全国各地のみなさんにも知っていただき、自分たちでやりたい!という人たちにはこのメソッドを自由に使ってもらえるように、ウェブ上にすべてのカリキュラムやメソッドを載せ、ウィーラースクールが発展的に全国各地で定期的に地元の人たちによって開催されるように、そんな願いを込めた活動が続いています。
一度是非、このサイトを覗いてみてください。
みなさんがお住まいの町で、子供たちがもっともっと自転車に安全に楽しく乗れるように、そんな活動のお手伝いになればと願っています。
自転車教室のポータルサイト→http://cyclingschool.jp
です。活動内容のレポートなどもありますのでぜひ覗いてみてくださいね。
シェアをお願いします!
投稿者情報:DJ GALAPA