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第171回★子供たちに伝えたい交通ルール

投稿者:DJ GALAPA

第171回★子供たちに伝えたい交通ルール

未曾有の震災、そしてその被害の大きさが日々伝えられる中、徐々に日常を取り戻しつつあるところも増え始めてはいるものの、いろいろな意味で復興に向けての取り組みや、支援は始まったばかりですね。

首都圏では、いわゆる帰宅難民になった人たちを中心に、この震災をきっかけに自転車を移動手段として使われる方、使わざるを得ない方が増えていると聞きます。

そんな中、問題になっているのは、いわゆる交通ルールとモラルの問題。
今まであまり自転車を使わなかった方がたがすべて一様に交通ルールを守られないということではありませんが、あまり慣れていない方がたが歩行者や車との間で危ない目にあったり、逆に自分がまわりを危ない目に遭わせてしまったり、ということも多々起こっていると聞くことが多くなってきました。

一番大事なのは少しでも暗くなってきた時のライト点灯と、車道を走る際の左側通行ではないかと感じますが、実際に自転車を利用されている方はどう思われるでしょうか。

ライトについては、かつて私も販売をしていた頃、特に高校生くらいのお子さんが「ライトをつけているのは重いし格好悪い」といってつけなかったりすることが多くあったことを思い出します。

ダイナモ式のペダルを回すとライトがつくタイプはとても便利でバッテリー切れもないのでよいと思うのですが、特に格好悪い、重いと嫌う方も多いですね。

このライトについて、よく誤解(と言い切ってしまうのは問題かもしれませんが)されるのが「暗くなってから自分が路面を見るためにライトをつける」と思われることですが、自転車でライトを点灯させるのは自分のためではなく、周りの歩行者や車から視認してもらうためということが何よりも重要です。
自分が見えているほどに周りは自転車を確認してくれません。
マチナカを走るなら、ライトとともにできればペダルなどに取り付けるリフレクターをつけ、できるだけ自分のことを見つけてもらう努力をすることが大事です。

これから新学期。
新しく自転車を買って通学に使ったり、小学生でも習い事や塾の行きかえりに自転車を新たに使うことも出てくると思いますが、何よりも「少しでも暗くなったらライトをつける。まだ明るいやん、と思ってもつける」ということを是非まわりの大人の方々が伝えて欲しいなあと思います。

そしてもうひとつ、大事なのが左側通行。
大人でも平気で車道の右側を走る姿を見かけますが、これはとっても危険。
まずは大人が子供たちの手本になるように、そして自らの安全を確保するために、左側通行をぜひ心がけて欲しいなあと思います。
あわせて「まっすぐ走る」ということがとても大切です。
車道を走る際、もちろんど真ん中を走ることは危険ですが、あまりに車を気にするあまり、はじっこのはじっこを走るのも実はあまり安全とはいえません。
歩道と車道の間にはガラスの破片が落ちていたりなどパンクなどのトラブルの原因がたくさんある、ということもありますが、なによりも「あまりはじっこを走っていると、車から確認されにくく、突然何かをよけるために自転車が蛇行する可能性もあり、危ない」ということが考えられます。
車の通行を完全に妨げてしまうことはもちろん危ないですが、あまり遠慮しすぎずに、適度な左端をできるだけまっすぐ走り、不必要な蛇行は避け、車からも視認してもらうことを常に意識すること、もあわせて是非春から自転車での通学や行動デビューをするお子さんに伝えてあげて欲しいなあ、あ、もちろん大人もちょっと気にかけて欲しいなあ~と思います。

自転車はとても便利で、そして気持ちよくて楽しい乗り物です。
でも、自分が走ることで他の交通手段の妨げになったり、まわりを危険にさらしてしまったり自分が危険になってしまってはせっかくの楽しい自転車が台無しです。

新生活の始まる春。
特にお子さんのいらっしゃるみなさんは春休みの間にご家族でサイクリングなどしながら、是非そんなことも話題にしていただきたなあ~と思うがらぱです。

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投稿者情報:DJ GALAPA

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