第26回★世界への挑戦・シクロクロス世界選手権
1月26日、27日とイタリア・トレビーゾでシクロクロス世界選手権が行われました。
そんな世界のことなんて関係ないやん!とお思いかもしれませんが、どうしてどうして、関西出身の選手、そして関西シクロクロスでおなじみの選手が日本代表選手団として派遣されていたのです。
一年に一度の世界選手権。
シクロクロス競技のトップを目指す選手たちにとっては目標の大会です。
この世界選手権に出るためにはセレクションシリーズの指定のある大会での活躍など、さまざまな条件があり、また、強化指定選手の指定を受けた選手は合宿などもこなしていきます。
数年前は「完走することが目標」だった日本でしたが、だんだんと国内でのシクロクロスの盛り上がりが高まるにつれ、「シクロクロスは冬のオフトレ」というイメージが薄れ、「シクロクロスをやります!」という選手の増加もあり、どんどんと実力が上がっています。
ヨーロッパで武者修行する選手の努力がだんだんと実ってきた結果でもあり、今シーズンは毎年渡欧している辻浦圭一選手だけでなく、女子の豊岡英子(あやこ)選手もチェコでコーチについてトレーニングを始めるなど、さまざまな積極的な動きもありました。
ちなみに辻浦選手は全日本6連覇、豊岡選手は3連覇しているまさに日本を代表する選手。
そのほか、ジュニアのころから世界選へ派遣され、今は大学生ながらトレックチームの一員として活躍する竹之内選手もアンダー23になっての活躍が期待されています。
今年の派遣選手団はジュニア2名、アンダー2名、女子3名、エリート2名の合計9名。
その中で関西の選手が5名。関西シクロクロスでもレース会場で壮行会が行われたり、代表団を支援するための応援ピンズの販売があったりと盛り上がっていました。
そしてワタクシDJがらぱもこの世界選の応援をお手伝い。
現地へ行ったスタッフとスカイプ(ネット電話)や携帯電話をつないで現地の様子やレースのレポートを関西シクロクロスブログにリアルタイムに中継をしました。
試走日を含めて3日間。PCに張り付いて、連絡があれば音声を収録し、インタビューし、それを即座にブログにアップします。
現地でレースを見ていたわけではありませんが、中継局として日本で応援するみなさんに日本人選手の活躍を少しでも伝えられたら、というわけです。
とはいえ、イタリアと日本の時差は8時間!レースをリアルタイムで伝えるということは3日間夕方から深夜までの作業ということになりました。
おかげてイタリアに行ったわけでもないのに私は終わったあと時差ボケに(笑)
でも、期間中、ブログには2500を超えるアクセスがあり、迫力があった、と好評をいただきました。
しかも、先述の通りの時差があったにもかかわらず、みなさん「そのとき」にこの記事たちを読んでくださっていたようで、日本全国で時差ボケの方が出たかも?しれませんね。
日本人選手団の結果はというと、最高位はアンダーの竹之内選手の36位。まだまだ世界の壁は厚いというのが正直なところ。
どのカテゴリーもトップとのタイム差は3分以上あります。
でも、今回は万全のサポート体制の中、どの選手に聞いても「何をこれからすべきかということがよくわかりました」という声が聞かれました。
辻浦選手は「階段を上がったと思ったら、そこがスタートラインでした」という一言をインタビューで語っています。
ようやく世界と戦うためのスタートラインに立った、それまでに5年かかった、という実感が感じられる重い一言でした。
とにかく選手団みなさん終わってからの声は悔しさはにじませているものの非常に明るく、これからますますパワーアップしてくれることを感じさせました。
楽観的でばかりではいけない、ということはよくわかっていますが、選手たちのこれからの努力と、そして活躍に期待したいと思います。
そして私はこれからもどんどんがんばる選手たちを応援したいと思います。そしてその選手たちのことや、いろんな話題をみなさんにお届けしたいと思います。
このコラムもそうですが、私が自転車の話題をこうやって発信するのは、みなさんに出来るだけ楽しくホットな自転車にまつわる話題をお届けして楽しんでいただけたら、という気持ち。
これからもいろんなおもしろ話、熱い話をお届けしますのでこのコラムもこれからも楽しみにしてくださいね(^^)
世界選に興味が出た~という方は、是非関西シクロクロスブログをアクセスしてみてくださいね!
URLは→http://www.voiceblog.jp/kansai_cyclocross/
で~す!
それではまた来週♪
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投稿者情報:DJ GALAPA