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第45回☆アジアカップ兼コンチネンタルカップ蒲郡大会

投稿者:山本 良介

第45回☆アジアカップ兼コンチネンタルカップ蒲郡大会

みなさん、こんにちは~
ついに本格的な夏 8月に突入しましたね。
今年は例年よりもさらに暑く厳しい日が続いています。
拠点にしている京都も連日最高気温が35度前後と暑い熱い夏です。
体調管理が非常に難しいですが外でのトレーニングの時は水分補給や日焼け対策、熱中症などに細心の注意を払い取り組んでくださいね。
僕の場合はバイクの時はWボトルで1本はスポーツドリンク、1本は水にして飲みきる前に早め早めにコンビニや自販機に立ち寄り補給するようにしています。
いつも走る練習コースであればどこで補給をしてどこで休憩するかなど練習前の計画のイメージが大切かと思います。
ランの時でもペースの遅いジョギングの時はボトルやペットボトルを腰に差し込みこまめに水分補給します。
ペースを速くしてボトルを持ちたくないときでも小さいポケット付きのランパンに小銭を入れてどこかのタイミングで必ず水分補給するようにしています。

さて話は変わりますが、2週間のヨーロッパ遠征を終えて、仙台→蒲郡→ハンブルグ→ロンドンの長い7月4連戦遠征街道が終了しました。
今は帰国して4日経ちましたがまだ時差ボケ中です。。。
まあ前半戦は5ヶ国の海外遠征と3国内レースとなかなかタイトなスケジュールの中で戦ってきたのでその疲れが出ているのだと思います。
心身ともに少し休養を取って、9月からの後半戦に備えたいと思います。
このような時のリカバリー方法も選手のタイプによって全然違います。
1 全く練習しない選手、2 少しは体を動かしながらリカバリーする選手、3 通常通り体を動かしながらもリカバリーできる選手。
僕の場合は1か2のタイプですね。
その時の疲労や精神状態によってどう休むかを決めます。
自分の場合はこの時に休むと決めたらとことんリフレッシュにつとめます。
中途半端にやらないといけない症候群になってしまうといざトレーニング再開という時にしっかりとスイッチが入ってくれないからです。
ですので自分の経験を信じて、こうすると決めたら休む時は気持ち良く休み、やると決めたところからスイッチを切り替えて取り組む。
このあたりを心がけて取り組んでいます。
あくまでも自分の方法なので参考の一つぐらいの感じとしてみてください。

前回は4連戦の1レース目の仙台ベイ七ヶ浜大会のレポートを書かせてもらいましたが、今回は7月11日に出場した蒲郡大会のレポートを書かせてもらいます。
コースレイアウトが昨年までの蒲郡競艇場を中心としたコースからは変更となり、蒲郡市の名所のひとつ「竹島」を望み海岸線を走るコース。
スイムは競艇場の淡水から海の海水へ。
バイクは昨年までもテクニカルなコース設定でしたが今年もコーナーとUターンが連続する4km×10周回のテクニカルなコース設定。
ランは海岸沿いを中心とした平坦基調なコースですが、芝生やダートなところもあり少し走りにくいコースでした。
出場選手は海外から約15人の選手がエントリーしていて例年よりもハイレベル。
特に強豪国のオーストラリアから10人近くの若手強豪選手が出場していてこの選手達を中心にレースが展開される事が予想されました。
天気はあいにくの雨。。。
しかも男子スタートの5分ぐらい前に降り出してきてバイクの時はかなりきつめの雨となりました。
考えようによっては気温が下がってくれて体への負担は少なくですむのでレース前はそのあたりもプラスに考える。
雨の中、12時30分にスタート。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:スイム
ローカルルール適用でフローティングスタート。

オーストラリアの若手選手はスイムを得意とする先行型の選手が数名出場していたのでその選手達を逃がさないように心がけてスタートする。
スタートバトルでうまく抜け出せずに第1ブイを7~8番手で回る。
抜け出せなかった理由は隣の選手に完全マークにあい自分の流れを全て持っていかれてしまいスピードを上げる事ができなかったため。
このあたりは世界で戦うにはパワーとピッチで上手く抜け出せるようにすることが課題。
第1ブイを最インで回り折り返してから一気にスピッドアップして先頭集団に食らいつきにいく。
2名抜いて5番手になるが4番手の選手から1身長ぐらい間隔が空いてしまっていて前の流れに乗り切れない。
たかが1身長かと思われるかもしれませんがこの少しの間隔がすごくきついのです。
前も4人が縦1列に並んでいるのでペースが速いという証拠。
ここが勝負所と自分に言い聞かせて必死で差を詰めにかかるがなかなか詰まらない。
1周目終わりのブイまでその差は詰まらずでしたが、ブイ回りのところでうまく差を詰める事ができ前の選手に追いつけ流れに乗る事ができた。
2周目はペースの上がり下がりはあったもののしっかりと対応して先頭集団でスイムをフィニッシュ。
スイムアップして後方を確認してみると、自分から後ろはかなりの差がついている。
最初から集団が縦一列になっていたことからもわかるようにかなりのハイペースだったのでしょう。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:トランジットエリアのバイク達
乗り手を待つトランジットエリアのバイク達。この時はまだギリギリで曇り状態。
一番手前のバイクが僕の愛車「AVANTI」。

バイクスタート時で5人の先頭集団。
後ろの集団とは30秒強の差。
1周目は路面状況、他の選手の実力・意思を確認する為にあまり攻め過ぎずに様子を見ながら走る。
スタート直後はうまくローテーションできていなかったが徐々に回り出す。
が、各選手の実力差がありペースが上り下がりになる。
折り返しでチェックすると後ろの集団の方が人数が多くスピードが速い。
やはり実力差があり約1周ごとに1人ずつちぎれていき3周目には2人になってしまう。
残り約30kmを残して2人はやや厳しいが、テクニカルなコース設定や雨という事を考えると走り方によっては逃げ切れる。
ただトータルで勝つという事を考えればバイクで脚を使い過ぎてもいけないし少し迷った。
もう一人のオーストラリアの選手のバイクが強かったという点と、翌週からのWCS2連戦につなげる為にこのレースへは攻めて勝つという気持ちで挑みにきたということを改めて確認してこのまま二人で攻めて逃げる事を選択した。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:バイク

3周走ってコースコンディションもわかったので、ある程度攻めて走り始める。
もう一人の選手は走力はあるがテクニックが全くない。
ので、コーナーやUターンは極力自分が先頭で入るようにする。
自分への負担は増えるが落車のリスクを回避するための走り方です。
第2集団では落車が起こったようで後ろも4人に減った模様。
2対4。
しかし後ろの集団にはチームメイトの福井コーチが入っている。
中盤から40秒前後あった差が25秒前後まで縮まる。
少し弱気になりかけたがコーチを信じて、自分の力を信じて踏ん張る。
後半になり相方は疲れ始め引くペースが落ち始めるが自分が踏ん張りどころとペースを上げ直す。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:バイク

残り2周で少し差が開いて約45秒差で、ランへ。
ランは前半からペースを上げて5kmの時点で後続に1分以上の差をつける事ができました。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:ラン

さすがに後半はバイクで脚を使っていたので失速しましたがそれでも後続をさらに引き離す事ができトップでゴールテープを切る事ができました。
悪コンディションの中、勝てたのはたくさんの声援のおかげ。勘違いかもしれませんが僕が一番声援をもらえていたのでは??それぐらいの勘違い力で声援をパワーに変えました。
チームメイトとのチームワーク。
あとはレース中にネガティブな作戦を選択しなかった事でしょうか。
今回の優勝でこの蒲郡大会は4連覇となりました。チームでは5連覇目。
自分の所属するトヨタ車体の地元愛知での開催レースということで毎年たくさんの応援者に来てもらえレース中にパワーをもらい連覇し続ける事ができています。
ホントに感謝感謝ですね。

コンチネンタルカップ蒲郡大会:表彰台

次回はWCSハンブルグ大会のレポートを書きたいと思います。
暑い日が続いていますが体調管理に気をつけてお互い頑張りましょうね~!

ではまた次回お会いしましょう。

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投稿者情報:山本 良介

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