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第20回★もうすぐ冬休み。自転車のルールを考えてみませんか。

投稿者:DJ GALAPA

第20回★もうすぐ冬休み。自転車のルールを考えてみませんか。

こんにちは!DJがらぱです!年末があっという間にやってきますね~。
私は雑誌の記事などがすべて年末進行になって締め切りが早くなっているのでヒーヒーいってます(苦笑)
まだまだレースも今週末まであるので、うちの掃除やらおせち作りやらはそのあと。間に合うか、微妙です(笑)

さて。今日はもうすぐ子供たちも冬休み、ということで、ちょっと最近思うことをお話したいと思います。
のっけからカタイ話になりますが、最近、車で道路を走っていると、驚くほど右側を通行している(つまり車道の端を前からやってくる)自転車が多いことに驚きます。

自転車も車両。道路は左側通行をしなければいけません。
歩道も許されているところ以外は押して歩くのが原則です。
右側を前からやってくる自転車は、ルール違反、ということになるわけです。

でも、実は私にも右側を好んで走っていた記憶があるのです。
小学生のころでした。
割合習い事をたくさんやっていた私は学校から帰ると自転車であっちこっちへ行くことが多かったのですが、その時に、好んで車道の右側を走っていたのです。
理由は、右側を走れば車は前からやってきてくれるので怖くなかった、というものでした。
今でもはっきりとその理由を覚えています。

道路上を走るとき、左側を走っているとアタリマエですが車と同じ方向で走ります。
すると、自転車に乗っている私は後ろからどんどんとクルマに追い抜かれることになるのですが、これが怖かった。
両親がクルマに乗らなかったこともあって、たとえば車に乗るときにどんなふうに走っているか、や、右左折のときの車の動きなどはあまりよく知らなかったこともあります。
でも、その当時のことでさらに印象深いのが、その右側を走ることを、そのほうが安心だ、とオトナに話したとき、怒られたということがなかったという記憶です。

つまり、子供が「そのほうが前から車が来てくれるから安心」と話したときに「それはでもルール違反だ」とたしなめてくれる人がまわりにいなかったということです。

それどころか、車のルールを全く知らない両親は「それはいいことだ」と言ったという記憶さえあります。

私がこれはルール違反だと知ったのはかなり大きくなってから。
しかもそれがどれほど危険なことかと認識したのは、車に自分が乗るようになってからです。

たまにレースなどのイベントで併催されている子供向けのスクールなどで子供たちと話をしていても、レースによく出ている子達でさえ、道路をどのように走ったら安全か、どんなルールがあるか、ということは知らない子供がとても多いのに驚きます。

地方によっては、小学校低学年くらいのときは外で自転車に乗ってはいけない、と禁止する一方で、子供たちに自転車を許可する学年になったときに一斉に警察による交通安全教室を実施してルールをとりあえずしっかりと教えるという施策をとっている自治体もあるようですが、こういうことは都市部になればなるほど逆に行われることなく子供たちはなし崩しに友達と自転車で街へ出ることになるのが現実です。
そしてオトナは子供たちがどれだけルールを理解しているかにはあまり関心を持っていないと思われるのです。

これからいよいよ冬休み。
ご家族でサイクリング、なんていうこともあるかもしれません。サイクリングでなくてもご近所へみんなで自転車でお買い物、ということもあるでしょう。
そんな時にぜひぜひ、並んで走ったら危ない、とか、車道を走るときは左側、とか、暗くなったら自分がいるということを知らせるためにライトをつける、とか、いろいろ自分を守るそして他人を守るためのルールを話題に乗せてほしいなあと思います。
頭ごなしにこれはやっちゃダメ、とか言うのではなく、ご家族でルールを考える機会を持っていただけるといいと思います。

私事ですが、うちも来年4月でとうとう下の子も小学生。
小学生2人の子供のハハになってしまいます(^^;)
もう子供たちは自転車で自由に走っていますが、折に触れてこういう話をしたいなあと思っているところです。

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投稿者情報:DJ GALAPA

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