【週刊きゅうべえ瓦版】愛車を守るための必須アイテム!鍵のイロイロ 前編【Vol5】
こんばんは。
毎年、花粉の気配におびえる山Pです。
今年はCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響もあって至る所でマスクが枯渇しています。
花粉の勢力が本格的になったときにマスクを買えるか心配です(°Д°;)
さて、今回の週刊瓦版では、スポーツバイク問わず、自転車に欠かせないカギ(ロック)についてご紹介していきます!
目次
愛車を守れるのは自分だけ
昨今では悲しいですが、鍵をしていない自転車は施錠しない方が悪い言われんばかりに、易々と盗難されてしまいます。
例え盗難被害にあったとして、警察に通報しても自転車はすぐに見つかりません。
今ではSNSなどのネットワークを利用して探す方法もありますが、見つけ出すのは非常に困難です。
というのも私、筆者も過去に自転車を盗まれたことがあります。
もう、かれこれ10年以上前の話になりますが、原因はズバリ無施錠。
わたしが盗まれたときは運よく放置自転車として見つかりましたが、警察から連絡がくるまで1年半かかりました。
現在では至る所で”自転車には鍵をしましょう”というポスターや文言をよく見かけるようになり、年々自転車の盗難件数は減っているようです。
しかし!こんなに注意を促しても、年間の自転車盗難数は3万件以上。
一日に約80台もの自転車が盗難に遭っているのです!
そして、盗難に遭った自転車の約57.6%無施錠でした。
半分以上は鍵していない状態だったということです。
悔しいですが、自分の愛車を守れるのは自分だけ。
自衛するしかないのです!
鍵の形状
まずは鍵(Key)について。
多種多様な鍵の形状がありますが、自転車用の鍵では大きく分けて2つのタイプが使用されています。
シリンダー錠
鍵(Key)を鍵穴に差し込んで、施錠開錠を行うもの。
鍵の形状によりセキュリティ性能が大きく異なります。
メーカーによっては鍵を無くした際に、鍵本体またはタグに刻印されている番号でスペアキーを用意することが可能。
新しく鍵をかったら刻印が無いか調べて、メモしておきましょう。
いざというときに役に立つかもしれません。
ダイアル錠
鍵(Key)を使用しない、複数桁の暗証番号により施錠、開錠を行うもの。
鍵が不要なため、鍵を持ち運ぶ必要が無い。
ただし、操作をするダイアルがむき出し状態の為、外的な要因を受けやすく、故障率がシリンダー錠に比べて高め。
(※よほどの荒い使い方をしない限り壊れません。)
あと、暗証番号を忘れてしまうと悲惨な目に…。
錠前のタイプ
錠前(ロック-自転車を動かないようにする金物)には用途によってさまざまなものが存在します。
種類については下記の項目にて順次解説していきますが、大体の錠前に共通するものがコチラ↓↓
重量 = セキュリティレベルの高さ
(※重いほど頑丈で、壊されにくい)
長さ(大きさ)= 錠前を取り付ける場所の自由度
(※地球ロックが可能。または複数台取り付けられる等)
価格 = セキュリティレベルの高さ
(※価格の高いものほどセキュリティレベルが高い)
全てにおいて上記の通りかといえばそうではないですが、大体はこの認識でOKだと思います。
ワイヤーロックタイプ
LIBIQ(リビック) ダイヤル式ワイヤーロック ステルスブラック CG126P
自転車の錠前ではメジャーなタイプ。
コイル錠、ワイヤーロック、ケーブルロック等々…呼び方が様々。
比較的に太いものをワイヤー、細いものをケーブルと呼ぶことが多いようです。
(※明確な線引きはありません。)
長い針金を糸のように紡いだワイヤー(ケーブル)を自転車の隙間~隙間に通して鍵を掛ける錠前。
紡がれたケーブルは容易に曲げることが可能なので、様々な方法で鍵をかけることが可能です。
ただし、その構造ゆえに、その気になれば容易に切断が可能。
特にコンパクトや価格を売りにした極細のケーブルの錠前は、100均で売ってるようなペンチやニッパーでも切断できてしまうので注意が必要です。
メリット:安価。気軽に持ち運べる。錠前を掛ける場所の自由度が最も高い
デメリット:切断されやすい。
チェーンロック
LIBIQ(リビック) チェーンロック ダイヤルロックタイプ LQ012
名前の通り、鎖でつながれた錠前。
ワイヤーロックのように柔軟性が高く、様々な方法で鍵を掛けることが出来る。
ワイヤーロック(針金)に比べて、鉄の棒を輪っか状にしたチェーンは非常に硬く、強度が高いため、ニッパーやペンチなど、細い鉄線を切るような工具では切断不可能。
ボルトクリッパー(カッター)や油圧カッター並みに切断力のある工具が無ければ、早々に切断されることはない。
メリット:ワイヤーロックと同様に様々な方法、場所で錠前を取り付けられる。
デメリット:金属製の鎖を使用しているため重量がある。取付器具等を使用して自転車に取付が出来ない
U字ロック
LIBIQ(リビック) Dual Gaia lock デュアルガイアロック U字ロック&ワイヤーセット
南京錠に近い構造を持つ、セイキュリティ性能が高い鍵。
各メーカーでも最もセキュリティレベルが高いものはU字ロックが多く、信頼性の高い錠前。
切断に対する強度も高く、ABUSのGranit X-Plus540と呼ばれる鍵は、14トンという負荷を掛けなければ切断することが出来ないほど強固に作られている。
ただし、絶対に切断されない訳ではないので過信は禁物。
構造上、鍵の掛け方にも制限があり、小さく収納するように出来ておらずかさばるため、持ち運びが不便。
メリット:セキュリティーの信頼度が高い
デメリット:錠前の取り付け方法に制限がある。かさばる。ブラケット(取付器具)等が無いと持ち運びが不便。重い。
ブレードロック
板状の金属を繋げた錠前。
ABUSが先駆けて開発した二輪向けの強固なカギで、厚みと幅のある板の性質上、切断が難しく、セキュリティー性能が高い。
独自のリンク構造により、ワイヤーやチェーンロック程ではないが柔軟性があり、地球ロックもし易い。
スチールプレートの強度、耐久性は高いが、リンク構造(つなぎ目)の部分の強度がそこまで高くないため、鍵本来のセキュリティー性能を維持するには取付場所など鍵を付ける際は工夫が必要。
メリット:U字ロック程ではないが耐久性が高い。セキュリティー性能が高い。地球ロックも可能。
デメリット:折り畳めるので収納性に優れるが、非常に重い。
南京錠
錠前といえば南京錠。
南京錠(Padlockパドロック)は持ち運びが可能な、小型の錠前の事を指します。
一般的に見慣れた錠前で、大体の人が1度は使用したことのある錠前ではないでしょうか!
錠前本体は小さく持ち運びやすく、ほぼ金属でつくられているため非常に頑丈。
ただし、自転車で使用する場合がワイヤーロック、チェーンロックと一緒に使用する必要があるので、結果的に持ち運びする場合は嵩張って不便。
自転車業界ではあまり人気のない錠前です。
次回、週刊瓦版では引き続き、鍵(錠前)について、
おすすめメーカーと人気商品ご紹介予定です!
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投稿者情報:mc2