スタッフAの自転車ラジオ 第1回【私のスポーツバイク遍歴…part1】
みなさまこんにちは、はじめまして。QBEIオンラインショップスタッフのAです。
先日センター試験がようやく終わり、受験生の皆さまは2次試験等に向けてまだまだピリピリとした空気の中でお過ごしのことかと思います。来春から新社会人の皆さまは、卒業旅行に行ったり家を探したり、忙しく過ごしておられることでしょう。
わたくしは先日引っ越しを終え、2口コンロになって喜んでおります。
さて、このラジオ(無音)ではスタッフAがスポーツバイクに関するさまざまなゆるい記事をみなさまにお届けしていきたいと思います。
(※※Aは自転車ガチ勢ではなく、エンジョイ勢です※※)
今後いくつかのシリーズを並行して連載していく予定ですのでよろしくお願いします。
来春から環境が変わる方にもそうでない方にも、このシリーズ【私のスポーツバイク遍歴】では、私がこれまで自転車を入手した時の体験記をお送りしたいと思います!
スポーツバイクを買う際の参考になればという思いもありますが、Aがこれまで気になった自転車も色々登場する予定ですので、まずは楽しく読んでいただければ!
第1回はこれまで乗った自転車の紹介part1です!
目次
1台目… Bianchi Primavera-M (ビアンキ プリマヴェーラM)
記念すべきスポーツ自転車(?)1台目。多分年式は2011です(ちなみにPrimaveraは2020年モデルの展開がありません…。なお、”Primavera”はイタリア語で「春」のことです)。今思えば入学シーズンにぴったりの名前ですね。
これですね。懐かしい…
写真だと分かりにくいですが、実車はもう少し明るめのブラウンでした。
出会いから購入まで…
大学入学と同時に一人暮らしを始めた際、地元から自転車を持ってくることはしませんでした。配送料がかかるのと、結構車体が古かったので、引っ越し先で新しく買う予定で移動。高校時代はずっとママチャリに乗ってましたが、坂が多い地域だったので、一番ギア軽くしてもちょっと…なしんどさを感じることもままでした。
入学前に一人暮らしを始めて、入学準備としてとりあえず自転車を買おうということになりました。大学は京都市内だったんですが、とにかく自転車屋が多いのに驚いたのをよく覚えています。しかも、地元の自転車屋と違って(と言ったら語弊がありますが…)、スポーツバイクが多かった。
やっぱりカッコいいんですよね、ディスプレイされてるスポーツバイクって。別にスポーツバイクを買おうとは考えてなかったんですが、「こういうのもいいな」と気持ちが動かされました。
【↑きゅうべえsports(京都市左京区下鴨)より。画像は2020年新モデルのBianchiスプリント】
それで近所をブラブラ探しているときに入った自転車屋さんの一つに、このPrimaveraが。
ちょっと目線より高い位置に引っかけて展示してあって、見てすぐ「あ、この色いいな」と思いました。今でこそ自転車業界に入ってパーツやコンポの知識もつきましたが、当時は装備のことは一切考えていませんでした。100%見た目です。「まあこの見た目ならきっと速いだろう」というのも勿論ありましたが。
黒のクロスバイクも同じ店に置いてあって、どっちにするか悩んだ末買いました。その時の店員さんが「そっち(茶色)の方が似合ってますよ」みたいなことを言ってくれて。
【↑色は違いますが、黒の方はこんな感じのドロヨケもラックもないThe・クロスバイクでした。ちなみにこちらはFELTのVERZA SPEED 50のマットチャコール】
両方試乗してみて、決めました。「うわっ…サドル高っ!こわっ!」が第一印象でしたね笑
店員さんのコメントが背中押してくれた面もありますが、当時の自分にはクロスバイクでも結構「おお…っ、これに乗るんか…」みたいな感覚があって、まだママチャリに近いPrimaveraの方が安心感?がありました。
スポーツバイクを初めて買うときによく「足が着かないんじゃ…」という不安があるかと思いますが、心配御無用です。サドル、下げて乗ればいいんです。構造上ママチャリのようにどっしりサドルに座るようにはできていないので、あんまり下げすぎると身体に余計な負荷がかかる可能性がありますが、慣れないうちも慣れてからも、足ついて全然OKです。「標準的なサドルの高さ」とかあまり気にしないで、ラフに乗ってしまいましょう。
【↑ご参考までに、直近(ともすればこのまま廃版…?)の年式、2017年モデルのPrimavera-M。雰囲気違いますね。ドロヨケが亀甲仕様になって、チェーンガードも小さくなってます。キャリアの形状も変化し、よりクラシカルな外見に。カッコよかったのに何故途絶えてしまった…】
ちょっと寄り道…「クロスバイクって何?」
いきなりクロスバイクという単語を出してしまいましたが、ここで少しこのタイプの自転車の説明をしておきます。
トライアングルのフレームに、フラットバーと呼ばれる水平なハンドルが特徴です。一般車よりも軽量で、タイヤ幅も少し狭くなっているため、一般車に比べるとスピードもでますし、取り回しも◎です。またスポーツバイクのなかでは乗り心地や操作性に安定感があるので、一般車(ママチャリ)から始めてスポーツバイクに乗り換えられる方も安心です!
ちなみに「クロスバイク」という単語は和製英語で、マウンテンバイクとロードバイクの”クロス”オーバーから来てるみたいですが、語源については業界内でも定かではないです。
【↑当店でも大人気!エントリーモデル代表格、GIOSのMISTRAL こちらはグレー】
キャリアやスタンドをつけられるタイプのモデルが多いので、通勤や普段使いはもちろん、週末のちょっとしたサイクリングにもお勧めです。
スポーツバイクに乗るための必需品…
スポーツバイクを買う際に注意したいのが、ライト、カギは別売り、スタンドも原則別売りであるということです。スタンドはともかく?ライトとカギは無しでは済まされないので、予算にはこれらのパーツも組み込む必要があります。
【↑ライトはこんな感じでハンドルに取り付けます。写真はLIBIQ(リビック)NYX LIGHT 500ルーメン】
載せてる自転車の画像もそうですし見れば分かるといえば分かるんですが、私は「あ、そういえば…」って感じでした笑 やっぱり一番大事なのは本体なので、そこに目が行ってましたね。
「あ、ライト別売りなんだ…」「カギ別売りなんだ…」「空気入れる部分、ママチャリと違うんだ…」など色々新鮮な驚きがあったことを記憶してます。
私が自転車を買った店は空気入れ無料でしてもらえたんですが、勢いでこの時フロアポンプも買ってしまいました。
【↑この木の持ち手のやつ。LEZYNE SPORT FLOOR DRIVE ABS1PRO。買って10年くらい経とうとしてますが全然使えてます。画像は現行品】
その時はLEZYNEであることは全く意識していなくて、単にカッコよくて丈夫そうだからこれにしました。実際使ってみると木の持ち手が握り易く空気も入れやすくてこれにして正解でした。これもそうですがフロアポンプによってはメーターが付いていて、今どのくらい空気が入っているかを確認できます。タイヤによって適正空気圧(タイヤの側面に書いてあります)が違ってくるので、数値で空気圧を管理できて良いです。
綺麗なポンプにはインテリア性もありますよね。実用性だけに留まらない美しさは所有欲を満たしてくれます。
一緒に買ったカギはABUS、ライトはCATEYEだったのでは…と記憶してます。
リアライトも電池式の点灯するやつにして、一式揃えましたね…
初めてのスポーツバイク実走…
こちら、当時の水準でも高級モデルではなかったです。変速数も8なので、全然多くはない(24段変速とかありますからね)。でもやっぱりママチャリ(3段変速)から乗り換えたので、結構増えたな、と。走った感じはとにかく軽かったし、速かった。ひと漕ぎで進む距離が全く変わりました。いままで経験したことのない速度で走れるので、景色の流れも変わったような気がしてとても気分がよかったです。
変速方法もカッコいいんです。ママチャリの変速はダイヤルみたいなやつ(用語でグリップシフト)を回すと思うんですが、クロスバイクはスイッチなんですよね。人差し指の位置のスイッチでシフトアップ、親指でシフトダウンがよくあるかたちです。
「カチッ…カシャンッ!」とこう…
【↑こちらも人気のある車体、Bianchi C・SPORT1 2020年モデルのハンドル周り 親指レバーと人差し指レバーが見えます】
ほぼ通学と買い物にしか使わなかったですし、京都市はたいして坂も無いですが、やっぱり違いを感じて嬉しかったですね。
結構周りからの評判も良かったです。「カッコいいね」って言って貰えた。あと駐輪場で探しやすかったです笑
人に乗らせてあげた時も「(ママチャリと)全然違う!」という感想を貰いました。あるあるなのが、今までずっとママチャリだった人が一回スポーツバイクに乗ってみると、軽くて速くて「もう戻れない!」ってコメントすること。特別高価な車体じゃなくても、体勢が変わることによってペダルが軽くなったことを実感できるはず。実際知り合いが一人私の自転車に乗った後にクロスバイク買いました笑
レンタサイクル等で一度体験してみるのも良いかもしれないです。
また、自転車ショップによっては試乗会をやっているところもあるので、チェックしてみてください。
店員さんが無料で乗り方を教えてくれるところが多いと思うのでお勧めです。
カスタマイズの愉しみ…
Primavera-Mは初期仕様ではフェンダーが付いてキャリアが付いて、35cの太めのタイヤで結構シティ車っぽいんですが、私は、
・フェンダーを外し、
・キャリアを外し、
・28cのタイヤを履かせて、
ちょっとそれっぽくしていました。
スポーツバイクの世界では「軽量化」というのはキーワードのひとつですね。坂を上る際や長距離ライドの際は車体の重さが響いてきます(知ったか振り笑)。レースに出るような方は車体重量に敏感ですね。
私の場合は特別な理由があったわけではないんですが、半年も乗ったらどこからともなく「軽くしたいな…」という欲求が。ちょっと無理矢理感ありましたが上述の通りパーツ外していきました。計量していた訳ではないですが、体感は確実に軽くなりました。
ブレーキも8年で2回交換しました。長く使ううちには劣化する部分が必ず出てきますが、パーツを交換しながら長く乗ることが出来ます。
タイヤの太さは車体の設置面積の大きさを意味するので、タイヤが細ければ細いほど路面からの抵抗もそれだけ小さくなります。その分安定性は低下するので悪路には弱くなってしまいますが。
ホイールの規格によって装着できるタイヤの幅には制限があるので、交換する際は要チェックです。
【↑TERNのSURGEのカスタマイズモデル。ホイールがカーボンバトンのものになり、キマッてます】
Primavera-Mはクロスバイクとママチャリの中間みたいな車体だったのであまり良い例ではないかもしれませんが、ハンドルを変えたりホイールを変えたり、好みのカスタマイズを施せるのもスポーツバイクの楽しみの一つです!
人が自転車を選ぶ基準は様々ですし、自転車の方も性能・仕様は千差万別です。
ただ、実用的でもある一方で趣味性も兼ね備えるスポーツバイクだからこそ、「この自転車カッコいい!」「このデザインかわいい!」「このカラーが良い!」といった「自分にしっくりくる感じ」も大切に、お気に入りの一台を探してみてください!
前述の通りPrimavera-Mは現状実質的に廃版となっておりますが、私は今でも乗っております。
次回予告…
1年後他の自転車も欲しくなってきたA。「今度はドロップハンドルで…」「ロードバイクでロングライドに…」「ミニベロも捨てがたい…」と想像は膨らみます…
次回も読んでいただければ幸いです!
お楽しみに~
今回登場した自転車&パーツ
ぜひきゅうべえonline shopでチェックしてみてください!
FELT(フェルト) 2020年モデル VERZA SPEED50 (ベルザスピード50) | ||||
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GIOS(ジオス) 2020年モデル MISTRAL (ミストラル) | ||||
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LIBIQ リビック NYX LIGHT (ニクスライト) USB充電式 フロントライト 500ルーメン | ||||
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LEZYNE(レザイン) SPORT FLOOR DRIVE (スポーツフロアドライブ) ABS1PRO | ||||
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Bianchi(ビアンキ) 2020年モデル C・SPORT1 (C・スポーツ 1)CSPORT (Cスポーツ)CAMALEONTE カメレオンテ | ||||
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【限定カスタマイズモデル】ミニベロ ロード ドロップハンドル TERN(ターン)SURGE(サージュ サージ) カーボンバトンホイール仕様 | ||||
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投稿者情報:スタッフA
自転車の見た目ばかり見ている素人スタッフ。
速く走れる自転車に乗っていてもゆっくりとしか漕がない。