HOME / 

Bicycleインプレッション / 

<Bicycleインプレッション>Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)

投稿者:matsumoto

<Bicycleインプレッション>Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)

スタッフ松本です。

早くも入荷してきた2010年モデル。イタリアンブランドBasso(バッソ)のフラットバーロードLesmo(レスモ)に試乗いたしました。
<Bicycleインプレッション>Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)
普段からクロモリのバイクに乗っており、多くの自転車マニアがそうであるように、私もそれなりに「スチール好き」ですので、試乗前から「良い自転車だろうな...」という印象を持って踏み出したのですが...

「ん?...んんっ...!イイぞ!コレはっ!!」と早くも30m程で好印象。

ロードレーサー程クイックではなく落ち着いたハンドリングながら、決してダルな印象はこれっぽっちもなく、スポーティー。
まさにクロスバイク以上、ロードレーサー未満の絶妙の味付けながら、非常にバランスの取れたハンドリングでスポーツバイクの楽しさを凝縮した感があります。
クルージングスピードが最適な感じですが、元気に走るときにもしっかりと応えてくれる。そんな感じです。
Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)のリアトライアングル
シートステーの「ItalianRacingFrame」の文字が伊達ではないと感じました。まあ、決してレースで使うことはないでしょうけれどもね。
上りのダンシングでも、アルミやカーボンバイクのような軽快感とは違いますが、しっかりと真っ直ぐに上ってくれます。

近くの河川敷のサイクリングロードに連れ出すと、コレがまた、このバイクにピッタリのフィールド。
ビシっと真っ直ぐ気持ちよく時速25~30km程で走ると、舗装の荒れなどはスチールのフレーム・フォークが見事に角を取ってくれ、また、そのしなりは70%位のパワーで漕ぐと丁度よい感じで...そう、フレームと対話できるような感じですね。
Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)のフロントフォーク
一人で走ってても、何かとコミュニケーションできる。そんな感覚になるバイクです。

フレームだけで20万円程するようなクロモリバイクだと、よくそんな気分になれるのですが、エントリークラスのバイクに乗って、この感覚を味わうとは思いませんでした。しかもフラットバーの完成車で。正直、驚きです。

コンポーネントもShimanoSORAをメインに組まれており、クランクのSUGINO XD-350Dに試乗前はチョッと不安を抱きましたが、全く問題の無い変速性能で嬉しい誤算。
Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)のリアエンド付近
ハブもShimano製と実直なチョイスはこの価格帯では割と珍しいですね。目立たないのですが、大変ありがたいパーツスペックだと思います。グレードアップの時は、完組みホイールではなく、精度の高いリムで、乗り方と好みを伝えたうえで熟練のメカニックに手組みのホイールをお願いするのも良さそうです。
細いタイヤでよければチューブラーと言う選択も「アリ」かと個人的には思いますが、まあ、バイクの性格と利便性を考えるとちょっとやりすぎですかね。
敢えてネガティブなことをいうと、ハンドル幅がチョッと広いのと、サドルがイマイチということですが、このあたりは好みも大きいところなので、一概にマイナスとは言えませんね。
ハンドル幅はカットすれば済むことですし、サドルは完成車についているもので満足できることは、まず無いですから。

試乗したのはサイズ510、トップチューブ540mm(カタログ値)で身長168cmの私がリラックスして乗るのには丁度良い感じでした。
デザイン・カラーリングも試乗したブルーとホワイト。グラフィックも変に懐古主義みたいなわざとらしさがなく、自然にヨーロッパブランドを主張。
Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)と鳥羽の大石Basso(バッソ) Lesmo(レスモ)のホワイト
で....
困ったことが一つ...私の物欲が...通勤用に...撃沈率80%ですが、とりあえず我が家の財務相に相談してみます。

シェアをお願いします!

投稿者情報:matsumoto

SNSをフォローして新着情報をチェック!