第3の台湾ブランド、AXMAN(アックスマン/アクスマン)日本上陸!!
目次
AXMAN(アックスマン)
AXMANというバイクブランドをご存じでしょうか?台湾のバイクブランドであるAXMANは、大手ヨーロッパのOEMを30年以上も請け負い、そこで培った技術をもとに自らブランドを起こしました。
カーボンを得意とするAXMANは、瞬く間にその性能とコストパフォーマンスの良さから名をあげました。
GIANT、MERIDAに次ぐ第3の台湾ブランドが日本に上陸しました。
日本にはFALCONシリーズ(カーボン)、TEAM C1シリーズ(カーボン)、HEMERAシリーズ(アルミ)の3シリーズから展開開始。
今回は、TEAM C1(UD/RAPHA PINK/CHARCOAL GRAY) と HEMERA A3(GLOSSY BLACK/BLUE)をご紹介します。
AXMAN HEMERA A3
AXMANのエントリーモデルです。フレームはアルミですが、フォークはカーボンです。
ハンドル、ステム、シートポストはKalloy UNOを採用しています。
メインコンポーネントはSORAで、チェーンやスプロケットなどのグレードを落とすことによりコストパフォーマンスの良さを維持しています。ブレーキキャリパーももちろんシマノのSORAです。
STIやディレイラーは現行SORAですが、ブレーキキャリパーは旧型のSORAを採用しています。
HEMERAシリーズは、アルミ・カーボン共にフロントディレイラーはバンド式(34.9mm)を採用しています。シートチューブにあるボトルケージのボルトが比較的下の方にあるので、後々チェーンリングを53Tなど大きいものに交換する際にはフロントディレイラーとボトルケージが干渉する可能性がないか気になりました。
特筆すべきは、その塗装と溶接の綺麗さ!塗装はグロスとも、マットとも言えない中間の仕上げですが、細部を見ても塗りムラがなく、非常にきれいな塗装が行われています。
また溶接は他のメーカーのアルミと比較しても類を見ないほどの仕上がりの綺麗さで、ぱっと見で分からないどころかアルミと言われてもモノコックカーボンにしか見えないほどです。BB周りやリアのエンド付近を見るとさすがに溶接痕がみられるものの、必要以上にビードが盛られているということもなく好印象です。
ワイヤーはこの価格帯では非常に珍しくフル内装。BBからリアディレイラー部分まではワイヤーが外装になっているものの、ブレーキワイヤー、シフトワイヤー共に内装式でスッキリとした見た目になっています。ワイヤー内装式といえば、気になるのはワイヤーの取り回し。取り回しが悪いとワイヤーがフレームに接触して塗装を痛めたり、無理のあるワイヤリングになって引きが重くなったりするものです。シフトワイヤー、ブレーキワイヤー共に引きの重さを感じさせないルーティングとなっていました。ワイヤーの角度も極端な曲がり方をせずに自然な角度となっています。
チェーンステーにはブリッジが設けられており、踏み込んだ際の加速のよさを向上させています。BBはねじ切り式で、メンテナンス性や耐久性の向上に寄与しています。HEMERAシリーズは、アルミ・カーボン共にフロントディレイラーはバンド式(34.9mm)を採用しています。シートチューブにあるボトルケージのボルトが比較的下の方にあるので、後々チェーンリングを53Tなど大きいものに交換する際にはフロントディレイラーとボトルケージが干渉する可能性がないか気になりました。
フレーム側にケーブルアジャスターがないため、アジャスターはワイヤーの途中に挟むタイプを採用しています。
ジオメトリを見るとトップチューブやヘッドチューブの長さ、BB下がりなどからいって比較的レーシーな乗り味であることが想像できます。そして気になる点が一点。シートアングルが最小サイズの450mmで75.5度、540mmで74.5度とかなり立っています。付属しているシートポストのオフセットは15mmなので、前乗りすることを前提としたジオメトリーであるといえそうです。近年のポジションの流行に合わせてきているようです。サドルの後退量を多めに取る方は、シートポストをよりセットバックの多いものに交換する必要があるかもしれません。
先行予約受付中!! →→→ AXMAN HEMERA A3
【スペック】
●FRAME: ALLOY FRAME
●FORK: CARBON ROAD FORK
●HANDLE BAR : UNO
●STEM : UNO
●SHIFTER LEVER : NEW SORA R3000
●F/R DERAILLEUR : NEW SORA R3000
●SPEED : 18
●BRAKE : SORA 3500
●CHAINWHEEL : NEW SORA 50-34T
●FREEWHEEL : CS-HG400-9 11-32T
●CHAIN : KMC X9
●WHEEL SET : ALEXRIM AT470
●TIRE : CONTINENTAL ULTRA SPORT 2
●SADDLE : SAN MARCO ERA STARTUP
●SEAT POST : UNO
●COLOR : GLOSSY BLACK/BLUE
●WEIGHT : 9.49 kg (51cm)
AXMAN TEAM C1
AXMANのエントリーカーボンモデルです。フレーム・フォークともにカーボンとなっており、コンポーネントには10すべてのパーツに105を採用しています。変速機周りだけ105で、ブレーキキャリパーやクランクはグレードの低い他社製品を混ぜることなどが多い中、フル105というのは非常にポイントが高いです。
アルミのエントリーグレード同様、塗装は非常に綺麗です。発色が鮮やかなのはもちろん、角になっている部分に塗りムラもなく、ヘッドパーツ周りやフォークの先端など末端まで丁寧に仕上げられています。
キツい時に下を向けば、「ガソリンじゃなく脂肪を燃やせ」と励まして(?)くれます。
ワイヤーはもちろん内装式です。エントリーモデルのA3同様に、BBからRDまでは外装となっています。
無理のないワイヤールーティングが可能になるワイヤーの取り付け位置なので、塗装が痛められることもなく、またブレーキやシフトの性能を落とすこともありません。
カーボンフレームでは珍しく、フロントディレイラーはバンド型(34.9mm径)に対応しています。
チェーンリングの歯数が大きいものに交換した時、ディレイラーの位置を上にずらす必要があるため、シートチューブのボトルケージと干渉する可能性があるかもしれません。
チェーンステーはエンドからBBにかけて窄むような形状になっており、フレームとホイールのクリアランスは詰められています。クランクアームとチェーンステーの間には十分なクリアランスが確保されているので、多くのクランクにセンサーがあるタイプのパワーメーターは取り付けが可能でしょう。しかし、チェーンステーに取り付けるタイプのスピードセンサーなどを用いる際には、ホイールとの干渉に気をつける必要がありそうです。
エントリーモデル同様、シートアングルが非常に立っているので、後退幅の大きいポジションを取りたい方はシートポストを交換する必要があるかもしれません。
先行予約受付中!! →→→ AXMAN TEAM C1
【スペック】
●FRAME: ALLOY FRAME
●FORK: CARBON ROAD FORK
●HANDLE BAR : FSA OMEGA
●STEM : FSA OMEGA
●SHIFTER LEVER : 105 5800
●F/R DERAILLEUR : 105 5800
●SPEED : 22
●BRAKE : 105 5800
●CHAINWHEEL : 105 50-34T
●FREEWHEEL : 105 11-32T
●CHAIN : KMC X11L
●WHEEL SET : ALEXRIM AT550
●TIRE : CONTINENTAL ULTRA SPORT 2
●SADDLE : SAN MARCO ERA STARTUP
●SEAT POST : FSA GOSSAMER
●WEIGHT : 9.4 KG (54cm)
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投稿者情報:mechanic