<Bicycleインプレッション>KHS(ケイエイチエス)KT20-S試乗
個性的なミニベロ(小径車)を多数ラインナップするブランドKHS(ケイエイチエス)。
そのKHS(ケイエイチエス)のミニベロKT20-Sを試乗いたしました。
車輪の小さいミニベロだと、どうしても直進安定性・振動吸収の面でネガティブを抱えてしまうことが多いのですが...
試乗前に調整している段階では、フロントフォークはアルミだけれども、立体的にベンドしてあり振動吸収には配慮してありそうそうなので、それがどこまで効果を発揮しているのかなぁ...という印象でした。
いざ走り出してみると、「うまく設計されているんだな」と納得させられました。
うまく路面の凹凸を吸収している感じで、突き上げがひどくて長時間乗ってられないということは無いと思います。
これは、おそらくポジションなどにも起因するものと思われます。
ハンドル位置が比較的アップライトなコンフォートポジションなのでハンドルへの加重が少なくなり、そのせいで突き上げが気にならないというのもあるでしょうね。
身長168cm手足短めの私の場合、サドルとハンドルはほぼ同じ高さとなりますので、長身の方がご乗車の場合は相対的にハンドル位置が低くなりますので印象が変わるかもしれませんね。
サドルからハンドルまでの距離はそれほど長くは無いので、あまり身長の高い方にはポジション的に辛そうです。175cmくらいまでの方がイイかなぁ。170cm前後の方が最も乗りやすいサイズです。
リアセンターもしっかり長く設計されているので
直進安定性もよく、立ち漕ぎなんかをしてもフラつかず進んでくれました。
少し気になったのがギア比。少々軽めかなと思います。
のんびりと街中を走る感じでフロントはアウターギアしか使いません。フロントインナーギアはおそらく急な上り坂でないと使わないでしょうね。
まあ、自転車の性格から考えると峠を歯を食いしばって上って、下りを攻めて走る自転車でもないので、問題ない範囲だとは思いますけれどもね。
それとこの自転車は折り畳みではないのですが、ハンドルがヘッドパーツ上辺りからクイックレバーで取り外しが出来ます。
シートポストのクイックと合わせて外せば全高がかなり低く抑えられます。保管時・輪行時・社債時には便利な機能です。
それに「気が利くなぁ」ってのがフレームカバーも付属しているので、輪行時などにフレームに傷が付くことを防げます。
スタンドも標準装備となっており、街中でも便利。
それに輪行や車載時にもフレキシブルに対応する便利な1台。もちろん「走り」がイイのが最大の魅力。
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投稿者情報:matsumoto