投稿者:DJ GALAPA

国際大会

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こんにちは。DJがらぱです。

 

あっという間に年が明けて1ヶ月。
相変わらず日々の移ろいが早いです。

 

毎年毎冬、冬のシーズンはシクロクロス!なのですが、今年は1月の終わりに珍しくトラックレースの大会に行っておりました。
「JAPAN TRACK CUP」という大会です。

 

5カ国以上の国から選手がやってくるclass1の大会、ということで、結構注目されていたので、ご存知だったりレースの様子をどこかでご覧になった方もいらっしゃったかもしれません。

 

トラックレースは、バンク、と呼ばれる競技場を使って行われるわけですが、日本では競輪場を使うことが多く、その競技場の1周の距離も333m,400m,500mとだいたいこの3種類が一般的。

 

でも、世界標準では、1周250m。日本の競輪場のスタンダードから言うと非常に短い1周の距離の競技場が使われます。
日本で250mのバンクは伊豆、修善寺にありますが、そこ1箇所のみ。
その250mバンクは室内の板張りの競技場で、初めて見たときには凄い!と感動したのを覚えています。
(今でもやはり競技場に入ると凄いなぁ♪とテンションあがります)

 

トラック競技はロードレースと違い、観客が競技の一部始終を見ることができます。
まさに「ゲーム」です。
使う自転車はトラックレーサー。ギア変速もなく、とにかくトップスピードを出すために作られたブレーキもついていない非常にシンプルなもの。
そのシンプルな機材を使って様々なゲームが行われます。

 

まるでトランプのように、そのゲームの種類はバリエーションがあり、戦い方、おもしろさのポイントも様々。
そのルールや醍醐味さえ知れば本当に楽しく、興奮する競技です。

 

さらに、世界標準の250mバンクでの戦いは、日本の現在多くある競輪場や競技場での戦いよりも1周が短いことで展開が非常に早く、とにかく「攻め」「攻め」の中での頭脳戦、そして力と力のぶつかりあいが非常にたくさん見られます。
1周にある程度の距離があれば、いわゆる「ため」「待つ戦法」というのも成立する場合が多いのですが、あっという間に1周回ってしまう250mバンクでは、待とうとした瞬間にあっという間に勝負がかかり、先行されていきます。
距離を走る系統の競技ではラップすることにより何らかの優位性が与えられる場合が多いのですが、ラップもあっという間にされてしまいます。

 

最初から攻めていかなければあっという間においてけぼりにされてしまうのです。

 

競輪でいういわゆる「捲り」のような戦法のための「ため」がなかなか成立しないなどと言われることがあるのはそのためです。

 

どうして「お家芸」と言われる「ケイリン」(日本発祥の競輪がベースになっているのですから当然そう思うわけですが)で勝てないのか、などと以前言われたことがありましたが、なんせ戦い方が違うんだ、と数年前、初めて250mバンクでの戦いを見て驚いたことは私も鮮明に覚えています。

 

そんな中、国際大会の場で戦う日本人も段々と層が厚くなってきて、コンスタントにワールドカップでの戦いが日本でも伝えられたり、ということも増えてきました。

 

そこで活躍する選手たちが、次に目指す選手たちの目標になっていく、というプラスの連鎖が少しずつ生まれてくればよいなぁと思います。

 

そして今回、日本で国際大会が行われたのは、そういう世界に挑戦する日本人選手が、世界の場で戦うための条件として、日本でも国際大会を開催する必要があるためなのです。
世界選手権に出場したり、というのは「出まーす」と手を挙げたら出られる、というものではありません。
1年を通して、国際大会でポイントを獲得し、積み重ねていくことがとても大切です。

 

そんな中、自国で行われる国際大会は素晴らしいチャンス。
今回の大会でもそんな意気込みが感じられ、力強い戦いが数多くありました。

 

今シーズンのワールドカップでは、日本記録の更新などもあり、これからの日本人選手の活躍に期待が高まっています。
そんな中行われたそのJAPAN TRACK CUPは、選手にとっても自国開催というチャンスであるだけでなく、世界のハイレベルの戦いをそれこそJRに乗って見に行ける♪(笑)という素晴らしい機会だったわけです。

 

トラックレースを見る機会はなかなかないかもしれませんが、これからも国際大会の日本での開催も予定されていますので、是非時間が許せばその空気と緊張感と素晴らしい走りを目の当たりにご覧いただければと思います。

 

さあ、そして、シクロクロスシーズンは終盤なわけですがこちらも「世界選手権」が間近!!!
今週末はオランダで世界選手権が開催されます。
関西出身の代表選手もたくさん出場しますので、ぜひぜひ情報チェックして我らが代表を応援しましょう!

 

関西シクロクロスでもなじみの竹之内悠選手、豊岡英子選手、沢田時選手、中井唯晶選手も出場ですよ~
関西シクロクロスの最終戦桂川と同日ですが両方めいっぱい楽しみましょう♪

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