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3本ローラー台の乗り方【初心者向け】

公開日 :

投稿者:mechanic

3本ローラー台の乗り方【初心者向け】

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ローラー台の中でも、3本ローラー台は「乗るのが難しそう」「バランスを取れるか心配」などと敬遠されがちですが、実はロードバイク入門者の練習には非常にオススメなのです。今回の記事では、初めて3本ローラー台に挑戦する方に向けて、「入門者にオススメの3本ローラー台」や「実際のセッティングから乗り方、降り方まで」を、詳しくご紹介していきます。

3本ローラー台の乗り方【初心者向け】

3本ローラー台の乗り方【初心者向け】

バランス感覚やペダリング練習に絶大な効果

乗るのに難しいイメージのある3本ローラー台ですが、慣れれば実走感にあふれた走りを室内でも楽しむことができます。乗車時のバランス感覚やペダリングの練習に絶大な効果があります。ロードバイク入門の方にこそ、練習にお勧めのローラー台です。

難しいが少し練習すれば誰でも乗れる

正しいペダリングスキルととライディングバランスが身についていないと、ロードバイク歴が長い人でも、3本ローラー台にいきなり乗れる人はいません。しかし、乗り方と練習方法そして、コツが分かれば30分もあれば乗れる様になります。

なぜ3本ローラー台は乗るのが難しいのか?

3本ローラー台に乗るのが難しい理由

3本ローラーはちょっとしたバランスの崩れにより、あっという間に車体がローラーの上を左右に移動します。これが3本ローラー台に乗るのが難しいポイントです。

ペダリングをしても左右のバランスが取れていないと3本ローラーには乗れません。どちらかに力がかかりすぎているペダリング、つまり回すペダリングが出来ていない(踏むペダリングになっている)ということは、踏んでいるペダルの方に力が加わっており、そちらに重心がかかっており、バランスを崩しています。

普通の道ではこの状態でも多少蛇行して走っているぐらいでまっすぐ走れないということはありませんが、それが3本ローラー台の上だと一気に重心がかかっている方へバイクが移動しています。

そういった3本ローラー台の難しさを改善して、3本ローラー台が初めてという方でも乗りやすくしたモデルも各メーカーから登場しています。それを次にご紹介します。

入門者でも乗りやすい3本ローラー台

ELITE(エリート) クイックモーション


クイックモーションはローラー台自体が前後にフローとするため、3本ローラー自体が車体のバランスを取ってくれます。つまり、どちらかのペダルに力がかかっても、その力をローラーが前後にが動くこと吸収してくれます。他の3本ローラー台にはない乗りやすさを備えています。またローラーの左右の端にふくらみが持たせてあり、脱輪しにくい設計になっています。また、3段階の負荷調整機能も付いているため、レベルアップに合わせて負荷をあげることができます。

Tacx(タックス)GALAXIA(ギャラクシア)

ローラー台本体が前後に動くスィングシステムによりクイックモーションと同じように、初めての人でも乗りやすいローラー台です。ローラーの形状もハンドルがぶれても前輪が横に流れにくい「つづみ型ローラー」で脱輪しにくくなっています。負荷調整機能は付いていません。

MINOURA(ミノウラ)MOZ-RolleR(モッズローラー)

初めての人が3本ローラーに乗ったとき、以外に感じる恐怖感が高さです。ローラーの上に自転車を乗せる分床からの高さが生じます。モッズローラーはその高さを抑えるための低床設計なので、高さによる恐怖感も和らぎます。また、いざというときも足つきがよく安心です。乗降用ステップも付いているので乗り降りも簡単。また、前のローラーの両サイドに前輪ガードが付いているので脱輪の心配もありません。また、オプションで別売りの負荷装置を取り付けると負荷調整ができるようになります。

 選ぶ際に、乗りやすさ以外にもう一つ重要なポイント!

3本ローラー台を使っていて、乗れるようになり早く走れるようになってくると、乗りやすさ以外に重要になってくるポイントがあります。それは負荷調整機能が付いているかどうか。

負荷装置機能とは、ローラーの回転を重くする機能のことです。練習の成果が出て、筋力が付き早く走れるようになってくると、自転車のギアを一番重くしても、軽くて物足りないということがでてきます。先のことを考えると、負荷装置が付いているものを選ぶことをお勧めします。

 

3本ローラー台のセッティング

周囲に割れ物や危険なものがないか

万が一脱輪、転倒した場合のことも考えて周りにできるだけ物がない状況にしましょう。廊下に設置する方もいます。

マットを引きましょう

3本ローラー台は固定ローラー台に比べて、静粛性に劣ります。マットを引くことで音や振動を抑えることができます。また床が汗で汚れたり、傷がつくのを防ぎます。

壁との距離

後ほど詳しく紹介しますが、初めは壁に肘をつき、壁で体を支えるようにして乗車します。この時、ローラー台が壁に近すぎても遠すぎても、壁を支えにすることができません。適切な距離にセッティングします。乗れるようになり、慣れてからとっさの時は壁に逃げれるように壁や手すりの近くで乗ることをお勧めします。

乗り降り用の踏み台

3本ローラー台の上に自転車を乗せるため、いつもより乗車位置が高くなります。 15CMは高くなるので、ローラー台の横に15Cmぐらいの足踏み台があれば、乗り降りがしやすくなります。モデルによっては乗り降り用のステップが付いているものもあります。壁と反対側が設置しやすいでしょう。

ギアは軽めに

自転車のギアはこぎ出しやすいように軽めにセッティングしておきます。

3本ローラー台の乗り方

STEP1:乗車方法

ブレーキをかけて車体が動かないようにします。ステップを使い、自転車のトップチューブにまたがります。

ブレーキをかけたまま、壁側のペダルに足をセットします。

壁に腕をつき、体を支えサドルへ座りながら、もう片方の足もペダルにセットします。壁に手をついて、手で支えるのではなく、ハンドルを持ったまま、肘か二の腕で壁にもたれかかるようにします。

 こんな時は3本ローラーの設置位置を再セッティング

壁に肘をつくために不自然に肘を開かないと壁に届かない。車体が傾きすぎている。

この時、壁が遠すぎるため、もう少し壁側に3本ローラー台を近づける。


壁を支えにしようとすると、車体が直立する。または壁と反対側に傾いてしまう。

この時、壁に近すぎるので、ローラー台を壁から少し離してセットしましょう。

 

STEP2:ライディングスタート

 ローラー台回転中はブレーキをかけないように!!

3本ローラー台の上では絶対にブレーキをかけてはいけません。ローラーが回転しているときにブレーキをかけると、回転しているローラーの反動で車体が後方へ飛ばされます。とっさの時もブレーキはかけないように注意しましょう。

1.乗車姿勢

・壁に手をついて、手で支えるのではなく、ハンドルを持ったまま、肘か二の腕で壁にもたれかかるようにします。

・下を見て頭が下がらないように目線は3m先にする。

・手はハンドルに添えるだけで、ハンドルには力を入れません。

・目線が下がり頭が下を向いています。腕も伸びきってハンドルに手をつき体を支えています。

2.ペダリングスタート

あまり力を入れずにペダリングできるぐらいの軽めのギアにします。ペダリングは踏むのではなくくるくる回すことを意識します。

 正しい姿勢と回すペダリングのコツ!

ペダルを踏みぬかないことです。ペダリングのたびに体が上下に動く場合は回すペダリングが出来ていません。
クランクが1時~3時位までは少し踏む力を入れる。
3時からはペダルを地面と平行に後ろに引くイメージ。
7時から10時までは脱力。
10時からはペダルを地面と平行に前へスライドさせるイメージ。

 

バランスをとるコツ!
 
壁を支えにして、落ち着いてバランスをとるようにします。ハンドルを切って無理に車体をローラーの真ん中に持ってこようとすると車体が激しく左右に移動します。
正確に車体と体の中心線が重なるようにする。
・サドルの真ん中に座る。左右にずれていないか。
・体が左右どちらかに傾いていないか。
目線は真下ではなく遠くを見るように。
ハンドルには力を入れずに添えるだけ。ハンドルは切らないように重心移動で車体をローラー台の真ん中に持ってくる。
ペダリング時に上半身が動かないように。

 

3.壁からの離脱

ある程度速度を出した方が、車体が安定します。速度が落ちないように注意しましょう。速度は20km/h以上がいいでしょう。

次は徐々に壁にもたれている力を抜いて、壁に触れているか、いないかにしていきます。

ローラー上のタイヤが同じ位置を保ち、あまり車体が左右にぶれなくなってきたら、バランスがとれペダリングもできるようになってきています。慣れてきたら、次はいよいよ壁から離れてみましょう。ローラーの端へ車体が移動しても慌てず、重心移動で真中へ戻す。危ないと思ったらまた壁を支えにします。

 バランスを崩した時は壁に逃げる
・とっさの時は壁に逃げるイメージを持っておきましょう。
・バランスを崩したときは壁側に重心を持っていきまた壁を支えにしましょう。

4.乗れるようになりました♪

STEP3:降り方

 3本ローラー台の降り方のコツ!
 
降りるときは、ペダリングをやめ壁に手をつきます。
ブレーキは掛けずに自然に減速するのを待ちます。
ローラーが止まったら、ステップ側の足をペダルから外します。
ステップに足をつきながらトップチューブへと移動します。
反対側の足もペダルから外して自転車から降ります。

 

まとめ

  1.  ハンドルを持ったまま、肘か二の腕で壁にもたれかかるようにします。
  2. 壁をしっかり支えにして、落ち着いてバランスをとるようにします。手はハンドルに添えるだけでハンドルには力を入れません。
  3. 下を見て頭が下がらないように目線は3m先にする。
  4. ペダリングは踏むのではなく、ペダルを踏み抜かず回すことを意識します。ペダリングのたびに体が上下に動く場合は回すペダリングが出来ていません。
  5. 壁から離れたら、体全体で左右のバランスをは保つようにする。ゆっくりとした重心移動で車体がローラーの真ん中に保つようにする。

 

 最後に
・ローラーの端へ車体が移動しても慌てず、重心移動で真中へ戻す。または壁を支えにする。
ローラー回転中はブレーキをかけないように!!
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京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

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