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ロードホイールのワイドリム化によるメリット・デメリット

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投稿者:mechanic

ロードホイールのワイドリム化によるメリット・デメリット

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ワイドリム2

近年ロードバイクタイヤの幅は主流だった23cから、25cや28cなどの太いタイヤが主流になっています。それに伴い、クリンチャーホイール、チューブラーホイールもワイドリム化が進んでいます。

カンパニョーロ CampagnoloもアルミリムハイエンドモデルのシャマルをSHAMAL ULTRA C17へのモデルチェンジを行い2mmリムの幅を広げました。

SHAMALultra-postFRONT_2017_0

ではなぜタイヤのワイド化に合わせてリムのワイド化が必要なのでしょうか。

 

ワイドリムとは

今までのホイールはリム幅が15c(15mm)であったのに対し、ワイドリムのホイールはリム幅がプラス2mmの17c(17mm)となっています。

ワイドリム2

リム幅15cに25c以上のタイヤをはめるデメリット

・空気抵抗の増加

15cのリムに25cのタイヤをはめた場合、リムよりもタイヤが膨らみ出てしまうために、空気抵抗を受けてしまいます。

ワイドリム3

・タイヤ変形・変化量の増加

ワイドリム1

リム幅よりタイヤ幅の方が幅が広いため、リムにはめるとタイヤが横から押しつぶされたようになり、縦長の楕円形状に変形

ワイドリム4

これにより、特にコーナリング時、タイヤが変形してつぶれてしまいます。変化量が多くなることで熱が発生し、エネルギーが熱となり放出され、エネルギーロスが生じます

また、タイヤがつぶれるように変形することで、グリップ力が低下します。

ワイドリムに25cのタイヤを装着するメリット

ワイドリム5

空気抵抗の軽減

タイヤがリムより出ないため空気抵抗を減少させます。

 

 

タイヤ剛性がUP

タイヤを受け止めるベースが広くなる、チューブラーの場合は接着面が広くなるため、タイヤのよじれが少なりタイヤ剛性が高くなります。

コーナリングでは特に安定性が増し、グリップ力も向上します。

 

ワイドリムのデメリット

ワイドリム化に伴い、数十グラム重量が重くなります。タイヤも太いタイヤ程、重量が増すため合わせると約100gぐらい重たくなってしまいます。

平地ほどエアロ効果の恩恵がないヒルクライムでは重量増のデメリットの方が大きいかもしれません。

当然25cや28c等のワイドタイヤを使わない場合は、15cのホイールを使用した方がいいでしょう。

15cリムのおすすめホイール

Campagnolo(カンパニョーロ)ZONDA ゾンダ

Campagnolo(カンパニョーロ)SCIROCCO 35 シロッコ 35

FULCRUM(フルクラム) RACING3 (レーシング3)



23cのタイヤと25cのタイヤの比較については下記記事もご覧ください。

ロードバイクタイヤ・700x23cと25cどちらが速いのか!?

25cのおすすめタイヤはこちら

Panaracer(パナレーサー) RACE A EVO3 (レースAエボ3) ハイグリップ・ロードバイクタイヤ

 

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mechanic

投稿者情報:mechanic

京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

質問・コメント一覧

  • 2016/06/20 - きじ

    こんにちは。
    いつも参考になる記事ばかりで助かっております。

    さて、当方ロード初心者なのですがホイールの換装を考えております。
    ロングライドがメイン、ミドルクラスのホイールということでゾンダやクアトロ、レーシング5などが候補なのですが友人たちはこぞってゾンダを推します。

    私的には25Cのエンデュアランスタイヤを入れたいのでワイドリムのあるフルクラムかなと思っていたのですが(確かゾンダは17Cがない)ロングライドで疲労軽減、巡航速度アップを目的とした場合は軽量だが23Cを入れたゾンダと25Cを入れた重いフルクラムどちらがよりベターな選択と言えるでしようか?
    今回の記事では15Cのリムに25Cのタイヤはおすすめしていない様ですがゾンダに25Cのタイヤは選択肢として外すべきでしょうか?

    アドバイスいただけるとありがたいです。
    よろしくお願いいたします。

  • 2016/06/21 - mechanic

    お問合せありがとうございます。

    太くして疲労軽減するのと、軽くして速度アップを狙うのとでは、狙いどころが両立しがたいですので、
    どちらかをとるということになると思います。
    軽いホイールに太いタイヤという中庸策も、両者にはないデメリットも生じますので、一概に折衷案ともいえません。
    疲労軽減か速度アップか、どちらかに決めるほうが、決めた目的に対する効果がより期待できるわけですので、よりベターなのではないでしょうか。

    またご検討ください。

  • 2016/06/21 - mechanic

    お問い合わせいただきありがとうございます。またご愛読いただき誠にありがとうございます。

    さてゾンダについてですが、クアトロは使用したことはありませんが、シロッコ35は使用したことがあるため、シロッコ35との比較を書かせていただきます。
    シロッコに比べ、ZONDAは加速性が良く漕ぎ出しがかなり軽いです。スタート時や加速でペダルに力を入れるとすぐに反応してくれます。

    一方シロッコは、漕ぎ出し、加速はもったりとしています。
    巡航時はさほど差を感じませんが、そうなるとシロッコのリムハイトの高さがさほど効果を発揮していないということになるのでしょうか。

    下りのコーナーではゾンダの方が剛性があるため安定感があります。
    アップダウンが多い道を走られることが多いのであれば、漕ぎ出しの軽いゾンダの方が楽に走れると思います。

    私もゾンダで23cと25cを使ったことがありますが、レースで下りを責める、というような使い方でなければゾンダに25cでも問題は全くありません。またエアボリュームの多さからくる25cの、快適性やコーナーでの安定性といった恩恵もしっかり受けることができます。
    15cと25cの組み合わせではタイヤ剛性が落ちてコーナーでは不利とありますが、23cよりはコーナー、下り共に25cの方が安定性があると感じます。

  • 2016/06/22 - きじ

    詳しいアドバイスありがとうございました。
    やはり、疲労軽減と巡航速度アップは両立しないんですね。
    シロッコとゾンダの比較とタイヤの比較、助かりました。
    ゾンダで検討したいと思います。
    ありがとうございました。

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