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【快適サドルへの近道】失敗しないサドルの選び方

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投稿者:mechanic

【快適サドルへの近道】失敗しないサドルの選び方

目次

 サドルの選び方

人によって合うサドル、合わないサドル、色々ありますね。
カッコよさで選んだサドルが全く合わず、激痛を伴ったり
また余った適当なサドルがフィットしたということもないでしょうか。
しかし、いくつかの要素を抑えれば、全く合わないサドルを買ってしまった!
という失敗を減らすことができます。

また、きゅうべえオンラインショップでは、サドルの貸出も行っています。

サドルの幅

サドルの情報を調べた時、サドルの幅が記載されていることが多いと思います。
狭めのものでは130mm程度、広いものでは150mm以上など様々です。
サドルの幅を選ぶ際には、骨盤の”坐骨幅“と”乗車姿勢“が重要になってきます。

◯坐骨幅について

坐骨幅が広い方には広いサドル、狭い方には狭いサドルがフィットしやすいです。
坐骨の幅は、骨盤の大きさからも分かる通り、
男性が狭い傾向にあり、対して女性は広めの傾向があります。

 

↓サドルの幅も男性用は130mm~140mm程度と狭めに、

Arione00_Braided_top_blackyellow_white

↓同じコンセプトのサドルでも、女性用は150mm以上など広めに設定されたサドルが多いです。
ArioneDonna00_Black_top_WB
男女に関わらず、坐骨幅+10mm程度のサドルがフィットしやすいと言われています。

そのため、女性用サドルに男性がフィットするという場合も少なくありません。

坐骨幅は、ダンボールに座るなどして、簡易的に測る方法もあります。
詳しく知りたい場合は、サドルの貸出を行っているショップを訪ねるのも良いでしょう。

 


◯乗車姿勢について

乗車時の前傾の深さも、サドルの幅選びの点では重要です。

前傾が深いライダーには狭いサドルが、
前傾の浅いライダーには幅の広いサドルがフィットしやすいです。

これはサドルにかかる体重の違いによるもので、
▼前傾が深いほど、体重はペダル、ハンドルへと分散され、サドルにかかる体重が減ります。
IMG_6908

▼前傾が浅いほどサドルにどっしりと座ることになり、サドルへの荷重が増えます。
IMG_6906

レース用のサドルは細く硬く、シティライド用のサドルは広く柔らかめに設計されている理由でもあります。

多少坐骨幅より狭いサドルでも、前傾が深ければ使えるという場合もあります。また、深い前傾による圧迫を回避するため、穴や溝のあるサドルも有効です。

IMG_6913

きゅうべえオンラインショップでは、サドルの実質無料貸出も行っています。

 

 

◯サドルの形状

大きく分けてラウンド形状のものと、フラット形状のものがあります。
↓ラウンド形状のものは横から見た時に中央部が凹んでいたり、後部が反り上がったりしています。
Aliante_R1_braided_blackblack_side_w

↓フラット形状のものは横から見た時にほぼ先端から後端にかけて一直線なものを指します。
AntaresR1_Braided_black_blackgummy_side_w_7055

 

自転車に乗っている際、どっしりと座り位置を変えないライダーにはラウンド形状のものが、
頻繁に座る場所を変えるライダーにはフラット形状のサドルが向いているといえます。

 

 

◯レール素材

サドルのレールには、大きく分けて金属カーボンのものがあります。
金属の物はクロモリ、チタン、合金などがあります。
レールの素材は乗り心地重量に寄与します。

金属製レールはカーボン製レールに比べると重量は重いですが、
取り付け時のトルク管理の容易さ、しなりによる乗り心地のよさなどがあります。

カーボン製レールは金属製のレールよりも重量は軽く、強度もありますが、
取り付けの際にはトルクの管理を行う必要がある上、強度を持たせる必要性から
剛性は高く、乗り心地はゴツゴツと悪くなりがちです。

 

 

最後に

サドルにはそれぞれ特徴があり、目的にあったサドルは同じメーカーでもバラバラです。
レースに出たりストイックに乗るのか、ロングライドやシティライドでゆったり乗るのか。
「自分にとって自転車はどういう乗り物なのか?」
を明確にすることで、より快適に楽しく自転車に乗ることができるでしょう。

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投稿者情報:mechanic

京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

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