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ロードバイクタイヤ・700x23cと25cどちらが速いのか!?
25Cのタイヤは23Cより速いのか!?
最近ではにわかに25Cの方がいいということが囁かれています。
いやいや23Cのほうがスッっとしてて絶対早いだろう!
正直なところメーカーさんの陰謀ではないのか!?
そこで自分なりに調べてみることに。
結果から言いますと、来週の今頃は25Cで走っています。
23Cの方が速いという説は、
23Cの方が転がり抵抗が小さいという理由のもとに成り立っていました。
後は、加速性能は体感、客観的にも23Cの方がいいため、
23Cの方が速いと言われてきました。
この転がり抵抗は、タイヤが変形する際に生じエネルギーのロスが殆どです。
ペダルに入れたエネルギーが、タイヤの変形のせいでエネルギーが熱になって逃げてしまう感じ。つまりタイヤの変形が多ければ多いほど、転がり抵抗は大きくなり自転車の進むスピードは遅くなると言う事です。
しかし、
自動車業界の低燃費タイヤやソーラーカー等で培われたデータでは、
タイヤが大きい程変化量が小さくエネルギーロスが少ないことがわかってきました。
自転車のタイヤでも同じではないかと考えられました。
実際、23Cより変化量が小さいため転がり抵抗が小さく
25Cの方が速いことがわかりました。
イメージはこんな感じ↓
23Cは変化が急なのに対し、
25Cの方がゆるやかに穏やかに変化しています。
さらにさらに!
25C方が路面の凹凸を乗り越える性能が高い!
シクロクロスやランドナーに太いタイヤが使われていることからも
分かりますが、
太いタイヤのほうがエアボリュームがあるため、23Cよりも凸凹を物ともせず
突き進みます。
これでコーナリングの安定感も付いてくるとなると、いいことだらけではないか!
デメリットはないのか!?
デメリットといえば、
重量が増えることで加速性は落ちますが、
巡航に入ってしまえば無視できるでしょう。
ちなみに23Cと25Cの重量差は同じモデルであれば、
10~15gです。
数グラムを必死に削る、
ヒルクライマーにはどうでしょうか。
私も自称クライマーなので、23Cの方がいいのかなと思ったりもします。
やはり実際使って見るしかないでしょうね。
早さを追求して25Cに変えてみる。
または、23Cのほうが見た目早そうだし、俺はクイックなのが好きだぜ!
という方は23Cを選ばれるのもありだと思います。
そういった楽しみ方ができるのも自転車の魅力の一つですね♪
※ただ、フレームの形状上、
タイヤが入らない場合もあるので注意してくださいね。
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投稿者情報:mechanic
京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。
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