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自転車から異音がするときは(異音からトラブルを推測する)

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投稿者:mechanic

自転車から異音がするときは(異音からトラブルを推測する)

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BB30

自転車に乗っていると、車体から変な音が聞こえてくることがあります。これらの異音は、自転車からの故障のサインかもしれませんし、耳障りな騒音源でもあります。異音対策はプロショップでも解決に至らないこともある、扱いの難しいトラブルですので、今回は、実際にあった異音トラブルと、その原因を集めてみました。音が止まらない場合は、プロによるチェックを受けられることをお勧めします。

-ペダリング中の異音-編

ペダリング中、何かがこすれる音がする。
原因:靴がクランクにあたっていた・キーホルダーが揺れていた

「そんな馬鹿な…」と思ってしまう原因ですが、意外と多い異音源です。別の人が乗ると異音がなくなり、他のパーツに一切異常がない場合これがあり得ます。

ペダルを踏むたび「ギシギシ」ときしみ音がする。
原因:BB(クランクの軸受け部分)が寿命・シートポストのグリス切れ・ペダルの軸受けが痛んでいた・ヘッドパーツ(フォークの軸受け)が痛んでいた・ステム、ハンドル不良

軸受けが痛んでいるときに起こりやすいです。経験者やプロでも、考えられる原因を一つずつ潰していかないと、なかなか正しい原因にたどりつけない、難しい異音です。ダンシング(立ちこぎ)すると音が止む場合、シートポスト、サドルまわりが怪しいです。

痛んだBB。異音の原因の一つ

痛んだBB。異音の原因の一つ

変速すると、「ジャラジャラ」と音がして変速が決まるまで時間がかかる。
原因:変速ワイヤーが伸びていた・リアエンド(後ろ変速機の取り付け部分)変形・チェーンの寿命・スプロケット(後ろギア)の寿命、固定不良・変速レバーの寿命

リアエンドは、転倒などでリアディレイラーに力がかかると比較的簡単に変形します。急に調子が悪くなった場合や、いくら調整してもうまくいかない場合はこれが原因のことが多いです。また、チェーンは使えば使うほど変速性能が低下し、寿命がきたチェーンを長く使うと、スプロケットも急速に摩耗していきます。

強く踏むと、「ガコッ」と少し空転するように感じる。
原因:チェーン、スプロケット、チェーンリング(前ギア)の寿命

チェーンが寿命を迎えると、他の駆動パーツを巻き込んで摩耗し、最終的にはチェーンがまともに引っ掛からなくなります。これが原因で横転した方もいましたので、必ずプロによる点検を受けてください。

-空走中(ペダリングを止めて走行中)の異音-編

空走中、「シュッ」と擦れる音がする。
原因:ホイールが振れて(変形し、波打って)いた・タイヤが破損し、異常に膨らんでいる箇所があった・ブレーキが調整不良で、シューがリムに当たりっぱなしだった・(ディスクブレーキ限定)ローターが歪んでいた

ホイールは、使っているうちにきれいな真円状ではなくなってきます。こうなると、ブレーキシューが定期的にリムに当たり、擦れた音がします。また、タイヤにこぶ状の膨らみができて、それがフレームに当たっている場合もあります。大変危険な状態なので、すぐにタイヤを交換してください。ディスクブレーキ搭載車の場合、利用するに従ってローターが変形し、音が出ることがあります。設計によっては、この異音は回避できないことがあります。

ブレーキをかけると大きな音がする
原因:ブレーキシューがなくなっていた・シューとリムの相性が悪かった・(ディスクブレーキ)馴染みが出て、性能を発揮できるようになった

シューがなくなると、メタルブレーキと呼ばれる、制動できない大変危険な状態になります。シューは無くなる前に交換しましょう。また、シューやセッティングによってはどうしても音がすることがあります。ディスクブレーキの場合-とくに高級機種の場合-は、ブレーキングを繰り返し、十分に性能が発揮できるようになる(「馴染みが出る」という)と、製品によりますが、大きな音がすることがあります。

空走中、「バキバキ・ピキピキ」と音がする
原因:ハブが破損している・フレームが痛んでいる

比較的危険な異音で、安全に走行できなくなる可能性が高いです。速やかに点検されることをお勧めします。

これらはあくまで一例です。まれにフレーム・フォークが破損して異音が生じていることもありますので、繰り返しになりますが、原因が特定できない場合はプロによる点検をお勧めします。

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投稿者情報:mechanic

京都のサイクルショップ自転車のQBEI(きゅうべえ)が自転車メンテナンス全般に関して綴ったブログ。ネジの締め方からカーボンバイクの扱い、電動DURA-ACEまで、バイシクルメンテナンス・自転車の扱い方を幅広く掲載。

質問・コメント一覧

  • 2016/07/01 - mechanic

    渡邉京介 様

    お問合せありがとうございます。
    カーボンフレームや大径パイプのアルミフレームは、「このあたりから音がしている」ように聞こえても、実は違うところから音が発生して反響しているということがよくあります。
    ベアリングの音かもしれませんし、ヘッドチューブやフォークの亀裂、きしみかもれませんし、
    ハンドルや、もっと後ろの方から音がしている可能性もございます。
    お近くの自転車店に診てもらうことをおすすめいたします。

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