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日本ロングディスタンストライアスロン選手権 佐渡大会参戦

投稿者:山本 良介

日本ロングディスタンストライアスロン選手権 佐渡大会参戦

みなさん、こんにちは。 まだまだ暑い日々が続く9月前半ですがいかがお過ごしでしょうか?? 朝晩の気温は少し下がってきましたが、それでも僕が拠点にしている京都は湿度が高くトレーニングの組み立てには細心の注意を払いながらになっています。 湿度で考えれば陽の落ちてからの夜よりも、太陽の昇り出した早朝の方が明るく涼しいので快適にトレーニングできるのではないでしょうか。

 

9月2日に佐渡で開催されました`日本ロングディスタンストライアスロン選手権`に初参戦しました。 2008年の北京五輪後にオーストラリアでアイアンマン70.3シリーズには参戦した事はあるのですが、その時は息抜きを兼ねて出場したぐらいなので(無謀にもロードバイクで参戦。。。)、本格的なロングディスタンスへのチャレンジとなりました。 流れとしては、5月末まではロンドン五輪選考会に全力で挑みましたが、代表落選。 6月は今後の活動も含めて考える時間が必要でしたので、約一ヶ月の休養。(トレーニングはほとんど無し) 7月の3週間は、五輪代表選手のトレーニングパートナーとして最終合宿に参加。(最終仕上げのトレーニングでスピード練習がメイン) 7月最終週は、代表選手のトレーニングパートナーを努め上げた安堵と疲れから休養。 再度、気持ちを切り替えて8月は佐渡大会に向けて取り組む。

 

という事ですので、初ロングへの準備期間は約1ヶ月間。 そのうち、一週間は函館にて自主合宿、一週間は千歳にてチーム合宿。 トレーニングはバイクとラン中心で、ひたすらベースワーク中心。 トレーニングよりも時間を割いたのが、TTバイクのポジション出しでした。 ショートディスタンスと違い、バイクパートの時間は2時間40~50分ぐらい。 ここを効率が良く、力が発揮できるポジションを出す事に専念しました。 まず課題にしたのが、空気抵抗の低減ポジションとパワーが出力できるポジションのバランスをとること。 どちらかに傾き過ぎても無駄な力を使ってしまうのでどちらも考慮しながらちょうど良いポジションを出す事を目指しました。 バイクフレームは、FELTのB2。 サイズは、540。 まずは、パーツのチョイス。 ●ハンドル、ステム、サドルのチョイスを重要視。 一番重要なハンドルは、SHIMANO PROのミサイルEVO TTバー。 今回、僕が感じた事はハンドルの選択、設定で、ポジションの空気抵抗軽減、ストレスの少ない姿勢保持や、無駄の少ないペダリング、が生み出せるということ。 ですので、ハンドルの高さ、パッドの前後左右位置、パッド~バー先端までの長さ、パッドの前後左右角度、パッドの厚さ、バーの幅、等々に妥協せずに取り組みました。 ロングライドしては、バイクショップに持ち込んで修正。の繰り返し。 体が要求するポジションを一つずつ試していき、理想のポジションに近づけていく。 この辺りの詳細はまた次回紹介させていただくことにしますね。

 

トレーニング内容は、バイクは連日100km前後の乗り込み。 トータルAveは速い時で35km、遅くても31~32kmあたりで走りました。 ランニングは、4’00/km~3’30/kmペースで、45~60分間走を繰り返し。 JOGは60~90分。 レースの想定としては、バイクがAve38~40kmぐらいで105kmを、ランは3’40秒を目安にイメージしてトレーニングしていました。 バイク、ランともにベースはできてきていましたが、スピードが足りないので、バイク時速40kmオーバー、ラン3’30秒ペースになると、余裕が無く、筋力・心肺ともに不安を残したままの仕上がりとなりました。 しかし、自分のトライアスロンへの可能性を確認する事が、ロング初挑戦の第一目標でしたので、不安よりも楽しみの方が勝っていたような気がします。

 

日本ロングディスタンストライアスロン選手権 佐渡大会参戦 日本ロングディスタンストライアスロン選手権 佐渡大会参戦

 

レースは、スイムをトップで上がり、バイクは95km地点まで独走でしたが後続から上がってきた1名にキャッチされて、2名でランへ。ランは3’40~45秒ペースをキープして、2位に約7分差をつけての優勝となりました。 スイムは上げずにペースで泳ぎ、バイクは良いペースに乗せるまでは少し頑張り、バイクに体が馴染み出した20km地点あたりからは余裕を持って巡航走行。 沿道で応援してくれる人達に、常に笑顔で答えれる余裕を持つ事でリラックスしながら走れました。 ジェルの補給は約40分ごとに。 ラン30度以上の気温と高い湿度を考慮して、エイドステーションごとに止まり給水を入念に。 それでも後半は筋力疲労と暑さからバテてしまいましたが、イメージの範囲内でペースを維持してフィニッシュする事ができたと感じています。

 

レース中は、スイム、バイク、ラン、どのパートの時でも様々な事を頭に巡らせながら走っていたかもしれません。 もちろん、‘効率良く’や‘速く走る事’を常に考えていましたが、ふとした時には今までのトライアスロン人生の事や、いろんな事が浮かんでいました。 今までのレース中には無い感覚でした。 苦しいシーンも多々ありましたが、笑顔を絶やさず走る事ができた事は、ショートだけを走っていた時には味わえなかった感覚かもしれません。

 

新たなトライアスロン人生のスタートなのでしょうか。

 

それはまだ自分にも答えがでていません。

 

いつまでも出ないかもしれないけれど、もう少し自分への可能性を追いかけてみたいと思えたレースでした。

 

前置きが長くなり、レース中の話が少なくなってしまいましたが、今回はこのあたりにさせていただきますね。

 

まだ1回しか経験していませんが、レース前・レース中の補給の仕方や、走り方など細かい質問があればどんどんしてくださいね。

 

ではまた次回お会いしましょう~

日本ロングディスタンストライアスロン選手権 佐渡大会優勝

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