HOME / 

トライアスリート山本良介 全力疾走 / 

第40回☆2010シーズン開幕!

投稿者:山本 良介

第40回☆2010シーズン開幕!

Pocket
LINEで送る

みなさん、こんにちは。
3月以来、長い間お休みさせていただいていました。
申し訳ありません。。。
開幕に向けてトレーニングの方も合宿続きの中、ハードワークが多くなり故障があったり思うようにいかない事があり精神的に余裕がなく競技に専念させてもらっていました。

さて少し時間が経ちましたが3月は宮古島と千葉県の館山市で最終合宿をおこない、4月11日にシドニーで開催されたWCSシドニー大会(ワールドチャンピオンシップシリーズ→現在の世界最高峰シリーズ戦です)に出場しました。
宮古島合宿では3種目をつなげた実践練習を取り入れながら、館山合宿ではバイクとランを中心にデュアスロン練習を取り入れながら開幕前の最終調整をおこないました。(バイク、ラン中心とは言え、スイムも1回6000m前後を泳ぎ週に3万m前後は泳ぎますが)
今年は1月から毎月2~3週間の合宿をおこない、計画的にしっかりと練習を積んでこれた事もあり例年と比べても断然良い仕上がりで開幕を迎える事ができました。
ただバイクとランに関しては練習でのタイムは出ているものの、フォームや感覚は「楽に速く」という点では少しズレを感じていました。
開幕直前はそのズレを修正する事に四苦八苦させられました。
フォーム、タイミング、リズム、体幹の細かい使い方等、自分の良いイメージに近づける為にフォーム撮影をして確認して修正しての繰り返しでした。
それでもなかなかバチッとはまってはくれませんでした。
というのも、今年のオフは3種目の底上げをテーマに掲げてトレーニングに取り組みましたが、その中でも特にスイムの向上を中心に取り組んだので体型が絞りきれていなかったという点で、バイクとランに関してはキレや体の使い方でうまくいかない点があったからです。
この3種目のバランスがトライアスロンの難しさでもありおもしろさでもあると僕は感じています。
スイム中心の体型になれば、上半身がガッチリとして体脂肪率の少し多い体型になります。
バイク、ラン中心の体型になれば、細く絞れた体型になってきます。この場合体脂肪率も自然に落ちてきますので、水に浮きにくくなりスイムパフォーマンスに影響しやすくなります。
自分の考えでの理想はバイク、ランの絞れた体型でスイムも泳げるですが、昨年はこの体型で戦いスイムで出遅れる事が多かったので、まずはスイムでしっかりと先頭集団で上がれる実力をつけるがこのオフの最大テーマでした。
第2集団以降でスイムを上がって、展開によっては先頭集団に追いつく事はあります。
しかしそれは確実ではなく、追いつかなかった場合はその時点で優勝争いから脱落している事を意味しています。
現在の男子の世界の流れは、スイムが速くランでもトップラップの選手が揃っているので、先頭集団でバイクをフィニッシュするという事は優勝争いをするという意味では必須条件です。
ですので、スイムで出遅れて展開に恵まれて偶然追いついたでは話にならないと考えています。
他力本願でなく、自分の実力で勝つ確率を上げていく。
これが今のモットーです。当然の事ですが。

さて話がシーズン開幕から少し離れてしまいましたが開幕戦のシドニー大会のお話を。
WCSは昨年から新設されたシリーズ戦で昨年も紹介させていただきましたが、開催地は大都会のみです。
ですので今回のシドニー大会もシドニーの中心地がコースに設定されていました。
メイン会場はシドニー五輪と同じくオペラハウスの真下。
会場に着いてはじめに感じた感想は、「こんなところでレースできんのか~。凄いな~」でした。

トライアスロン WCSシドニー大会の会場

シドニーでのレースは僕にとっては少し思い入れのあるレースでした。
僕は18歳でトライアスロンをはじめたんですが、ジュニアの2年間ほどの活動で自分の実力に見切りをつけて引退しました。
ただオリンピックへの思いは断ち切れていなかったので、やめてから約1年後に開催されたシドニー五輪を単身で現地観戦しに行ったのです。
トライアスロンは2000年のシドニー五輪がオリンピックでは正式採用。
少しでも自分が目指していた舞台を直接観戦しに行き、感動しました。
観戦中は鳥肌が立ちっぱなしで、オリンピックに絶対出たい! 見る側でなく見られる側になりたい! と心の底から思う事ができました。
それがきっかけで競技に復帰する事になったのです。
五輪観戦から10年後になりましたが、その舞台と同じ場所でレースをできる事は僕にとっては重要な事でした。
コースはオリンピックと多少は違いましたが、ベースは同じでバイクとランはアップダウンの続くタフなコース設定。
いつもは女子が先におこなわれ、男子は女子の後にレースというのが基本なのですが、現在のオーストラリアでは地元オーストラリア人が優勝する確率が男子よりも女子の方が高いので、男子が先でメインイベントに女子がおこなわれています。
これもオーディエンスをわかせる工夫の一つなのかもしれませんね。

トライアスロン WCSシドニー大会会場の様子 トライアスロン WCSシドニー大会・スイム

交通規制の関係もあり早朝7時10分にオペラハウス前をスイム会場に世界のトップ選手約50人がレーススタート。
スイムスタートはまずまずの位置をキープでき落ち着いて泳げる。
ブイをアウト側で回ってしまったので少しポジションを下げてしまうが、その後もしっかりと泳ぐ事ができ先頭集団の中盤よりやや後ろで上がる。
今回のスイムでは終止冷静に落ち着いて泳ぐ事ができたことがまずは収穫。
オフの間にしっかりと泳ぎ込む事が出来た為に安定した力強いフォームを身につけることができたのがその要因だと考えています。
力強く安定したフォームを身に付けたことにより、まわりの選手にぶつかられたり引っ張られたりしてもフォームや心拍を崩す事無く泳ぐ事ができました。
まずはオフの課題の重要ポイントをクリア。

トライアスロン WCSシドニー大会・バイク

バイクスタートでは中切れなどで少し焦りましたが、数人の強豪選手と協力してしっかりと先頭集団でレースを進める。
バイクコースはアップダウン、石畳ありのタフなコース。
前半から毎周回ごとに少人数でのアタックがかかる。
その度に集団はスピードの上げ下げ。
3周回目に自分もアメリカ人、オーストラリア人選手と3人で集団から抜け出す。
はじめは他の選手にあわせる感じで様子見がてら抜け出したが、すぐに数十メートルのリードを取る事ができたので本格的に踏んでみる。
アメリカ人選手は小柄ながらバイクが強い選手だと知っていたので協力していけばチャンスありと判断。
しかし風も強めで集団の選手たちもまだまだフレッシュなので半周ほど逃げたところで吸収されてしまう。
やはり前半は早々とはエスケープは決めさせてくれない。
そこからもアタック合戦。
逃げては吸収の繰り返しで中盤まで進む。
中盤を過ぎたあたりでついに2人の逃げが決まる。
2人が優勝候補選手ではないことと、集団も繰り返されたアタックからちょっとした中だるみで決まった感じ。
徐々に差がひろがりはじめたので自分を含めた3人で追撃を試みる。
追撃には集団がしっかりあわせてくる。
それでも3人で協力して前の二人にかなり近付いたが後ろから集団がきてしまいあきらめる。
前の2人もすぐに吸収されるかと思ったが集団は自分たちを吸収した所で安心してしまいペースダウン。
2人の逃げが完全に決まった。
後手に回ってしまったことに反省。。。
これで集団はすっかり落ち着いてしまい、集団内の雰囲気がラン勝負への切り替えモードからさらにまったりペースに。
そうこうしているうちに第2、第3集団にも追いつかれてしまい大集団になってしまう。
結局、逃げた二人は1分以上のアドバンテージを得てランへ。
自分はやや動き過ぎたせいかバイクの後半は脚に疲労を感じ始めていた。
決める時はしっかりと決めないと無駄足を使い疲労をためたままランへ移行となってしまうことを久々の実戦で痛感。

トライアスロン WCSシドニー大会・ラン

ランスタートは集団の中盤でスタート。
スタート後すぐに数百mの上りが続く。
脚に疲労があったがここで前へいかなければと焦ってしまい力んだフォームで走ってしまう。
のぼりきったところで前方まで上がれたが呼吸も脚もいっぱい。焦りからのオーバーペース。
そこから自分のリズムに戻すのに数kmかかってしまい順位もズルズルと下げてしまう。
中盤にようやく立て直したが時すでに遅しで後半に数人をかわすのが精一杯で28位でのフィニッシュでした。

開幕戦を走り終えて良かった点と悪かった点がしっかりと浮き彫りになりました。
オフに取り組んできた事でできた点できなかった点も把握できましたしやる事はまだまだたくさん。
タイプとしてはレースを積んでいって調子を上げていけるタイプですので焦らずに自己分析をしっかりして一つ一つの課題を修正していきたいと思います。

ロンドンまではあと2年ちょっと。
一段一段ステップアップしていきます!

Pocket
LINEで送る

投稿者情報:山本 良介

はんなりと自転車 From 京都 を購読する

Twitterでフォローする

RSSで購読