HOME / 

自転車メンテナンス / 

<自転車メンテナンス> 自転車の種類と用途Part2

投稿者:mechanic

<自転車メンテナンス> 自転車の種類と用途Part2

今回は、オフロード走行向けの車種であるマウンテンバイク、シクロクロスバイクを紹介します。

目次

マウンテンバイク

砂利道から登山道まで、さまざまな未舗装路を走行するために開発された自転車です。フラット系のハンドル、太目のタイヤ、頑丈なフレームを備えています。最近は細分化が進んでいますが、ジャンル分けの基準があいまいなので、メーカーによって表記が異なります。

  • クロスカントリー(XC)
  • XC

    このタイプの車種は、あまり荒れていない未舗装路を高速で走行するのに適した車種です。この車種は登坂能力を重視している為、ポジションは、他のMTBと比べ前傾姿勢で、軽量化のためサスペンションは短めのものがフロントにのみ装備され、さまざまな地形に対応する為フロントはトリプルギアを装備しています。なので、ほかのMTBと比べて、登山道のような道の下りではある程度のテクニックが要求されます。

    また、最近は衝撃吸収用に短いストロークの前後サスペンションを備え、長距離を走るのに適したフルサスXC、もしくはマラソンと呼ばれる車種も登場しています。

    林道ツーリングをされる方、クロスカントリーレースやエンデューロに参加したいと考えられている方におすすめです。また、街乗りにもおすすめです。

  • フリーライド
  • FreeRide

    登山道のような道を下るための車種で、ある程度の登坂能力を持ちます。タイヤを確実に接地させるため、長いストロークの前後サスペンションを備え、下りで制御しやすいように低いサドルと高いハンドル位置で、坂を登れるように低いギア比になっています。また、クランク周りのトラブルを避ける為、フロントはダブルギアで、クランク保護板(バッシュガード)やチェーン落ち防止機構を装着している場合が多いです。ただ、舗装路のような走りやすい道を高速で走るのには向いていません。

    また、下り専用の、モトクロスバイクのような外見のダウンヒルバイクと呼ばれる車種も存在します。

    ダウンヒルコースなどを駆け下りたい方に向いています。

  • オールマウンテン
  • 「なんにでも使えるMTB」を目指した、クロスカントリーとフリーライドの中間に位置する車種です。もともとは競技の名前でしたが、最近は登りも下りもこなせる車種の総称になっています。前後サスペンション装備ですが、重量を抑えるためストロークはそこまで長くありません。また、フロントには登れるようにトリプルギアが装備される場合が多いようです。

    里山トレイルで遊びたい方、どんなMTBが向いているかよくわからないという方に最適です。

  • プレイバイク
  • PlayBike

    公園や河川敷で、トライアルなどの遊びをするための車種で、小さめでかなり頑丈なフレームを持ち、サスペンションを備えていないものもあります。遊びによって必要な車種が異なります。

シクロクロスバイク

CycloCross

「オフロードも走れるロードレーサー」として、競技者の冬季トレーニング用に改良されてきた車種です。700x32c程度のブロックタイヤが装着でき、泥詰まりに強いカンチブレーキを装備しています。比較的丈夫で、太いタイヤを履けるので、街乗り車やツーリング車として利用される方もいます。

シクロクロスの大会に出たい方、ツーリング車がほしい方におすすめです。


次回は、小径車、折り畳み車(街乗り車)、ランドナーなどの旅行車を紹介します。 

シェアをお願いします!

投稿者情報:mechanic

SNSをフォローして新着情報をチェック!