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第85回★山本良介選手とご一緒しました!

投稿者:DJ GALAPA

第85回★山本良介選手とご一緒しました!

みなさんこんにちは!DJがらぱです!

先週金曜日から今週はじめにかけて、レースで遠征ロードのような状態になっています。

今は、九州小倉、高校選抜大会にきています。
高校1年生2年生の年度末最後の大会。
これからの進路について「自転車に乗りたい!」と望んでいる子たちにとっては最大のアピールできるレース。緊張感とプレッシャーと、そして選抜で走るという誇らしい気持ちと。
そんなあれこれがまじりあってとても素敵で熱いレースが続いています。
そしてそして。
この選抜に来る前日、私は大阪でレースのMCをさせていただいていたのですが、それが、今年初めての開催となった「万博ロードレース」。
万博公園の外周道路に特設コースを設定し、実業団とJCF登録選手対象のレースが行われたのです。
そして、そこで!!!

このQBEIブログでもおなじみの、同じ連載のお仲間、「山本良介選手!」が出場していらっしゃいましたー!!!

しかも、途中はガンガン集団を引っ張る素晴らしい走り。
思わず「さすが!」と叫んでしまいました(^^)
ただ、普段トライアスロンをされている山本選手。
ロードレースの集団での走りは「正直、怖かった」そうです。
レース後、初めてちゃんとご挨拶をさせていただきました。
知り合いのチーム所属での出場だったのでこれからいろんなところでお逢いできるかなーと楽しみにしています。
いつも、いろんなメディアで拝見するそのまんまのさわやかでカッコいい方でしたー。
そして、その山本選手がおっしゃっていた集団の怖さ、ですが。
これはレースに出場されたことのある方ならば一度や二度は必ず感じていらっしゃることだと思います。
誰しもころぶのは嫌です。
痛いのは嫌です。
でも、勝ちたい。
前にいきたい。
そうすると他の人を抜かすしかありません。

では、そのときに「安全に」「怖くないように」「楽しめるように」するためにはどうすればよいのでしょうか。
それは、「自分の足で、自分の速さで、相手を追い越す」ということです。
どういうことかといえば、「相手の進路を邪魔しない。後ろの人の進路も邪魔しない」ということ。
どんなに密着して走っていても、うまい人、プロの走る集団はよほどのことが無い限り集団での落車は起こりません。
それはみんながうまい、というよりも、みんなが「まっすぐ走っている」からなのです。
子供のレースでよくある光景なのですが、後ろが気になると、前を走っている子がついつい後ろを走る選手の前へナナメに邪魔するように進路変更してしまう、ということがあります。

気持ちはわかるんですよね。
でも、もし、そんな光景を見かけたら、周りの大人はその子をしっかりと怒ってあげてください。
怒る、というと「なにもそこまで」と思うかもしれません。
でも、転んでしまってからでは遅いのです。
しかも、自分だけでなく相手も転ばせてしまう、あるいはたくさんの人も転ばしてしまうかもしれない、ということをしっかりと教える必要があるのです。
あくまでも自分の脚力で勝負する。
それが大切だと思います。
それはもちろん大人も同じこと。
確かに集団走行で相手を風除けにしたり、先頭交代をしたり、ということは有効な手段です。
でも、それは「まっすぐ走る。ナナメに進路を自由に変更したりしない」という暗黙のルールがあるからこそ成立する手段なのです。
だから、いくら相手が気になっても、相手の進路妨害をするような行為は駄目です。
それはコーナーでふくらんでしまう、などということでもいえること。

コーナーで思った以上にふくらんだりして怖い思いをした経験のある方もいると思いますが、そういう方はその光景を思い出してみてください。
オーバースピードでコーナーに突っ込んでいませんでしたか?
それでもふくらまずに走れる人は「そのスピードで走れるだけのスキルがある」ということで、誰でも「ナムサン!!!」と突っ込んでうまくいくはずがないのです。
しかも集団で走っている場合、イン側の選手がオーバースピードで制御しきれなくなってふくらんだりした場合、その集団すべてをこかしてしまうことだって起こるのです。
これは自分だけの問題ではありません。
大事なことは「自分の曲がれるスピードでコーナーへ進入する」ということ。
そして、少しずつ、自分が出来ることを練習していくうちに余裕が生まれて、「ああ、こうすればもっとスピードを出しても大丈夫、ちゃんと曲がれるな」と思うようになったら徐々にスピードを上げればよいのです。
そうすれば安全に、そして速く、走ることができます。
これから本格的にレースシーズンが始まります。
ワクワクされている方も多いのでは。
でも、まずはレースをずっと楽しむために、安全に走ることが第一。
自分の走りを思い返して、楽しく、安全にレースを楽しんでくださいね!

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